地域を超えて『ありのままの食』と出会う喜びを!令和の卸問屋革命
後継者不足、地域の高齢化、地方の悩みは尽きません。このプロジェクトでは、私たちが一番大切な「食」を通して生産者、地域で暮らす人、そして農産物を買う人たちをつなげ、産品を選ぶ楽しさを提供します。地方と生産者を活気づけ、新しい流通の在り方に挑戦をする企画です!
自己紹介
はじめまして!レモンの聖地・広島県に在住の「🍋レモ兄🍋」こと大嶋です。普段は大好きなレモンの情報発信や、後述する東広島市の「産地コーディネーター」として活動しています。いつもお世話になっているベテラン農家さん
東京で生まれ育ち、大学の農学部では野菜に囲まれながら栽培研究に没頭していました。
そして高校生の時から憧れだった食品メーカーに入るも、「生産現場をもっと見てみたい!」という欲が抑えられず、全国の農産物のブランドを作る会社に転職。北海道から奄美大島まで100名以上の生産者を取材して、目の前の畑に365日向き合う泥臭さやカッコよさを、そして採れたての美味しさを肌身で感じました。
一方で、都会の人の抱く「なんか尊い、つらそう」というイメージのギャップに違和感もありました。
今まで出会ってきた生産者のみなさん
大崎上島での出会いが転機に
そんな時に共通の知人を通して、株式会社アンドピリオドの藤中さんと出会いました。藤中さんは、瀬戸内海の離島・大崎上島で農園を持ちながら、島のベテラン農家からレモンやみかんを仕入れて、ECサイトを通して全国発送する「地域の卸業者」を営んでいます。
藤中さんの存在により、今まで光が当たらなかった生産者のありのままの姿、何より名前も知らない島の柑橘の美味しさを、日本中に届けられるきっかけとなっていました。
藤中さんと大崎上島の発送倉庫の前で
「この仕事の魅力をもっと間近で学んでみたい。」
そう思い立ち、昨年2024年4月。
30年近く住み慣れた東京から広島へ地方移住をしました。そして今、地方と都市を結ぶ、新しい農産物流通の可能性を感じています!
「生産者の個性と、産品の価値を全国に届ける仕事があれば、一次産業はもっと輝ける」
その未来を実現するために、『産地コーディネータ―』という新しい仕事を作り、全国に広げていきたい。まずはその足掛かりを、僕が住んでいるここ東広島から自分の手で作っていきたい!
その想いでクラウドファンディングに挑戦します。
東広島の大好きな風景(瀬戸内海を臨むレモン谷)
このプロジェクトで実現したいこと
地方の生産者の姿、採れたての美味しさを”ありのまま”届ける仕事、「産地コーディネーター」を全国に広めたいと考えています。
産地コーディネーターとは?
生産者と生活者をつなぎ、地域の農産物の魅力を全国に発信する仕事です。生産者のストーリーを伝え、その価値が正当に評価される形で届けます。
そこでモデルの参考したのが歴史の授業で一度は習った「卸問屋」という仕事。産地コーディネーターを「令和版・卸問屋」として改めて光が当たるような存在にしていきたいです!
日本の卸文化のはじまり
産地コーディネーターの仕事のイメージサザエさんに登場する三河屋のサブちゃんが少し近いかもしれません。日本に根付く卸問屋が大切にしてきた「農産物の目利き力」「商いの楽しさ」「消費者との信頼関係」このような要素と、現代のECサイトの技術を掛け合わせます。
「産地コーディネーター」が生まれることで、まるで気の知れた友人が全国にいるような感覚で、新鮮な産品の詰め合わせが届いたり、普段は出会えない地方のリアルを体感することができます!
なぜ、産地コーディネータが必要なの??
一次産業は地方の文化や風景そのもの。
しかし、現場で目にする生産者の高齢化や、後継者不足は想像以上に深刻です。例えば、僕が移住した東広島市では、農家の数がここ10年で半分に減り、後継者のいない農家が6割にものぼります。
例えば、古くから東広島の名産品である「西条柿」の発祥と言われる地区では、昔は数十人いた農家も今は3人に。その農家もみな70歳を超えて、木の世話がしんどくなってきたと言います。高枝切りハサミで柿を収穫する76歳の農家さん
ベテランになればなるほど、高齢の方が多いので、SNSなどを使って自分で発信は難しいですし、経験と勘を頼りに毎日農作業に汗を流されています。正直、新たな販促活動につかえる時間はほとんどないはずです。
だからこそ「産地コーディネーター」として生産者にかわり、現場の魅力をありのまま発信し、厳選した産品を仕入れて全国へ感動を届けたい。そして一次産業を子どもたちの憧れの職業にすることが目標です。
そして「産地コーディネーター」が地域の仕事として確立できれば・・・地方を発信したい若者たちの新たな職の選択肢にできると考えました。
みかん農家体験にて「夏の草刈りもしてみたい!」と伝えてくれた小学生
普段、どんな活動をしているの?
東広島の産地コーディネーター「レモ兄」として日々現場に足を運んでいます。北は雪が降ってりんごや猪がとれて、南は温暖な瀬戸内海でレモンや牡蠣が育つという、全国で見ても本当に幅広い産品が魅力的なんです!
そんな地元の生産者のもとに赴きインタビュー取材に始まり、果物や野菜を仕入れて商店街で露店販売、飲食店へ配送などを行っています。これからは卸問屋「レモ兄商店」としてきちんと開業して、ECサイトで『レモ兄厳選!里山から里海まで詰め合わせセット』など販売していきたいですね!
お店のご厚意で出店している露店販売
僕が地方の農家と出会って販売するまでの様子をまとめた動画を作ったので、良ければご覧になってください。
<活動のドキュメンタリー動画を挿入予定>
空き家地域の空き家を活用し、地方の課題解決!
このプロジェクトでは、地域の空き家を倉庫として活用し、全国発送の拠点を作ります。どんどん増えてしまう空き家は、今では地方の大きな課題のひとつ。そんな空き家をリノベーションして、地域の食文化や産業を守っていく拠点とします。
具体的には発送用の段ボールや緩衝材の保管場所、商品撮影ブース、冷蔵庫、地域住民のための簡易的な直売スペースなどを設ける予定です。
今までは古い物置だった納屋が、地域のモノやヒトが集まる拠点になれば、地域に新たな風を吹き込むことができると考えています。
リノベーション予定の納屋
地域に眠っている美味しい農産物が目利きのコーディネーターを通して届きます!!
産地コーディネーターがいることで...
・普段は出会えない地方の新鮮な食材が産地直送で届きます!
・生産者の個性や、農産物の魅力が分かりやすい形で伝わります!
・厳選した産品が少量ずつ1箱で届いて地域を感じられます!
広島に移住して目の当たりにしたことは、ベテランながら小規模な農家が買い叩かれている現状。そういった質の高い農産物にこそ光を当てて、全国の皆さんに地方の「ありのまま」を感じて欲しい。
そんな想いから、実は初めに紹介した藤中さんと、繋いでくれたエンジニアで、全国の「産地コーディネーター」から産品を購入できるECプラットフォーム「ふるマル」も作りました。直近ではローカル番組企画として、畑の上で地元シェフに牡蠣&レモンパスタを調理いただくチャレンジにも挑戦しています!
現在の準備状況
今回リノベーションする予定の空き家の場所は東広島市の豊栄町という広島県のちょうど真ん中「へそ」にあたる山合いの地域です。昨年11月頃から家主さんや地域の生産者さんともお話し、全国の発送拠点として活用することに前向きに協力いただいています。
車通りの多い国道沿いなのと、県立高校が目と鼻の先で通学路なので、将来的にただの発送拠点ではなく、「食」をきっかけとした地域のヒトのたまり場にできればと考えています。
空き家の未来構想(色塗り予定)
今も賃貸アパートの玄関にコンテナを積み重ねて、なんとか仕入れたレモンなど保管していますが限界を感じているので、露店販売や飲食店さんなど「レモ兄の仕入れた農産物を買いたい!」と仰っていただけるお客様のためにも、いち早く倉庫となる拠点を作りたいと考えています。
アパートの天井まで積みあがったコンテナ
実施スケジュール
3月11日〜4月10日:クラウドファンディング期間
4月11日:卸問屋「レモ兄商店」開業
4月中旬〜6月:返礼品発送(旬の時期にお届け)
5月:リノベーション着工
6月:拠点完成!本格的に全国発送開始!
9月:無人直売スペースの設置
10月以降:ふるさと納税セット商品の開発
資金の使い道
<リノベーション費用>
・床、天井など全体改修費:50万円
・電気、防犯対策などインフラ設備費:5万円
・直売エリアスペースの内装や什器費:20万円
<EC販売の備品購入費>
・商品撮影ブースの設置:20万円
・重量器や梱包に関わる備品:5万円
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。
最後に
このプロジェクトは、「産地コーディネーター」を通じて、地方の一次産業の未来を支える挑戦です。
そのために僕「レモ兄」が東広島でモデルケースを作り、全国へと広げていきたいと考えています。
地域が紡いできた「食」を守り、次世代に繋げる架け橋を一緒に作りませんか?
温かい応援をお待ちしています!
最新の活動報告
もっと見る公開日に「レモ兄オフ会」を開催!
2025/03/13 04:20クラファン公開日に「レモ兄オフ会」を開いてきました!人生初となるオフ会...まさか自分が開くことになると思っていなかったです。今回はなんと計42名もの方にご参加いただきました!!(写真が帰りがけで半分ほどの人数なのが勿体無い)自主制作番組「ひろしま青空レストラン」をスクリーンで放映して、番組内で紹介した、牡蠣とレモンを使ったパスタやマリネをコースディナーとして提供させていただきました!生産者の方や出演メンバーにも来ていただいて本当に良かった!西条の老舗イタリアン・Pasta amareさんに全面協力をいただき、店内は貸切に!皆さんの愛に包まれた素敵な会となりました。「レモ兄写真撮って!!」「いい繋がりがたくさんできた!」など温かい言葉をたくさんいただきました。自分が自信を持ってお届けして、喜んでもらう価値を改めて体感した気がします!準備不足なところもありましたが、クラファン初日に最高のスタートダッシュを切れたのでは無いかと思っています!来てくださった方の期待を超えられるよう、走り切ります!! もっと見るページ公開前の迷い、そして感動!
2025/03/12 07:43こんにちは!レモ兄です!初めての活動報告です。普段はこういう報告、気合い入れ過ぎて溜め込んでしまうのですが、あえてXとかブログみたいな感じで頻繁に投稿していこうと思います。今日は公開前から感動したお話を。初めてのクラファンで、分からないなりに2ヶ月前ぐらいからページ作っていたのですが、結構不安だったんです。農家でもTVタレントでもない。全身真っ黄色のレモ兄の描いている未来がページから伝わるのかなと。それでもこれまで人生の色んなフェーズで、支えてくれた人に自分のイマを知ってもらいたいなと思いました。ただ正直迷いもあって。最後に会ったのが東京のサラリーマンでスーツ姿だった時の僕から、いきなりレモ兄です!と言ってドン引きされないか...でもその不安は一瞬で覆りました!!連絡した友人や元同僚、仕事仲間は本当に温かくて(泣)一つ一つの応援の言葉がすごく身に沁みました。「勇気を出して良かった。」お陰様で公開前に75件のお気に入りをいただくことができました!!自分が今この取り組みに挑戦できているのは、29年間の人生の様々な場面で、背中を押してもらったり、叱っていただいたり、沢山の支えがあったからです。本当にありがとうございます!!体力は限界に近い。それでも描きたい地域の未来のために頑張ります。いや踏ん張ります!! もっと見る
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