自己紹介
はじめましてのみなさん、このプロジェクトに興味を持っていただいてありがとうございます。
NPO法人キンダーフィルムフェスト・きょうと理事長の藤原杏奈と申します。映画が大好きで、映画館が大好きで、通える範囲に映画館がたくさんある京都という街に住んでいます。映画に関わりながら社会貢献にも携わりたいと思い活動に参加し、現在は代表として慣れないながらも様々なことに取り組んでいます。
キンダーフィルムフェスト・きょうとは「子ども」「芸術・文化」「国際交流」の三つを軸に京都を拠点に活動している非営利団体です。子どもたちを対象とした映画鑑賞会や映像制作ワークショップの活動を通して、たくさんの子どもたちが活動できる場を提供しています。
キンダーフィルムフェスト・きょうとの”大人スタッフ”は、私を含め全員、本業を持ちつつ手弁当で活動をしているボランティアの方たちです。年代は広く、大学生から60代まで14名で活動しています。
私たちのメインとなる活動は、毎年夏休みに開催している子どもによる子どもの映画祭「京都国際子ども映画祭」の開催です。今回は、映画祭で必要となる運営資金(特に、例年子どもたちがとても楽しみにしてくれている、映画監督や映像作家、俳優や脚本家などのゲスト招待にかかる資金)をみなさんよりご支援をいただきたいと思っています。
このプロジェクトで実現したいこと
『映画祭への参加を通じて子どもたちにとって学びある体験をしてもらい、今後の人生をより豊かに実りあるものにしてほしい』
これが、このプロジェクトで実現したいことです。
私たちが毎年夏休みに開催している「京都国際子ども映画祭」では、参加してくれる子どもたちに、上質な映画を”みんなで一緒に見る”という体験を通して、映画を楽しむ心と、映画を通して世界中のいろいろな子どもたちのことを知る好奇心を育むことを目的としています。そのため、映画祭ではただ映画作品を見るだけでなく、映画制作について深く知ったり、映画の題材となった人や地域、文化などについて詳しく知ったり、映画に込められた制作者たちの思いに考えを巡らせたりするなど、映画を中心にこの世界の様々なことに対して知る機会を子どもたちに提供するような仕組みを取り入れています。
その中でも、映画の制作者の方々から直接お話しを聞いたり、質問したりする機会は、非常に重要だと考えます。どれだけ本を読んでも、インターネットで調べても、制作者本人から聞く思いに勝る真実はないからです。また、情報としての価値だけでなく、子どもたちの好奇心を刺激するという意味で、ホンモノに出会うことの価値を重視しています。
第29回京都国際子ども映画祭での、三宅唱監督と子どもスタッフによるゲストトーク
プロジェクト立ち上げの背景
映画祭の資金は、これまで助成金や企業からの協賛金、個人の皆様からの寄付などでまかなってきました。
しかしながら近年は、利用できる助成金が減り、企業からの協賛金についてもコロナ禍以降の社会情勢に伴い減る傾向にあります。このままでは映画祭の活動資金の確保が難しくなり、これまで通りの運営ができなくなる可能性が出てきました。
私たちの映画祭では、上映作品の質に妥協することはできません。子どもたちに鑑賞してもらう作品は、ストーリーだけでなく、撮影手法、取り扱う社会テーマ、地域・文化の多様性、製作者の多様性など、様々な観点から選定し最適なものを選択する必要があるからです。
一方で、映画祭に招待するゲストについては、毎回予算に合わせて調整を行う部分です。可能であれば、すべての上映作品の製作者にゲストに来てもらい、子どもたちと直接会話してもらいたいと思っているくらいですが、現実問題として海外ゲストとなると渡航費用を含め大きな資金が必要となります。
第30回の映画祭では、コロナ禍後初めて海外ゲスト1名に訪問していただきました。チェコからアニメーション作家(学生でもある)のヤン監督に来日いただき、映画祭当日には作品上映後の観客の皆さんとの交流や、ワークショップを通して子どもたちとの交流を行なっていただき、子どもたちにもゲストにも良い時間を作ることができました。この経験を踏まえ、やはり映画祭にゲストは必要、特に海外からのゲストは子どもたちにとってかけがえのない経験となると考えています。
第30回京都国際子ども映画祭での、チェコから来日したヤン監督によるゲストトーク
第30回映画祭時のヤン監督によるアニメーションワークショップの様子
そこで今回のプロジェクトで集めた資金は、ゲスト招待に充てたいと考えています。
資金の使い道
・海外ゲスト招待にかかる費用(約50万円)
渡航費+交通費
宿泊費(3泊)
通訳謝金(3日)
・国内ゲスト招待にかかる費用(約10万円)
交通費
宿泊費(3泊)
上記を超える支援が集まった場合、資金は全てNPO法人キンダーフィルムフェスト・きょうとの活動資金に充当します。具体的には、子どもスタッフの会議費(会議室使用料、文具購入)、ワークショップ等イベント開催費用、京都国際子ども映画祭運営資金となります。
なお、現在進行形で第31回京都国際子ども映画祭で上映する作品を選定中です。上映する作品を選定したのち、配給会社等と交渉し上映作品を決定、上映作品を決定後にようやく映画祭に招待するゲストの交渉に入ります。現時点では、どのような作品を上映するか、どのようなゲストに来てもらうかは決まっていません。少なくとも、海外ゲスト1名、国内ゲスト1名は招待したいと考えていますが、最終的な人数はこのプロジェクトが終了するまでにわからない(招待できない可能性もある)ことをご了承ください。
現在の準備状況
2025年8月に開催予定の第31回京都国際子ども映画祭の計画・準備を進めています。
上映作品の選定はすでに始まっていて、初夏を目処に決定する予定です。
上映作品が決まった後に、映画祭の特別企画や、ゲスト招待についての準備がスタートします。
上映作品や招待ゲストについては、決定次第、本プロジェクトの活動報告でも報告させていただきます。映画祭特設サイトでも掲載予定です。
そのほか、映画祭の関連イベントとして下記を予定しています。
・アニメーション工作ワークショップ(対象:小学生〜高校生 開催時期:3月下旬)
紙を使ってアニメーションの原画や動画を描く際に必要となる、”タップ”をご存知ですか?連続した絵を描くときに、紙の位置がずれないようにするための道具です。本ワークショップでは、身近にあるものでタップを自作し、そのタップを使って動画を書いてアニメーションを作ります。
・映画鑑賞ワークショップ(対象:小学生〜高校生 開催時期:4月上旬)
映画を映画館でみんなで一緒に観て、その場で映画についての感想や込められた想いなどについて意見を言い合うワークショップです。これまでにも数回開催し、映画館の支配人や博物館の館長に映画についての話を聞いたり、対話型鑑賞を実践するファシリテーターに入ってもらったりするなど、普段の映画鑑賞では味わえない体験を提供しています。
・映画について語るイベント”ポップコーンラバー”(対象:指定なし 開催時期:未定)
不定期開催の映画好きが集まり映画について話すだけの会です。各回テーマを設け、テーマについて映画談義を繰り広げます。子どもから大人まで、世代関係なく参加OK。オンラインによる参加もOKです。
リターンについて
・お礼のメール
大人スタッフから感謝の気持ちを込めてお礼のメールをお送りします。
・支援者として第31回京都国際子ども映画祭WEBサイトにてお名前を掲載
京都国際子ども映画祭の特設サイトに支援者としてお名前を掲載します。
※掲載期間:2025年6月頃〜約1年間
※掲載方法:文字のみ。映画祭開催概要を掲載するページへ「クラウドファンディング支援者」として掲載。
※注意事項:支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください。掲載不要の場合は「匿名」と記載ください。
・支援者として第31回京都国際子ども映画祭パンフレットにお名前を掲載
京都国際子ども映画祭の映画祭会場で配布するパンフレットに支援者としてお名前を掲載します。
※掲載方法:文字のみ。「クラウドファンディング支援者」として掲載。
※注意事項:支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください。掲載不要の場合は「匿名」と記載ください。
・子どもスタッフからのお礼のお手紙
私たちがクラウドファンディングをするとき、子どもスタッフのみんなは常に協力的で、自分たちが活動を続けていくために必要なことなのだと理解して行動してくれます。そんな子どもスタッフのみんなが感謝の気持ちを込めてお礼のお手紙を書いてくれます。イラストが添えてあったり、カラフルな文字を書いたり、一人ひとりが心を込めて自分なりの感謝の気持ちを書いてくれます。受け取った時、ちょっと心があたかくなること間違いなしです。
・NPO法人会報誌Kinder News
NPOの会員のみなさまにお送りしている会報誌”Kinder News”をお送りします。内容は、子どもスタッフの活動紹介、子どもスタッフによるコラム、おすすめ映画紹介、直近のイベントのご案内などを予定しています。(※KinderNewsはメールを利用してお送りする予定です。発行は不定期(隔月程度)、1年間お送りします。)
・映画祭オリジナルグッズ
子どもスタッフが過去にデザインや制作に関わった映画祭オリジナルグッズの詰め合わせです。
※以下4点の詰め合わせとなります。
①30周年記念クリアファイルA4サイズ:1枚
②25周年記念サコッシュまたはランチトート:いずれか1点
③オリジナル缶バッジ:1個
④オリジナルキャラクターステッカー:2枚
スケジュール
4月下旬 クラウドファンディング終了
4月 映画祭開催日程広報
6月 映画祭上映作品発表、リターン順次発送
7月 ゲスト発表
8月上旬 第31回京都国際子ども映画祭開催
最後に
今年で31回目を迎える京都国際子ども映画祭ですが、京都においても知名度はそれほど高くはありません。しかし、お客さんとして、スタッフとして関わった多くの方が、この映画祭の意義を信じて、これからも続けて欲しいと言ってくれます。
運営をしている私たちも、この映画祭が参加してくれる子どもたちにとって、今後の人生をより豊かに実りあるものにするための機会となるよう、続けていきたいと考えています。
温かいご支援をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。
*
ここからは、子どもたちが制作した映画を上映する、京都国際子ども映画祭の紹介です。お時間ありましたら、最後までお読みください。
「子どもによって創られる」京都国際子ども映画祭とは
京都国際子ども映画祭の主役は子どもたちです。映画祭を運営するスタッフとして年間を通じて活動する「子どもスタッフ」映画祭におけるグランプリを審査し決定する「子ども審査員」映画祭に来てくれる観客としての子どもたちそして、映画の中に登場する世界中の子どもたち。びっくりするほど、子どもたちによって創られる映画祭です。どれほど子どもたちが活躍しているかは、過去の映画祭の様子を見ていただくとよくわかると思います。
子ども映画祭で上映する映画はどれも、子どもが主役の映画です。今の時代、世界のいろんなところで起こっている、子どもたちを取りまく様々な課題が、子どもならではの目線で浮き彫りになります。映画を通じて、世界を知る。映画を通じて、他の子どもたちの生きる姿を知る。京都国際子ども映画祭の社会的意義がそこにあると私たちは考えています。
京都国際子ども映画祭のもう一つの側面は、子どもたちにとって大切な居場所である、ということです。子どもたちは、学校でも、家庭でも、塾でも習い事でもない場所で、自由に活動することになります。学校も年齢も、住んでいる場所も育った環境も違う、いろいろなところから集まった子どもたちが、映画祭という場所を共有し、協力しあい、ときには熱く議論しあって活動しています。
もちろん、大人も参加します。主催である、NPO法人キンダーフィルムフェスト・きょうとには、ボランティアスタッフとして関わる大人たちが14名ほどいます。大人たちが一番頑張らなければならないこと、それは活動を運営するための、資金の確保です。これまでは個人の支援や助成金によって予算が組まれていましたが、対象となる助成金が減っていることや、コロナ禍後協賛企業を獲得がしにくいため、現在は最低限の予算で企画を行っている状態です。映画祭で見る子どもたちのキラキラの表情を今後も守るため、みなさまからのご支援を必要としています。
NPO法人キンダーフィルムフェスト・きょうとについて
「子ども」「芸術・文化」「国際交流」の三つを軸に、映画鑑賞や映像制作ワークショップの活動を通して、たくさんの子どもたちが活動できる場を提供しています。子どもが自ら主体的に動く活動を通して、子どもの異文化交流・理解を深め、社会参画の機会拡充を図るとともに、子どもたちの豊かな成長と生活文化環境の向上に寄与することを目的として活動しています。
近年の活動実績
・第30回京都国際子ども映画祭(2024年8月)
・京都文化博物館×京都国際子ども映画祭コラボ企画なつやすみこどもワークショップ”シネマラボ”(2024年8月)
・京都国際子ども映画祭プレイベント@京都国際マンガミュージアム(2024年7月)
・映画吹き替えワークショップ(2024年5月〜7月)
・映画鑑賞ワークショップ@出町座(2024年3月)
・映画について語るイベント”ポップコーンラバー”(2024年1月)
・野外上映イベント※協力(2023年11月)
・映画制作ワークショップ(2023年秋)
・令和4年度子供と家族・若者応援団表彰<子供・若者育成支援部門>内閣府特命担当大臣表彰
最新の活動報告
もっと見る活動写真弁士の大森くみこさんより、応援メッセージをいただきました!
2025/04/06 10:36【応援メッセージ】昨年の活弁上映では、受付から当日の司会まで子どもたちが担当してくれ、いざ上映が始まると、100年前の映画を観ながら、みんなで歌って拍手で応援、大笑い!なんと楽しかったことでしょうか。大人の私にとっても宝物のような思い出です。あぁみんなで何かを体験するってなんて豊かで素敵な事でしょう!映画には多くの要素が詰まっていて、それはまるで様々な世界への扉です。その扉を開けるワクワクを、どの子にも体験をしてほしいと心から願います。----------------------------------活動写真弁士の大森くみこさんは、関西を活動拠点としてサイレント映画の活弁上映会に出演されています。子どもたち向けの活弁上映などにも取り組んでいらっしゃいます。昨年の京都国際子ども映画祭では、特別上映「ロイドの要心無用」で弁士として出演いただきました。子どもたちをはじめとする観客のみなさんと、歌を歌ったり、楽器を鳴らしたりと、とっても楽しいプログラムとなり、子どもたちの記憶にも強く残りました。応援メッセージ、ありがとうございます!----------------------------------大森くみこさんのHPhttps://www.omorikumiko.world もっと見る映画監督の安田淳一さんより、応援メッセージをいただきました!
2025/04/04 03:00【応援メッセージ】子どもたちに素晴らしい映画体験を届けるための映画祭、素晴らしい取り組みに心から応援しています!映画は子どもたちの想像力や感性を育む大切なツールです。この映画祭が多くの子どもたちに新しい世界を開き、夢を与えることを願っています。少しでもお力になれればと思い、微力ながら応援させていただきます。成功を心よりお祈りしています。素敵な映画祭が実現しますように!----------------------------------監督の安田淳一さんは、京都府城陽市のご出身。実はキンダーフィルムフェスト・きょうとでは安田監督を講師に招き、子ども向け映画制作ワークショップで『ぼくらのミライ映画館』という短編の制作に携わっていただいたことがあります!子どもたちに真摯に向き合って取り組んでいただき、子どもたちも大変喜んでいました。応援メッセージ、ありがとうございます!----------------------------------安田監督 作品『侍タイムスリッパー』https://www.samutai.net もっと見る<お知らせ> 映画鑑賞ワークショップを開催します!
2025/03/30 06:113/21よりスタートしたクラウドファンディング、早速のご支援をいただき誠にありがとうございます。引き続きメッセージの拡散などご協力していただけますと大変うれしいです!さて、お知らせです。4/6(日)に子ども向けの映画鑑賞ワークショップを京都の出町座さんというミニシアターで行います。今回みんなで観る映画は相米慎二監督の『お引越し』です。京都に住む明るく元気な小学6年生、レンコ。父ケンイチが家を出て、母ナズナとの二人暮らしが始まった。ナズナは新生活のための規則を作るが、レンコは変わっていこうとするナズナの気持ちがわからない。両親の別居に揺れる少女の心が躍動感たっぷりに描かれた作品です。ファンタジー的な要素もあり、映画でしか味わえない不思議な体験ができます。また世界的に高く評価されている作品でもあります。(第46回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門正式出品、第80回ヴェネチア国際映画祭クラッシック部門最優秀復元映画賞を受賞)33年前の京都の街を駆け巡るレンコの大活劇をどうぞスクリーンで見届けてください。一緒に観て、ぜひ感想をゆったり語り合いましょう◎↓お申し込みはこちらからhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdEBgYztvf5ektB43AdIfIfcEjMiFfLOY_HP4LACm1mpOO4Xw/viewform 日時:2025年4月6日(日)場所:出町座 https://demachiza.com/access上映作品:『お引越し 4Kリマスター版』時間:13:55〜17:30(上映時間:14:10〜16:20)13:55:集合、チケット購入、映画館スタッフからの説明14:10:上映 16:20:感想や質問の共有(出町座3階の会場へ移動)17:30:終了料金:1,000円(鑑賞料金・要学生証)対象年齢:5歳〜18歳締切:2025年4月4日(金)『お引越し』Moving1993年/日本/124分監督:相米慎二脚本:奥寺佐渡子、小此木聡原作:ひこ・田中「お引越し」出演:中井貴一、桜田淳子、田畑智子、笑福亭鶴瓶© 1993/2023 讀賣テレビ放送株式会社/ひこ・田中「お引越し」公式サイト予告編 もっと見る
コメント
もっと見る