私たちは、秋田の集落が寄り添って活動している法人です!
私達の法人が発足するきっかけは、平成23年に秋田県の集落活性化策の一つとして、地域資源とそこで暮らす高齢者の経験や技を活用して生きがいづくりにつなげる取組である「GB(じっちゃん・ばっちゃん)ビジネス推進事業」が創設され、共通の地域資源である山菜の共同出荷をメインとした取組が、県内各地に拡大していったことにあります。 その中で、この取組を将来にわたって展開していくためには、自立した組織運営が必要であるという機運のもと、平成29年11月、県内で山菜等の共同出荷に取り組む10の自治会により法人を設立しました。この当時、市町村の枠を超えた自治組織の連携での法人化は非常に珍しく注目を浴びました。
以降、秋田県の協力を得ながら継続的な取組の中で構成地域を増やし、現在は県内 15 地域の連携により、共同出荷だけではなく、集落同士や若者との交流、大学講義の受託等の社会的活動まで、幅広い取組を展開しています。
当法人の取組は、山菜等の共同出荷による地域資源価値の再発見とともに、地域住民のモチベーションの向上につながっているほか、高齢者が一定の役割を果たしながら地域社会と関わり続ける機会の創出は、高齢者福祉の増進にも寄与しています。
三ツ方森集落の猪股さんご夫妻
私達の法人を構成している地域は、それぞれが持つ資源の活用に取り組んでいますが、今回の舞台となる「三ツ方森集落」は、当法人設立時から参画している集落の一つであり、構成地域の中で最も人口が少ない集落でもあります。
現在の住民は、たった4名です。
しかし、一度訪れたら忘れられない景色、空間、そして何よりも迎えてくれる住民の温かさが、みんなを虜にしている唯一無二の集落でもあるのです。
一番ちっちゃな集落で行う山焼きとは? 
2022年の山焼きの様子(動画)
山焼きを行うためには、当日の作業スタッフの確保はもちろんのこと、草の下刈り、各種手続きなどの事前準備がたくさんあります。
また、当日の作業も人数が確保できればよい訳ではなく、山をいくつかに分けて焼いていくため、その順番やそれぞれの防火帯の作り方、火を放つ場所など、これまでの経験や熟練の技術に基づき指示できる人材や綿密な協力体制がないと実施することはできません。
山焼き(秋田県あきた元気ムラ応援サイト)
このような山焼きを住民たった4名の集落で続けていくために、これまでも近隣集落、行政、学生などから、たくさんの協力をいただいてきました。
これからは、近くの方だけではなく、もっともっと広い範囲の方に、この集落と活動を知っていただき、様々な形で応援してくださる仲間の輪を大きくしていきたいと考えています。
もっと知ってほしいです!「三ツ方森集落」のことを!
改めて、今回の山焼きの舞台となる秋田県由利本荘市の三ツ方森(みつかたもり)集落のご紹介をします。
この集落は、江戸時代、本荘藩、矢島藩、亀田藩の境界にあるため藩境の監視を任されていました。
集落内の見張り台だった場所は標高311mにあり、三方を見渡せることから「三ツ方森」と名付けられたとの説があります。そのためか、集落の住民は名字帯刀を許され、みな「猪股姓」です。
山焼きを行う山は標高約250mで、この頂上部分にある三ツ方森集会所は絶好のビューポイントで、山焼きの休憩場所としても活用します。辺りには、雄大な鳥海山や仁賀保高原の風力発電が見えます。秋は一面にススキ野原が広がり、早朝の雲海も見事です。リンク「秋田県あきた元気ムラ応援サイト」集落情報
山焼きした黒い大地から生える山菜わらび そんな中、「三ツ方森の山焼き」は、300年の伝統を誇り、春の風物詩となっています。山焼きの2週間後にはわらびが生えてきて、多くの人が三ツ方森を訪れ、山菜採りを楽しんでいます。
わらびの根っこ掘りを大学生がお手伝い また、三ツ方森では、昔、わらびの「根っこ」から抽出される「わらび粉」で「根花餅(わらび餅)」を作っていました。2010年からは、集落としてわらび粉づくりに取り組んでおり、京都の和菓子の原材料を取り扱う企業からアドバイスを受けながら商品として扱えるまでになっています。
このような取組を続ける中で、様々な地域が三ツ方森を訪れ交流するようになり、集落の活気につながっていますが、2010年当時13名だった住民の数は、現在4名となりました。素晴らしい取組と、何よりもこの集落をこれからも守っていくために、もっともっと皆さんに応援していただけたらと思っています。
こんな感じで準備を進めています!
・〜2月 山焼きの範囲決め、スタッフの調整及び打合せ
・〜3月 消防関係手続
それ以降、スタッフ打合せ(山焼きの手順、事前準備の確認、役割分担等)及び下草刈り等
リターンには、三ツ方森集落と秋田の集落の魅力をいっぱい詰め込んでいます!
例えば・・・
◎山焼きの画像・映像が入ったお礼状
◎あきた元気ムラを応援する学生がデザインしたオリジナル手ぬぐい・ポストカードのセット
もちろん山の恵みの山菜も採れたてをお送りします。おいしい食べ方のレシピ付き!
◎山菜わらび、山菜ミズ、秋田の山菜は格別ですよ。
お届け時期は遅くなりますが、野菜やきのこもお薦めです!
◎採れたて新鮮野菜、原木なめこ&お任せキノコセット
秋田の保存食「凍み大根」や山菜の水煮・惣菜、いぶりがっこといった手作り加工品
◎凍み大根、山菜煮物・水煮、いぶりがっこ、ばっけ味噌 ちょっとずつ山菜もお付けします!
食べ物だけではありません。木工品もありますよ!
◎小物かけ(掛け杉くん)、コースター、日常に安らぎを!
いっぱい食べたい!あれもこれも・・・という方のためにセットもたくさん!
◎水煮・惣菜がいっぱいのセット、漬物がいっぱいのセット、木工品がいっぱいのセット・・・
やっぱり三ツ方森集落に行ってみたい!方には
◎三ツ方森集落半日満喫コースもあります。日程・内容はご相談可能です!
また、秋田のいろんな集落の活動に触れたい方には
◎秋田の集落活動に関する講演コースも設定しました。
山焼きや三ツ方森集落の年間スポンサーコースもあります。
◎山焼きスポンサー、三ツ方森年間スポンサーでの支援も可能です。
ぜひお好みの形で応援お願いします!
スケジュール
3月 許可申請(消防署等)
3月下旬 クラウドファンディング終了
4月上旬 スタッフ会議
4月中旬 草の下刈り
4月29日 山焼き(順延の場合、5月5日までに実施)
5月以降 リターン発送
最後に・・・
秋田の田舎の小さな小さな三ツ方森集落
ここには何もないというけれど・・・
ここを訪れた方は全員、また来たい!
そう言って帰ります。
全ての人が帰りたくなる魅力な場所「三ツ方森集落」
この集落の営みと、笑い声があふれる時間が、これからもずっとずっと続いていくよう、あなたの応援をお待ちしています!
最新の活動報告
もっと見る【応援メッセージ】みんなのさいわい代表 三宅 達夫 様
2025/03/26 09:46NPO法人あきた元気ムラGBビジネスさんを応援しています。 「たった4人で守り続けている山焼き」ってなんだろうなあと思いました。 先日、東京・新宿の高島屋さんで行われた産直野菜の販売会にお邪魔しました。購入したセリをいただいた後、根のところから水耕栽培にして、2回ほど出てきた葉っぱを美味しくいただきました。 美味しいものいっぱいのあきたを応援しています。 よろしくお願い申し上げます。 みんなのさいわい代表 三宅達夫 たっちゃん。 もっと見る学生サークルの皆さんから応援メッセージ
2025/03/11 07:00三ツ方森のわらびから作るわらび餅は絶品です、!これからも集落の活動を維持できるよう、応援しております。(サークル代表Kさん) もっと見る学生サークルの皆さんから応援メッセージ
2025/03/11 01:38サークルでお世話になっています。卒業後も活動に参加できれば嬉しいです。今後もよろしくお願いします。 大学4年Fくん もっと見る
そもそもこれ4/29の予定日に見に行くことは可能なのでしょうか そのプランあれば是非入れたいのでウsが
いつもサークルでお世話になっています。 クラファンを通して、三ツ方森の魅力をより多くの人に知ってもらうことができたらと思います! 応援しています!