注目のリターン
私たちについて
はじめまして。
私たちは、このプロジェクトのために集まった、青年海外協力隊発足60周年記念プロジェクトチームです。独立行政法人国際協力機構(JICA)および一般社団法人協力隊を育てる会の有志によって結成されました。
青年海外協力隊は、開発途上国で現地の人々と一緒に暮らし、心を通わせながら、その国の経済や社会の発展のために活動しています。
現在までに99カ国、約5万7千人が派遣されていますが、そのはじまりは1965年(昭和40年)―。
ラオス・カンボジア・マレーシア・フィリピン・ケニアの5カ国に、わずか29名の隊員たちが散らばって行きました。協力隊発足当初は横浜市根岸の海外移住センターにて訓練していた
協力隊事業草創期である1960年代の日本は、高度経済成長の歩みを始めたばかりの頃。
派遣先となる開発途上国に関する事前情報は少なく、活動環境も現在より過酷なものでした―。
マレーシア・サバ州に派遣された草野忠正さん(農業普及/1965年度1次隊)。待ち受けていたのは、電気も水道もない厳しい生活。河での沐浴が習慣となり、灯は石油ランプ、飲料水は雨水を利用したものだったとか…。
笑顔で写る彼の後ろにあるのが、ここでの住居。
プロジェクト立ち上げの背景
あれから60年。
初代隊員たちは80歳を超え、当時を知る関係者たちも高齢となり、残念ながらこの世を去ってしまった方も増えつつあります。
私たちは、青年海外協力隊の歴史を未来に残すべく、アーカイブ事業として写真や歴代の制服などを収集してきました。
初代隊員たちに配られたアルバム。訓練中、壮行会、そして派遣されるまでの貴重な様子が収められているが、全体の劣化・写真の損傷が激しい。早急に、修復・適切な環境での保管、デジタルアーカイブ化を行う必要がある。
隊員向け雑誌・クロスロードの前身である『若い力』には、現地から寄せられた隊員のレポートが数多く掲載されており、当時を知る貴重な資料のひとつである。
協力隊を育てる会では、1965年7月に発行された創刊号から、1978年9月に『クロスロード』に改題するまでに発行された全ての号を保管しているが、こちらも劣化・損傷が進んでいる。
矢澤佐太郎さん(フィリピン/野菜/1965年度1次隊)
具体的な配属先や活動内容が決まっておらず、まずは現地を視察することから始まった。
拠点が決まり取り掛かったのは、雨期の野菜栽培に悩まされていた住民のため、雨よけのビニールハウスを設置すること。写真には、やっと本格的に活動できる喜びに溢れた、手書きのメモが添えられている。宇野みどりさん(タンザニア/洋裁/1966年度2次隊)
社会人教育が国づくりの基礎として盛んに行われていた当時のタンザニア。
現地の人々には学ぶ熱意があり、婦人会の活動も活発で、縫い方や型紙の作りかたといった洋裁の技術は、特に現地の主婦たちに望まれたという。多くの要求に応えることは厳しさもあったが、とてもやりがいを感じたとのこと。
中南米初派遣となったエルサルバドルの初代隊員たち(エルサルバドル/1968年度1次隊)
『体育教員養成学校』の設立と運営のため、体育・スポーツ隊員として8名が派遣。
言葉と習慣に一日も早く慣れるためと、隊員たち自ら現地の教員と宿舎で同居することを強く希望した。生徒の募集・選考要領、指導要領やカリキュラムの作成など寝る間も惜しんでの活動を続け、1969年4月に2年制の学校を立派に立ち上げた。
金子洋三さん(エチオピア/天然痘監視員/1972年1次隊)
世界保健機構(WHO)の天然痘撲滅計画を支援するために派遣。
地図もないエチオピアで、山奥や谷底の村へはテントや寝袋を背負いながら向かい、一軒一軒、患者を探した。住民たちに種痘を理解してもらうことは困難を極めたが、その地道な努力が実を結び、1980年の世界根絶宣言へとつながった。
貴重な写真を見て、そして体験の断片を聞くにつれ、
これをただ保存するだけではもったいないと、強く思うようになりました。
きちんと未来への“財産”として繋ぐためには、ご自身の姿で、お声で、お話を伺うことが必要なのではないか。彼らに直接会える最後のチャンスは、今なのではないか。
そこで今回、アーカイブ事業の一環として、初期隊員の方々にインタビューを行い、彼らの言葉を“映像”として残すことにしました。
更に青年海外協力隊発足60周年を記念して、インタビューを基に特別ドキュメンタリー作品を制作し、記念式典での上映を目指します。
🎬プロジェクト概要🎥
アジア、アフリカ、中南米の3地域それぞれに派遣された初期隊員にインタビューを実施し、アーカイブとして映像による記録を行う。
それらインタビューを基に、青年海外協力隊60周年特別ドキュメンタリー作品を制作し、記念式典での上映を目指す。
JICA海外協力隊公式YouTubeチャンネルでの公開、各種イベントでの上映、学校教育の現場での教材等として活用する。
🌱集めた資金の用途
動画制作費用として 60万円 を募ります!!
企画構成費、機材費、撮影費、編集費、人件費…など
目標金額を超えた場合は、
取材対象者の拡大、リサーチ・取材期間の延長など、
動画をより充実した内容とするための費用に充てさせて頂きます。
🎁リターンについて
※全てのリターン品にお名前クレジット掲載が含まれています!
また、本プロジェクトは支援者さまからの支援額に加え、ご協力費(12%+税)を手数料として頂戴し運営しています。ご理解のほどよろしくお願い致します。
◆お名前クレジット
特別ドキュメンタリーのクレジットにお名前を掲載致します!
5万円以上のご支援を頂いた企業・団体の方は、ロゴ掲載も可能です!
※掲載を希望されない方は、備考欄に掲載不要とご記入ください。
【クレジット記載のみのコースについて】
現役隊員・帰国隊員・関係者の皆さまはピンバッチを既にお持ちの方も多いかと思い、こちらのコースをご用意させていただきました。
◆復活!協力隊ピンバッジ
青年海外協力隊のピンバッジをお送りします!
協力隊シンボルマークの原案は、事業発足直後の1965年にデザイナー八尾武郎氏により作られました。
その後、隊旗・バッジ・ステッカーなどにも使われ、隊員や関係者たちに愛用されてきましたが、JICAの独立法人化以降は表立って使われることはなくなりました。2018年、JICAは正式にシンボルマークを復活させることを決定し、現在、派遣される隊員全員にバッジが贈呈されています。
◆特別ドキュメンタリー映像、インタビュー映像(※特典付き版のみ)を収めたDVD
青年海外協力隊60周年『特別ドキュメンタリー』を収録したDVDをお届けします。
さらに!特別ドキュメンタリーに加え、インタビュー映像も収録したスペシャルな〈特典付版〉DVDも制作します!
◆『持続する情熱 完全保存版:青年海外協力隊50周年の軌跡』
青年海外協力隊の半世紀の歴史が詰まった珠玉の一冊。
A4版/412頁/オールカラー!!―主な内容―
[第Ⅰ部] 多様化するニーズ、深まる友好親善と相互理解
第1章 アジア地域の国別協力活動
第2章 大洋州地域の国別協力活動
第3章 中南米地域の国別協力活動
第4章 アフリカ地域の国別協力活動
第5章 中東・欧州地域の国別協力活動
[第Ⅱ部] 青年海外協力隊50 年の軌跡薫風記 皇室と協力隊との交流エピソード
第1章 〈座談会〉半世紀の軌跡と展望
第2章 派遣隊員4万人突破への歩み
第3章 異文化交流の精華
[第Ⅲ部] 変容する世界の中で輝くボランティア
第1章 国境なき奮闘録〈広域支援活動〉
第2章 現地取材「共生の絆」、ともに汗する国々
第3章 協力隊経験者「情熱ライフ」探訪記
[完全保存版]でしか読めないスペシャルコンテンツ!!
●皇室と協力隊との交流エピソード
●協力隊50年の歴史
●現地取材の詳細レポート
●協力隊経験者の社会還元事例
●資料(年表/データ集など)
◆60周年記念式典(都内某所開催予定)へのご招待|オンライン視聴もしくは会場参加50周年記念式典の様子
📣応援メッセージをいただきました!!✨
📅スケジュール
2025年4月 クラウドファンディング開始
5月 クラウドファンディング終了
6月 インタビュー撮影実施
8月 動画編集
9月 特別ドキュメンタリーの公開
11月 リターン品の発送
私たちの想い
今の時代、世界中どこへでも旅行ができるようになりました。事前にスマホひとつで観光地が調べられ、ホテルを予約することも可能になりました。
しかし、60年前の隊員たちは、ちがいます。
どんな気持ちで未知の国へ渡り、どんな体験をしたのか?
そして時代が変わった今、何を思うのか?
隊員たちの言葉は、現代を生きる私たちに勇気をくれます。
日々目まぐるしく変化し、分断が進む世界のなか、多様な価値観を認め合える、平和で豊かな世界のために、自分たちができることは何かを考えるきっかけとなります。
そして、これからのボランティア事業の意義、在り方を示す大きな道しるべにもなると考えています。
60年もの間、青年海外協力隊が続いてきたのは、隊員・関係者の力だけではなく、多くの皆さまのご理解があったからこそです。
今回は、ご支援という形で、私たちのアーカイブ事業にご参加いただければありがたいと切に思います。
同時に、青年海外協力隊発足60周年という記念すべきこの年を、一緒に盛り上げていけたら嬉しく思います。
―JICA海外協力隊とは―
JICA海外協力隊は、ODA(政府開発援助)の一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施するボランティア派遣制度です。
開発途上国からの要請(ニーズ)に基づき、それに見合った技術・知識・経験を持ち、それを「開発途上国の人々のために活かしたい」と望む方を募集し、選考・訓練を経て派遣します。
1965年に発足し、農林水産、教育、保健衛生などの分野で120以上もの職種で募集を行っています。
帰国後は国際機関やNGO等の国際協力、民間企業、地方自治体等の第1線で多くのOB/OGが活躍を続けています。
―JICA海外協力隊の目的―
1.開発途上国の経済・目的社会の発展、復興への寄与
2.異文化社会における相互理解の深化と共生
3.ボランティア経験の社会還元
JICA海外協力隊5か条
共に暮らして心を通わせ
異文化において日本の姿を知り
実践の中で世界を理解する。
そして未来に続く高い志をもって
あまねく人々と平和の道を歩む
最新の活動報告
もっと見る目標金額60万円に到達しました!皆さまからのご支援に感謝です。
2025/04/26 11:534月20日「協力隊の日」に開始した本クラウドファンディングですが、本日4月26日、開始から1週間で目標金額の60万円に到達いたしました!80人以上の支援者の皆さまに心から感謝申し上げます。開始前は本当に多くの人に共感してもらえるだろうかと不安に思う部分もありましたが、多くの方から本プロジェクトの意義に共感いただけたことに加え、多くの応援や励ましのコメントをいただき、本当に心強かったです!皆さまの想いも力にして良いドキュメンタリーを作りたいと思いますので、引き続きこのプロジェクトを見守っていただけますと幸いです!そして、目標金額は達成しましたが、次なる金額目標(ネクストゴール)も近日中に設定したいと思いますので、引き続き応援いただけるとありがたいです。どうぞよろしくお願いします! もっと見る青年海外協力隊の歴史紹介第2弾!初代隊員の派遣
2025/04/25 11:00クラウドファンディング6日目、目標金額の95%に到達し、目標金額まで残り5万円を切りました!ご支援いただいた方々には感謝してもしきれません。本日は、先日紹介した青年海外協力隊発足以降初代隊員の派遣に至るまでの歩みを紹介いたします。1966年2月22日、フィリピンに出発する12名の初代隊員たち1965年4月20日に青年海外協力隊事業が正式にスタートし、海外技術協力事業団(OCTA)の外局として、日本青年海外協力隊事務局が設定されました。初年度の予算は約7000万円、事務局長も含めスタッフは7名のみでした。そして1965年6月に、隊員の募集、選考、訓練その他広く事業の効果的な運営を図る目的で、民間団体及び大学等を網羅した「日本青年海外協力隊全国協議会」が設立されました。同設立総会には、47団体のメンバーが参加しましたが、この総会をもって実質上の事業の「旗揚げ」と言われています。1965年はベトナム戦争が泥沼化する一方、日韓基本条約が結ばれるなど前年の東京オリンピックに続いて日本人の国際社会への関心が強まっていた時期でした。そのため、発足した直後の協力隊事務局には7,000通におよぶ手紙が届き、スタッフは電話の対応に追われていたそうです。初年度の応募者は派遣予定者数の10倍を超える463名に及び、初めての派遣となる1965年度は、ラオス・カンボジア・マレーシア・フィリピン・ケニアの順番で合計40名を派遣しました。今回も2万円コースのリターンとなっている書籍『持続する情熱 完全保存版: 青年海外協力隊50年の軌跡』を参照し、初代隊員の派遣に至るまでの歩みをご紹介しました。初代隊員が派遣される様子は、以下の60周年記念動画冒頭にて見ることができますので、ぜひ動画もご覧になってみてください。 次回からは、初代派遣5か国について紹介していきたいと思います。 もっと見る目標金額まで残り10万円を切りました!
2025/04/24 11:00クラウドファンディング5日目にして、支援額の50万円を突破し、目標金額60万円まで残り10万円を切りました!皆さまからの多くのご支援、大変ありがたいです。なお、目標金額達成後はネクストゴール(新たな目標金額)を設定する予定です!ネクストゴールにより具体的に実現したいことについては、目標金額達成後にプロジェクトページ及びこちらの活動報告にてお知らせしますので、現在の目標金額達成後も引き続きのご支援を賜れますと幸いです。 もっと見る
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