プロジェクトの実行者について
「見え」への支援を必要とする視覚障がい者の移動を支援するガイドヘルパーという職業があります。彼らの生活や活動をより快適にすることを使命として、NPO法人kanきち会は、今年、設立25周年を迎えます。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、盲導犬が安心して宿泊できる簡易宿泊所を提供することを目指しています。
特に、2027年に宮崎県で開催される「国スポ-障スポ」に参加するアスリートたちが快適に過ごせる場所を提供したいと考えています。
盲導犬とそのユーザーが、共に安心して泊まれる宿泊施設を増やすことで、彼らの移動の自由をサポートし、人生のひとときを心から楽しんでいただける環境を整えたいと考えています。
プロジェクト立ち上げの背景
2025年2月、盲導犬ユーザーが宿泊ホテルを探しましたが、「犬は、お断りさせていただいております。」と、8軒断られました。合理的配慮や介助犬の意味と役割の理解は、どこにあるのでしょうか。
「国スポ-障スポ」開催が決定したことにより、全国各地から多くのアスリートや関係者が、宮崎県に集まることが見込まれています。しかし、視覚障がい者が盲導犬と共に宿泊できる施設は非常に限られています。大会を思う存分楽しんでいただくためにも、彼らが安心して泊まれる宿泊施設の必要性を痛感しました。
このプロジェクトは、彼らのニーズに応えるため、そして社会の理解を深めるための一歩として立ち上げました。
これまでの活動と準備状況
実は、1年前から候補地選定に取り掛かっています。相談先の不動産屋もあきれるほど、粘って選定していました。ふと、目に留まった里山と夜景。老朽家屋と馬小屋があるけれど、広い敷地。”ここだ”、胸がわくわくしました。無人で、竹林が家屋に腕組みをしています。どうにか、持ち主を探してもらって、取得交渉にこぎつけました。
私たち、ガイドヘルパーは、視覚障がい者の方々と歩んできました。みなさんが買い物に行くように、一緒にお店に行き、商品を手に取り値段や賞味期限を読んで、選択してもらいます。陳列棚に新商品があっても、声に出さないとその存在は知り得ない、そんな困り事をサポートしています。
今回のプロジェクトを進めるにあたり、視覚障がい者に限らず、遠方まで行けない方の宿泊の選択肢として候補地を選定してきました。今回は、盲導犬とそのユーザーが宿泊できる空間を準備していきます。
リターンについて
①かわいらしい盲導犬柄のファイルやメモ帳、Tシャツを準備しました。
②コツコツ、君の夢もかなえるよう、貯金箱を準備しました。
組み立て式なので、カラフルにも、古風にも楽しめます。苦手な方は、
組み立ててリターンいたします。
③応援の気持ちいっぱいの高額ご支援も承ります。
スケジュール
2025年3月中旬 計画地取得にて、設計業者と打合せ開始
3月〜4月 老朽家屋の解体、整地、整備、設計図の確定、建設業者と打合せ
4月後半~ 改修工事スタート予定、運営についての学習や手続き
5月 建設工事中
6月上旬 クラウドファンディング終了
7月 リターン発送
7月末~ 宿泊所完成予定 (令和7年3月時点の見込みです)
最後に
視覚障がい者とその盲導犬が、何の不安もなく旅行を楽しめる社会を築くことは、私たち全員の使命です。
このプロジェクトを通して、彼らが安心して滞在できる施設を提供することで、少しでもその実現に近づければと願っています。
場所は、宮崎県都城市。高速道路や医師会病院も5分以内。大淀川に沿った静かな里の町です。「国スポ-障スポ」の開閉会式会場まで車で約15分です。温泉も5分以内です。
皆様のご理解とご支援が、とても必要です。一緒に、この大切な一歩を踏み出しましょう。
ともに、より良い未来を築いていけるよう、よろしくお願いいたします。
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