初めまして。

立命館大学3回生、株式会社Next Edge代表取締役CEOの松葉です。


まずはこのプロジェクトに興味をお持ちいただき、またページをご覧いただきありがとうございます。

僕たちは今の子供達が10年後「学んでおいてよかった!」「あのスキルが今になって効いてきてる!!」

思わずそう呟いてくれる世界を夢見て民間学童を運営し日々スタッフとともに一生懸命学童プログラムをブラッシュアップしています。

さて本題に入る前に私たちのミッションについてお話しさせてください。

僕は高校を一度辞めています。1つ目の高校はスポーツをしたかったために強豪と呼ばれる高校へ進学しましたが、様々な試練、挫折がありました。

先輩との関係や、理不尽な指導(あまり詳しくは書けませんが...)、大きな怪我や厳しい練習といったスポーツマンガやドラマにでも出てくるような典型的な”部活”が僕を待ち受けていました。

当然理不尽なことがあっても文句は言えず、言ったとしてもそれは虚しく消えるばかりか”指導”が待っていました。先生は誰一人として助けてはくれない、それでも同学年の仲間たちは頑張っている、そんな空気感からいつしか僕は居心地が悪くなってしまったのでした。

結局、様々なトラブルが重なり僕は学校へほとんど行かなくなり結局「退学」することになりました。

高校進学時は本気で部活のレギュラーを目指し、プロになるという決意を持って進学(ちなみに親との約束で入試上位10%に入らないと進学できないという条件がありました。それをクリアするぐらいには本気でした。)したため、もうここでサッカーの道は終わったんだという深い絶望感に苛まれました。

高校でまともに勉強をしなかったことで高校の内容はほとんどわからず、小さい頃から勉強とスポーツ以外で誇れるものがなかったため、大げさに聞こえますが、これからどう生きていけばよいのか何も見えませんでした。

当時は「本当にサッカーや学校をやめていいのか」「入学時からもっと一生懸命になれたのではないか」「せめて勉強だけはきちんとしておけば」などたくさん後悔と葛藤もあり、親とも喧嘩などというものは超えて互いに言い合うことすらできないほど追い込まれました。(僕の目が死んだ魚の目だったらしい)

「あの時、何か1つでも別の選択肢が選べていたなら」

今でもそう思うことがあります。

幸い転校が決まり、2つ目の高校で良い仲間に出会えたため今こうやって生きて文章をかけています。


それからというものの似たような思いをしている人、もっと状況的に辛い人、ここまでではないけど選べないことで生きづらさを抱えている人、本当にいろんな人と出会いました。

その度に、どこの誰でも言えるような、ネットにでも書いているようなアドバイスしかできない自分に情けなさを感じていました。

そんな思いを抱えたある日、起業という手段で課題解決を目指す仲間と出会い、彼らと切磋琢磨していく中で、僕は幅広く教育に携わりたいと思うようになりました。

(さいっこうな仲間たち:photo by Toru Harada)



冒頭のミッションでは広く選択肢を増やすことを目指しているとお話ししましたが、一体選択肢とはなんだろう、どの時点でそれは選択肢になりうるのだろう

そんなことを昨年の秋からずっと考えてきました。


正直まだこれだという答えは出ていません。


ただ1つ明らかなのは自分の体験から小学校の時に夢中になれたことは、今なお色濃く自分に残っているなと。例えば僕はサッカーを幼稚園からやっており、今でも友達と呼べる人はほとんどがサッカーを通して出会った人たちです。

であれば、小学校年代にどんなものに触れ、何に熱中するかでこの先の人生に大きな影響を与えるのではないかと考えました。

私たち大人は「もっと早くからやっておけばよかった」と思うことや、やったことがないから億劫になることがたくさんあります。大人になってから全く知らない領域にチャレンジすることはかなり勇気と覚悟がいります。(お金も)

そんな最初の一歩を様々な領域で小学生のうちに踏み出しておこう。

そして10年後何かを選択する時に、思い出し青の経験があってよかったなと思ってもらえれば最高だなと思っています。



選択肢が少ないまま追い込まれると逃げ道がなくなり苦しくなることを知っているからです。

例えば、高校時の僕にプログラミングの知識・技術が一通りあり何か開発できるものがあれば人生の選択肢は大きく広がっていただろうし、退学した時に深い絶望を感じることはなかったと思います。


一般的に人生の岐路の1つといえば「就活」です。

今、同い年が就職活動をしている時期なのですが、「自己実現」と「何も持たない自分」の間でみんなすごく揺れています。

(立命館大学自主ゼミ内研究において ランダム抽出大学生300人)

年齢を重ねるとやりたいことをやるスキルがない、学ぶにはもう遅すぎる、現実的に難しい、このような様々な理由から諦めざるを得ない状況に追い込まれてしまっているのがすごく残念です。

学ぶに遅すぎることがないというのが僕の信条ですが、人生の岐路に立ち心理的に追い込まれた人にはそんな言葉は響きません。


(立命館大学自主ゼミ内研究において ランダム抽出大学生300人)

自分の後悔・挫折と自分の周りの人たちの現状が悔しく、手の届く範囲から変えていきたいと思い、Kids Lab.を開設することにしました。

Kids Lab.では大小問わず様々なスキルを学ぶ機会を提供し、学習年代で形成される様々な偏見を取っ払い色んな領域で一歩踏み出した状態を作っていきます。


具体的には、運営スタッフに外国籍の方を全体の半分程度採用したり、週1回様々な領域にチャレンジする機会を作ります。また、「なぜ自分は学んでいるのか」というテーマでキャリアを考えるビジョン講座の開催も予定しています。


小学生は学校で過ごす時間よりも放課後や長期休暇の方が長く、そこでどれだけのモノに触れるかで将来の選択肢が変わってくると考えています。

それならばただ単に預かり、保育を実施するだけでなく有意義な時間にしようという狙いです。

(単位:時間)
(文部科学省告示の小学校学習指導要領等より計算)

学童保育に通わせる家庭の多くは共働きで、お子様が一人になってしまうという理由で利用されています。

共働きであると、保護者からスキル習得の機会を得ることが相対的に難しく、小学生という年齢からも自分から機会を得るということは難しい現状があります。

さらに1つのことに特化したスクールではないため、民間学童の体系を取ることにしました。

(photo by Toru Harada)

①多くが共働き世帯であり、スキル習得の機会を得難い

②習い事の種類が非常に限定的であり、スクールになると1種類のスキルしか得られない

③周りにロールモデルとなる大人が少なく、心理的にも選択肢を狭めている

④多種類の習い事に通わせる金銭的負担や移動時の負担が大きい

Lab.に話を聞きに来たお母様方に話を聞くと、子供達の習い事はスポーツや英語など限られた種類しかなく、能動的に通わせようとした時に保護者が見つけることができる習い事は非常に限定的だとわかりました。

またロールモデルとなる大人が子供のまわいには少ないため、そのスキルを知る機会すらなく「面白い・面白くない」「かっこいい・ダサい」という感情以前の問題になってしまっています。

これらに地域性、普遍的課題を打破するため、日本だけにとどまらず世界各国から講師を採用し様々な機会を与えていきます。


今回のクラウドファンディングでは100万円を目標にAll in方式で行います。

使い道は以下の通りです。


2019年4月より開校し現在大阪府茨木市の賃貸物件にて、スタッフ5名、生徒7名で活動しています。

Kids Lab.はこちら


軸となる3つのプログラム(英会話・プログラミング・学習サポート)ではそれぞれ、フィリピンセブ島などからネイティブ英会話講師を招聘したり、プログラマーのサポートによってカリキュラムが組まれたりしており、生徒も楽しく活動をしています。

約104平米の施設内で快適に過ごすことができるよう、様々な備品が取り揃えられています。


プログラミングや、英会話に取り組む長机

お互いの顔が見えるレイアウトにすることで、楽しくリラックスすることを狙っています。


キッチン周り

お弁当を持ってくる家庭もあるので、保存のための冷蔵庫と、温かいご飯を提供するための電子レンジなどが揃っています。


自習ブース

一人でしっかり集中したいときはこのブース!


療養ベッド

急な熱や風邪などの休憩用です。


今足りないものは、エアコン、壁看板、水道周り、光回線などです...


・2018年より米シアトルのUniversity of Washingtonにて、「ソーシャルビジネス」「アントレプレナーシップ」などについて学ぶ

・帰国後、株式会社Next Edgeを設立し、地域や学習年代についての課題を研究する

・2019年4月より「Kids Lab.茨木水尾校」を運営

・社会起業家のアクセラレーションプログラム「タリキチプロジェクト」に3期生として参加し、「beyond3.0」 などピッチイベントに登壇


代表Twitter:https://twitter.com/Apple_27sr

Next Edgeコーポレートページ:https://www.next-edge.jp

Kids Lab. HP:https://www.kids-lab.net



すでに活動自体は開始しており、現在7名の小学生がプログラムに参加しています。

継続性を持たせるため以下の点にまずは力を注ぎます。

1.小学生との接点作り

2.他企業・行政との連携

3.プログラム内容のブラッシュアップのための人材発掘

4.国が定める民間学童の運営規定を恒常的に満たすためのスタッフの発掘

(このロードマップは予定であり、必ずしも予定通り実施されると限りません。)


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

小学生たちが一人でも多く、1つでも多くの領域に一歩踏み出せるようにご支援をお待ちしています。

また金銭的な応援だけでなく、このページのシェア支援の呼びかけも大きな支えとなります。

ぜひ応援のほどよろしくお願いします!




※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2019/05/13 19:05

    おはこんばんにちは!!松葉です。本日もLab.に子供たちが元気にきてくれたのですが、過去1人数が多くめっちゃ面白いことがたくさん起こりました〜〜〜〜ので1つずつシェアしていきます〜〜まず2年生の拓海くん。いつも人数が少ない木曜日なのですが、今週は家庭訪問等があり月曜日に来てくれました。普段はお...

  • 2019/05/10 17:54

    今日は女の子が多く、ふわふわした雰囲気で活動しました!今日のテーマは「もっと楽しく学校に通うにはどうしたらいい?」でした。宿題をなくす、先生をイケメンだけにする、算数や国語の時間を減らして図工とかにするなどたくさんの意見が出ました笑もうこの時点で女の子らしさ全開ですごく面白いんですが、最終的に...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください