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【農業革命】農業を子どもたちの習い事に!香川高専生が考える食の未来

香川高専の学生が挑む、子どもたちの農業体験を軸とした、地域活性と食育を目指す香川県丸亀市が舞台の循環型プロジェクト。会員登録した子どもたちは、地元農家で継続的に体験に参加し食育を学びます。地域全体を巻き込み、持続可能な未来を育む仕組みです。

現在の支援総額

228,000

38%

目標金額は600,000円

支援者数

26

募集終了まで残り

8

【農業革命】農業を子どもたちの習い事に!香川高専生が考える食の未来

現在の支援総額

228,000

38%達成

あと 8

目標金額600,000

支援者数26

香川高専の学生が挑む、子どもたちの農業体験を軸とした、地域活性と食育を目指す香川県丸亀市が舞台の循環型プロジェクト。会員登録した子どもたちは、地元農家で継続的に体験に参加し食育を学びます。地域全体を巻き込み、持続可能な未来を育む仕組みです。

  • 概要 

    「まるはたプロジェクト」それは、農業を通じた学びの場を子どもたちに提供する体験型プログラムです。  

    収穫体験だけではなく、土づくりから収穫後の片付けまで、年間を通じて農作業を実践し、 食や農業の大切さを学びます。その過程で、仲間や農家さんとの交流を深めることで、コミュニケーション能力責任感が育まれ、地域の食文化への理解も深まります。さらに、独自の地域通貨を導入し、収穫した作物を使った飲食店などで利用できる仕組みを取り入れることで、農業の楽しさと食のつながりを実感できるようにしています。  

  • 自己紹介 
  • 私たちは、香川高等専門学校高松キャンパスの1年生から4年生までの学生で構成される「チームまるはた」です。高専では、学生の起業を支援する教育が積極的に行われています。

    私たちは、その一環として、課外活動「学生起業支援プロジェクト」に参加し、起業に必要な思考方法やビジネスモデルを学んでいます。また、地域で活動するさまざまな分野の活動家の方々から課題や悩みを伺い、解決策を考え、ビジネスプランを立案する取り組みを行っています。

    そうした活動の中で、私たちは子どもたちの学校教育と農業が抱える問題に焦点を当てたビジネスプランを考案しました。そして、その解決策を実践し、香川の農業の活性化と子どもたちの食への価値観の変革を目指して、クラウドファンディングを開始しました。

  •  

  • プロジェクト発足の背景

私たちが毎日当たり前のように口にしている食事。その食材がどこから、どのようにして食卓に届くのかを知らない子どもたちが多いと感じます。

スーパーに並んだ野菜や食卓に並んだ料理。その裏側には、太陽の下で汗を流し、愛情を込めて作物を育てる農家の方々の存在があります。しかし、現代社会では、食卓と農地の距離が遠くなり、「食」の背景にある物語が見えにくくなっています。

小学校などで食育の授業も行われていますが、調理や食べることに重点が置かれ、食材がどのように作られ、「私たちの食卓に届くまでにはどんな過程があるのか?」 について身をもって学ぶ機会はまだまだ少ないのが現状です。かつては、田畑が私たちの生活の一部として当たり前に存在し、農業は身近なものでした。種をまく・育てる・収穫するといった過程を通じて、その喜びや苦労を自然と肌で感じることができたのです。

しかし今、子どもたちはその機会を失い、食べ物の大切さや、食を支える人々の苦労を実感することが難しくなっています。この状況を変えるべく私たち「まるはた」は、子どもたちが農業体験を通して「食」と深く関わることのできる習い事を始めます。

プロジェクトで実現したいこと

「食文化を次世代に継承し、一次産業を担い、食文化を守る社会。」これがまるはたの理念です。 
プロジェクト(習い事)を通し、子どもたちには以下のことを学び、感じてもらいたいと考えています。
1. 食べ物が作られる過程を五感で体験し、その苦労と喜びを知る。
2. 土に触れ、自然と触れ合う中で、生命の尊さを感じる。
3. 生産者の方々との交流を通して、感謝の気持ちを育む。
4. 地元の食材の美味しさや、食文化の魅力を再発見する。

「まるはた」は、単なる「収穫体験の提供」ではありません。「過程を学び、食の尊さ、人との繋がり、自然の恵みに感謝する心を育む」、そんな機会を提供します。子どもたちが「食」に対する意識を変え、未来の食文化を担う人材へと成長していくようサポートします。 


  • プロジェクト名

プロジェクト名、「まるはた」。それは、丸亀市の豊かな大地への感謝、そして未来を担う子どもたちへの希望を込めた言葉です。

「まるはた」は、「まるがめ の はたけ」から生まれました。このプロジェクトの舞台は、まさに丸亀の畑そのもの。「太陽の光を浴びて緑が輝く、この土地ならではの恵みを、子どもたちに全身で感じてほしい。」そんな願いが込められています。

そして、「まるごと はたけ いただきます。」という想いも込められています。畑は、単に作物を育てる場所ではありません。土のぬくもり水の流れ風の匂いそこに込められた農家の方々の愛情。畑全体をまるごと体験し、五感で感じ、食への感謝の気持ちを育んでほしいと考えています。

「まるはた」には「丸亀の畑で育まれた食材の豊かさを、まるごと子どもたちに届けたい、未来を育む種をまきたい」、そんな熱い想いが込められています。

プロジェクトの概要

スイミングスクールや英会話教室のように、週末は土に触れ、種をまき、作物を育てる。まるはたは、新しい体験を提供する、農業を軸とした学びの場です。

単なる収穫体験ではありません。土づくりから始まり、種まき水やり丹精込めた管理そして収穫後片付け次の準備まで。作物が食卓に並ぶまでの一連の過程を、年間を通して体験することができます。農家の方々が日々どのように努力し、どんな苦労を重ねているのか。それを肌で感じることで、子どもたちは食の尊さを知ります。

仲間と協力し農家の方々と交流する中で、コミュニケーション能力を育みます。自分の手で育てた作物を収穫する喜びは、責任感と達成感を育み、五感を刺激し、自然との繋がりを感じさせてくれるでしょう。豊かな自然の中で作物を育てることは、地元の食文化への理解に繋がるのです。

まるはたのもう一つの特徴は、独自の地域通貨の導入です。子どもたちは、活動に参加することで独自通貨を獲得できます。この独自通貨は、収穫した作物を使った飲食店や、他の提携の農家さんで使用することができ、自分の手で育てた作物が美味しい料理に変わる喜びを体験できます。

独自通貨イメージ

プロジェクトのスキーム

「まるはた」は、子どもたちの農業体験を軸として、地域活性化と食育を両立させる、持続可能な循環型プロジェクトです。そのスキームは、地域全体を巻き込んで未来を育む革新的な構造を持っています。

1. 体験を提供する生産者さんは、「まるはた」に登録することで、子どもたちに農業体験を提供する機会を得ることができます。 

2.参加者である子どもたちは、「まるはた」公式サイトを通じて会員登録を行い、地元の生産者さんのもとで農業体験に参加します。体験終了後には、独自の地域通貨がもらえます。 

3.貯めた独自通貨を使って、提携先の飲食店での食事をしたり、提携先の農家さんの野菜と交換できます。

4.「まるはた」は、子どもたちへの指導料と企画の運営費を生産者さんに支払うことで、生産者さんの安定的な収入をサポートします。さらに、生産者さんは市場に出せない規格外の食材を提携飲食店に販売する提携飲食店専用のECサイトを開設し、生産者さんの収入をサポートします。

 このプロジェクトを支えるのが、協賛企業です。「まるはた」の理念に共感した企業から協賛金を募り、その資金を運営費や生産者さんへの支援に充当します。協賛企業は、「まるはた」のウェブサイトや独自通貨に広告掲載することで、地域貢献活動をアピールし、企業イメージ向上につなげることができます。

ビジネスモデル(左:農業体験 右:独自通貨の利用)

各所のメリット

参加者(子ども・保護者)

1. 子どもの成長を実感:
  作物を育てる責任感と収穫の達成感を体験させ、豊かな人間形成をサポート。
2. 実践的な学び:
  農業体験を通じて課題解決能力や思考力を養い、将来に役立つスキルを育成。
  身についたスキルは、将来農業に従事しなくても社会で活かせる力に。
3. 未来への視野を広げる:
  環境保全や食糧生産の重要性を学び、将来の夢を創造的に考えるきっかけを提供。
4. 食への感謝の心を育む:
  食材がどのように作られるかを学ぶことで、食べ物を大切にする心を育む。

生産者さん

1. ブランド力向上:
  農業体験を通じてファンを増やし、農園や作物のブランドイメージを向上。
2. 次世代の育成:
  農業の楽しさや魅力を伝えることで、将来の農業を担う人材を育成。
3. 新たなネットワーク構築:
  農業体験参加者や協力飲食店との関係を構築し、販路拡大や情報交換につなげる。
4. 安定収入の確保:
  農閑期にも農業体験の提供により安定収入を確保し、経営の安定化を図る。

飲食店

1. 地産地消の推進:
  地元生産の新鮮な食材を活用し、地産地消の取り組みをアピール。
2. 食材コスト削減:
  規格外食材などを安価に入手し、食材コストを削減。
3. 地域との連携強化:
  地元の農家との連携を強化し、地域貢献型の飲食店としてブランドイメージを向上。
4.集客力向上:
  地元食材を使った料理や、農業体験と連携した企画などで集客力を向上。

農業がどのように発展するか

 本プロジェクトによって農業が以下のように発展すると考えています。  

1. 地元の農業に触れるきっかけが生まれ、地域社会の一体化が高まる。また、地域での害虫・病害対策の面でも農業に良い効果を与える。  

2. 地域の農作物の消費を促すことで地域経済の発展が期待できる。  農作物の消費が増えれば農家の収入が向上し、地域特産品のブランド化や観光資源の活用につながる。(消費が増えることで農作物の魅力が広く伝わるため)  

3. 農業への関心を高めることができる。 一連の作業を体験することで、子どもたちが農業について深く理解し、興味を持つきっかけとなる。 

農家さんに直接話を伺いました

 丸亀でアスパラガスの栽培をしている眞鍋倫明さんの畑を訪ね、いくつか質問をさせていただきました。 

  まず、「まるはたプロジェクトについてどう思うか」という質問に対しては「このプロジェクトは子どもが興味を持ってくれるきっかけになる」、「子どもが種まきや収穫だけでなく全ての工程を体験するのはとても価値がある」とのコメントを頂きました。 

 また、「跡取りの居ない農家さんが多く、周りと協力しなければやっていけない」、「農業を続けるのは大変なことであり、すこしでも興味をもってくれる子どもが増えるのはうれしい」と、農業の現状についてもお話しいただきました。一方、規格外の作物を飲食店に販売するシステムについては「安価な商品が市場に流れると値崩れを起こす可能性がある」との苦言をいただきましたが、「全体の一割にあたる、売りに出せない野菜を販売できるのはありがたい」と魅力を感じていただくことができました。 

 次に、「子どもの受け入れは農家さんにとってどれくらい負担となるのか」という質問に対しては「JAは日曜日が休みであるため、出荷準備のいらない土曜日なら農家の負担が少ない」、「小学生と年の近い若者がサポートに入ったほうが良い」、「若い農家さんであれば、柔軟に対応してくれるので協力してくれるのではないか」などと様々なアドバイスをいただくことができました。しかし、「授業料によるが、ほぼ確実に赤字になる」、「子どもから目を離すことができない」といったご指摘をいただき、簡単ではないことが分かりました。 この話を受け、協力飲食店への規格外野菜の販売を行い、生産者さんの収入をサポートすること。そして、高専生も一緒に習い事に参加し、農家さんと子どもたちのつなぎ役になることを解決策として考えました。

  眞鍋さんは総括して、「協力してくれる農家さえ見つかれば実現できるのではないか。」と前向きなコメントをいただきました。今回のインタビューは、様々な課題が見つかった一方でプロジェクト実現への大きな一歩となりました。 



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • 独自通貨の製作費 子ども向け農業体験会の運営費 学生起業プロジェクトの運営費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • こんにちは!電気情報工学科5年の金川と3年の網野です。引き続きのご支援ありがとうございます。  先日、読売新聞さんから取材を受けました。  取材内容は、まず、このプロジェクトの概要や背景、それにかける思いなどはもちろんのこと、まるはたが発足した経緯や普段の活動などのまるはたについても答えさせていただきました。  その際、読売新聞さんには、主に独自通貨を使用して農業と子ども食堂をつなげるのが面白いという感想を持っていただいたけましたが、一方で、高専生らしくないプロジェクトなのは、なぜだろうと思ったそうです。みなさんも思いましたか?  もちろん、理由があります。なぜなら、少しでも興味があれば、自分の能力や年齢にとらわれずに、だれでも参加できるプロジェクトにしたかったからです。  まるはたプロジェクトはもともと、学生起業支援プロジェクトのメンバーが立ち上げたことであり、ここでは香川高専の全学科、全学年のみんなが協力して活動できる内容を目指しています。そのため、専門的な知識が必要になる機械やシステムをあまり使用せずに、どんな学生でもできるビジネスプランをみんなで考えて立案しました。  この取材を受けて、まだまだこれから決める必要のある事がたくさんあることに気づくことができました。新学期からは、全員でもっと具体的なことを決めるために話し合いを重ね、皆さんにもっと詳しい内容をお伝えしたいと考えております。  また、興味のある県内農家さんや、取材をしてくださる方、香川高専の学生さんはぜひお気軽にお声かけください。ご連絡いただけると、とってもうれしいです。  引き続き、皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!  もっと見る
  • こんにちは! まるはたの2年、機械工学科の西池柚貴と電気情報工学科の真田爽羽です。開始して約10日がたち、目標金額の30%まで到達できました。ご支援しただいたみなさま。ありがとうございます。また、この取り組みに興味をもっていただき、ここに訪れてくださったみなさま。ご支援よろしくお願いします。今回は、私たちが参加している学生起業プロジェクトについてご紹介します。このプロジェクトでは、週に1度放課後の時間を使い、ビジネスに関する学びを深めています。具体的には、ビジネスモデルの勉強や、新しいビジネスプランの考案、クラウドファンディングの実践などに取り組んでいます。特に印象に残ったのは、付箋を使って「地域に欲しいもの」を書き出し、それを組み合わせてアイデアを生み出すセミナーでした。自分たちの発想を形にする過程がとても刺激的でした。このプロジェクトに参加して約1年が経ち、コミュニケーション能力の向上、自分の意見を提案する力、考えを言語化しアウトプットする力が身についたと実感しています。最初は話を聞くだけだった私たちも、回を重ねるごとにビジネスの知識が深まり、セミナーを楽しめるようになりました。また、これまで仕組みがよく分かっていなかったクラウドファンディングについても学び、実際に挑戦できたことは大きな成長につながったと感じています。今後は、この貴重な経験を活かし、さらに実践的な活動に挑戦していきたいと考えています。プロジェクトで培ったアウトプットの力を、日々の生活や学びにも活かせるよう努力していきます。引き続き、皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします! もっと見る
  • ご挨拶&活動報告

    2025/03/19 03:35
    10%到達‼ご支援ありがとうございます。こんにちは。まるはたです。17日にクラファンをスタートして、開始2日でさっそく12名の方にご支援いただきありがとうございます。みなさんの農業や子どもたちの未来に対する気持ちの強さを実感しています。引き続きご支援ご協力よろしくお願いします。マルタスで成果発表会を開催しました先日、丸亀市市民交流活動センター「マルタス」 にて、「まるはたプロジェクト」の 事業予定・成果発表会 を開催しました。この発表会は、昨年11月にマルタスで開催された 「現場×高専から生まれる ビジネスモデル発想会議」 にご参加いただいた地域活動団体の皆さまに向け、私たちが考案した ビジネスモデルを披露する場 として実施しました。発想会議を通じて私たちが見出した地域課題の中から、どの課題に着目し、どのようなビジネスモデルとして解決を目指すのか を発表し、意見をいただく貴重な機会となりました。参加者の方からは、「香川にはみんな名前は知っている食材だけど、限られた食べ方しか知られていない食材がある。そんな食材のさまざまなレシピを紹介してうまく食育とつなげていってほしい」とのご意見をいただきました。また、「丸亀でやることの意味をもっと打ち出してはどうか」というご意見もいただき、他地域では体験できない独自性を提供できるように体験カリキュラムを作っていこうという気付きにもなりました。丸亀の方への活動周知発表会終了後、マルタス前でクラファンへの支援をお願いするためにチラシ配りを行いました。まだまだクラファンは始まったばかりですが、一人でも多くの方に私たちの活動を知ってもらい、想いが届くといいなと思っています。 もっと見る

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