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危険な場所で暮らしている野良猫たちを保護するためのシェルターを作りたい。

現在の支援総額

621,500

20%

目標金額は3,000,000円

支援者数

57

募集終了まで残り

32

危険な場所で暮らしている野良猫たちを保護するためのシェルターを作りたい。

現在の支援総額

621,500

20%達成

あと 32

目標金額3,000,000

支援者数57

自己紹介

 私たちは「はちわれ農園」という名前で、鹿児島県指宿市において保護猫活動に取り組んでいます。
 写真は現在保護している子たちのシェルターの1つの様子です。

 活動実績
  2020年1月 はちわれ農園設立、はちわれ農園(カフェ、雑貨販売店舗)運営
  2022年10月~coworking space necohara(ふれあい施設兼コワーキングスペース)運営
  現在はシェルター3か所で60頭程度を常時保護して里親さんにつなぐ取り組みを実施
 活動体制
  従業員7名、ボランティアスタッフ7名で活動


このプロジェクトで実現したいこと

 今回のプロジェクトは、地域猫としてTNR(Trap Neuter Return:野良猫を捕獲して不妊手術を行い、元の場所に戻す活動のこと)を進めようとしていた現場の猫たちの保護を進めるためのシェルター等の設置、そしてそれに関連する費用を賄うためのご支援をお願いするものです。

 TNRを進めようとしていたのに、なぜシェルターが必要なのか疑問に思われる方もいると思います。
 私はどちらかというとリターンせずに保護してしまう方なのですが、保護スペースには限りがありますし、外でもしっかりごはんがもらえて、安心して眠る場所があるのなら、TNRや地域猫活動という選択も有りだし、むしろ野良猫が飽和状態に多い現況ではそうせざるをえないと思っています。

 では、どうして今回保護を進めるのかというと、3月下旬、対象の現場で猫たちの餌に毒物を混入される事件が起こったためです。
 餌をあげるために毎日通っていた方が気づいた時には10頭以上が血を吐いたり口を腫らしたりして亡くなっていました。

 私の手元には被害に遭った猫の写真があります。被害の様子を伝えるために写真を掲載しようかとも思ったのですが、やはり遺体を見ることを望まない方もいらっしゃると思い、載せないこととしました。ですが、説明だけさせてください。

 写真には生後数か月の子猫が段ボールの中で亡くなった様子が映っています。
 段ボールはこの子が気に入っていつも寝ていた場所です。体調の異変を感じながらもいつもの寝床になんとかたどり着いて、その安心できる場所で苦しみながら血を吐いてひとり死んでいったかと思うと、想像しただけでも涙が出ます。
 寒い冬を頑張ってやっと乗り越えたところだったのに。
 助けてあげられなかったことが本当に悔やまれます。

 警察に届けて、現在現場は日々巡回をしてもらっていますが、誰でも立ち入れる場所であり、24時間の監視体制を敷くこともできない状況ではまた同じことが繰り返される可能性があります。この場所で地域猫活動をすることは無理だろうと判断し、残っている15~20頭程度の全頭を保護することを決めました。

 うちの現行の施設も60頭程度保護できるキャパシティはありますが、常にいっぱいで順番待ちの予約も出ている状況のため、早急にこの子たちを保護するためのシェルターを用意する必要があり、本プロジェクトを立ち上げました。

※現場の所在については、現時点で明確にすると新たな問題が起こる可能性もあるため、残っている猫たちを保護できてから明確にいたします。


プロジェクト立ち上げの背景

 近年、猫の保護活動はメディア等でも取り上げられる機会が増え、特に都市部においてはさまざまな活動が展開され、認知や関心も高まっています。
 しかしながら私たちが活動している鹿児島県指宿市のような地方においては、野良猫どころか飼い猫に対する意識もなかなかアップデートされていないのが現状です。

 特に高齢の方に多いのですが、飼い猫を室内外自由に出入りさせるのはごく普通です。多くは不妊手術を受けていますが、中には不妊手術も受けさせず、生まれた子猫を山に捨てたり、そのまま自宅でどんどん増えて多頭飼育崩壊状態になったり、さらにはそこから外に出て行った子が野良猫になる野良猫の発生源のような家もあります。

 最近では、高齢者が施設に入ったり、入院したり、亡くなったりしたときに飼い猫をそのまま外に出して野良猫化させてしまうケースも多く出てきており、これは今後ますます増えてくる可能性があります。

 このような状況なので、市内のあちこちで猫を見かけますし、公園や港など、野良猫たちの住むスポットがいくつもあります。
 その一方で、地域猫やTNRといった概念はあまり育っておらず、どのスポットも餌やりだけが先行しているため、ますます野良猫を増やす結果となっています。まれに個人ボランティアが少しずつ不妊手術を進めているケースもありますが、猫の数に対する資金や労働力の不足から、繁殖スピードに全く追い付かず焼け石に水の状態です。

 昨年、指宿市がどうぶつ基金の登録行政となりました。これを受けて、ある現場で個人的にボランティアをしていた人から「TNRを進めて地域猫としてしっかり管理をしたい」と私たちに相談がありました。
 指宿市においては、このような猫のいる場所は多いものの、地域猫の定義に基づいて、全頭不妊手術をして餌やトイレの管理を適切に行えている場所は今のところありません。
 今後野良猫の数を減らしていくにあたって、TNR・地域猫活動抜きでは成し得ないと私自身も思っていましたし、モデルケースができたら他の場所にも取り組みやすくなるのではないかと考え、一緒に検討していくこととなりました。
 利用者や周辺住民の理解を得るためにどこから手をつけたものか悩ましい案件でしたが、ひとまず猫たちに餌をあげる場所の地権者の方には理解をいただき、行政にも相談をしながら少しづつ動き出した矢先、今回の事件が起こりました。

 増えすぎた野良猫は近隣の住民にさまざまな被害をもたらします。
 地方の行政は野良猫の課題をそれほど重視していませんが、そのような小さい被害が積み重なった結果、猫への悪感情が増し、今回のような犯行に及んでしまう可能性もあります。

 実際に、私たちが支援に入った多頭飼育崩壊現場の隣人は「私ももともと猫は好きだったんだけどね…」と話していましたが、庭には水を入れたペットボトルがずらりと並び、犬走りには猫除けのトゲトゲが敷かれていました。
 また、野良猫が多い地域に住んでいた人が「最近猫を見なくなったな」と思っていたら、近所の住人が毒餌を置いていたという事例も耳にしました。

 私たちは猫を救いたいという想いで活動をしていますが、同じ場所に暮らす人間の生活を守るという観点から見ても、野良猫の課題は解決すべき社会課題であると思っています。


現在の準備状況

 現在猫たちが暮らしている場所は、いつまた同じことが起こるともしれず猫たちにとって危険な場所であるため、仮住まいとして倉庫にケージを置き、捕獲と不妊手術を進めています。ただ、倉庫には空調が無く、断熱もされていないため、本格的に熱くなる前にシェルターへの引っ越しを目指したいところです。

 保護については既に開始しており、成猫7頭、子猫6頭を保護済みです。成猫のうち6頭は不妊手術を終えて、1頭は授乳中であったため、子猫たちが離乳次第手術予定です。


リターンについて

・2,000円 はちわれ農園で利用できる500円分の商品券

・3,500円 はちわれ農園で利用できる1,000円分の商品券
・5,000円 はちわれ農園ロゴ入Tシャツ またはエコバッグ またははちわれ農園で利用できる1,500円分の商品券
・6,000円 マンゴー(アーウィン約450~500g)
・10,000円 はちわれ農園ロゴ入Tシャツ&エコバッグ またはマンゴー(アーウィン約800g) またははちわれ農園で利用できる3,000円分の商品券
・30,000円 はちわれ農園ロゴ入Tシャツ&マンゴー(アーウィン約2kg) またはマンゴー(アーウィン約2.5kg)
・50,000円 はちわれ農園ロゴ入Tシャツ&マンゴー(アーウィン約3kg) またはマンゴー(アーウィン約2kg×2回)
・100,000円 はちわれ農園ロゴ入Tシャツ&エコバッグ&マンゴー(アーウィン約3kg×2回)またはマンゴー(アーウィン約2.5kg×3回)
・300,000円 はちわれ農園ロゴ入Tシャツ&エコバッグ&マンゴー(品種混合約2.5kg×3回) またはマンゴー(品種混合約3kg×3回)

 ※8月頃発送予定です。(品種混合のマンゴーは7~9月)
 ※商品券は通販ではご利用いただけません。
 ※マンゴーは軽い傷や色むらなどのある家庭用です。


スケジュール

 4月中旬 クラウドファンディング開始
      物件選定
      並行して保護・不妊手術開始
 5月上旬 シェルター内装工事開始
 7月上旬 シェルター内装工事完了
      猫移動完了
 8月頃  リターン発送


最後に

 私たちは不幸な猫が1頭でも減るようにとの想いで活動を続けています。
 できる限り自己資金での活動継続を目指し、いろいろな事業にも取り組んでいますが、現状維持の活動だけでも赤字になってしまうのが実情で、シェルター設置などの大きい費用の確保までなかなか至りません。
 本来であれば、もう少し計画を詰め、自己資金もある程度確保したうえで取り組みたかったところではあるのですが、今回は多くの猫の命がかかっている事態でもあり、緊急に取り組む必要があったことから、十分に練られた計画ではありませんが、ご支援をお願いさせていただきました。
 設置するシェルターにおいては、今回保護する子だけではなく、今後多くの猫たちを保護できることを見込んでいます。
 さらなる活動推進のため、ご理解とご支援をいただけましたら幸いです。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 保護猫活動の様子をインスタグラムに投稿しています。
 良ければぜひご覧ください。
 写真ははちわれ農園の看板猫の“かさご”です。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

  • 保護猫初期医療費(不妊手術、ワクチン、ウイルス検査その他治療等)

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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  • これまでに保護できた成猫たちです。もう一頭白黒の子がいますが、風邪がひどいのにあまりにも臆病すぎてお薬を飲んでくれなかったため、一時餌やりさん宅で預かってもらっています。懐っこくてとっても可愛い茶トラが2頭います。おとなしくて穏やかな黒猫の男の子も2頭います。構って欲しくてぐいぐい甘えてくるサビちゃんと三毛ちゃんもいます。懐っこいけどマイペースでちょっぴり気まぐれな長毛ふわふわちゃんも2頭います。子猫たちのママの三毛ちゃんもとっても甘えん坊です。みんなとても可愛いので、はやく人に会える環境を整えてあげたいです。みんなに良いご縁がありますように。残り何頭か、ぱっと見た感じ成猫だけで10頭以上はいる気がします。子猫もまだいるかもしれないですし… もっと見る
  • 成猫 9頭子猫 6頭子猫は6頭中5頭にトライアルの予約が入りました。 もっと見る

コメント

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  1. 2025/04/22 10:32

    我が家にも保護猫10匹います😊微力ですがネコちゃん達にもよろしくです✨🥰


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