はじめまして。一般財団法人スポーツ未来機構の理事を務めている徳武です。
当財団は会長兼理事である河原井が、青山学院大学野球部監督時代に、大学進学し野球に打ち込みたいにも関わらず、両親の財源や不幸を理由に進学や入部を諦める学生にたくさん出会ってきたという経験をもとに設立。他にもナショナルチーム経験者や教育関係者はもちろん、企業経営者など、多様なバックグラウンドを持つ理事と相談役で運営し、経済的な理由でスポーツを諦めざるを得ない子供たちを支援する活動を行っています。
現在日本にスポーツ奨学金制度は数あれど、その全てが優秀なスポーツ選手を育成するためのもの。実は『金銭的に余裕のない子供たちのスポーツ活動を支援するための奨学金財団』は私たちしか存在しません。つまり、私たちが今後どこまで活動の幅を広げることができるかが、一人でも多くの子供たちを救うことに直結するのです。
しかし、設立間もない事もあり多くの子供たちをサポートするための資金が十分ではなく、現在は支援対象を大学生のみに限定している状況です。将来的には年代を問わず中学生、高校生まで幅広い年代の子供たちをサポートしたい。そしてより多くの子供たちを救いたい。
私たちは今回のクラウドファンディングが、皆様と共に支援の輪を広げていくきっかけになればと考えています。
スポーツは、子どもたちに日常生活では得られない体験と学びをもたらします。
その中でも、チームスポーツは特に「自主性」や「仲間の個性を尊重する姿勢」を学ぶことができる貴重な機会です。個々のメンバーが自ら考え行動する自主性を育むと同時に、仲間の強みや特性を理解し、それを活かして協力する力を身につけることができるのです。
さらに、目標に向かって切磋琢磨する過程では、努力することの大切さや、「結果を出すためのプロセス」を学ぶ貴重な機会が得られます。
子供たちがスポーツに取り組むことは、将来社会に出た際に必要となる視点を形成するための重要な学びの機会であり、本人の意思以外の何かによりこの貴重な体験の機会を失くしてはいけないのです。
母子家庭の貧困率:42.8%
生活保護受給世帯の子ども:約28万4千人
ひとり親世帯の可処分所得:一般世帯の約38%
スポーツ活動にかかる年間費用:平均30万円以上
これらの数字の背後には、毎日必死に生活と向き合う家族の姿があります。経済的に不安定な家庭が子供の教育環境を整えるためには大きな課題があり、またその影響は数多くの子供たちが犯罪に巻き込まれてしまうという、日本の社会問題にも繋がっていきます。
子供を持つ家庭は子供の生活費はもちろん、中学・高校の学費が前提必要です。そこに加えて、子供がスポーツ活用をする場合は部費や遠征費、シューズやウェアの購入費などのスポーツ活動に必要な費用を捻出する必要があります。
しかし、親自身の仕事や住環境が不安定な場合、そもそもこれらの継続的なスポーツ活動を支える基盤が十分に整わないために、部活動の遠征費が払えず、大会を欠場する。用具が古くなっても新調できない。そんな現実が、確実に存在しているのです。
さらに、親が経済的問題を解決しようと仕事を増やした場合、必然的に子供のために割ける時間はほとんどなくなります。日々の子どもの送迎や試合の応援、そして精神的な支援といった時間的サポートを十分に行えないことも課題の一つです。
スポーツ自体は続けられているもののメンタルケアが十分ではなく、挫折を経験し続けられなくなったり、他の家庭との差を感じ、続けることを諦めてしまうこともあります。
本人の意思に関わらず親の経済的問題や家庭問題などでスポーツへの道を断たれてしまった場合、子供たちは目標を見失い、時には非行に走ることも少なくありません。しかし、保護者であるはずの両親が生活のために仕事に時間を割くため、その変化に気づく機会も少ないのが現状です。
そうして道を正されることなく非行を続けていると、犯罪行為に巻き込まれたり大きな事故に遭うといった最悪の自体に陥ることも想定されます。
こうした状況を打破するために私たちスポーツ未来機構は、奨学金を支給し子どもたちがスポーツを通じて成長し、夢を追い続けられる環境を提供することを目指しています。このスポーツ奨学金を通じて必要な費用を支援することで、子供たちがスポーツを続けられるだけではなく親の時間的・精神的負担も軽減することが可能です。
その結果貧困が家庭の機能不全を引き起こしたり、子どもたちが犯罪に巻き込まれるリスクを防ぐことにも繋がり、より健全な社会の実現にも貢献できます。
《学生より》
私の家庭は経済的に苦しく野球を続けるのが大変な状況でした。それでも大好きな野球を続けるためになんとかやりくりをしていました。大学四年時に監督からスポーツ未来機構があると聞き支援していただけることになって私自身も今まで以上に野球に打ち込むことができました。
大学生活では初めての一人暮らしを経験し食費の面で苦労することが多かったのですがスポーツ未来機構の奨学金をいただくようになり心にゆとりも生まれました。このような支援をいただけて本当に感謝しています。
《監督より》
真面目で礼儀正しく、学業と部活動の両立ができる選手でしたので推薦させて頂きました。奨学金をいただけたことで本人の負担も軽減し、より部活動に集中することが出来ていたように感じます。本学のエースとしてリーグ優勝に貢献し、大いに活躍をしてくれました。ご支援に感謝いたします。
【コメント】
家庭環境でスポーツが出来ない子供たちにチャンスを与えるこの活動を心より応援してます。
【コメント】
野球を通じて多くを学び、人生の貴重な教訓を得た私にとって、同じ夢を持つ子どもたちを支援することは、とても意味のあることです。特に、経済的な理由でその夢を諦めかけている子どもたちへの支援は、彼らの未来に新たな希望を与えることに他なりません。寄付を通じて彼らの才能が花開き、成功への道を歩めることを心から願っています。【コメント】
少子化社会の影響でスポーツ人口も減っている中、更に家庭の事情でスポーツをする事を諦めているこどもたちも少なくないと聞いています。スポーツを通して心身共に健康な社会を形成するためのサポートとなるこの活動を応援します。
【コメント】
アメリカでは恵まれない方向けの社会活動・寄付活動が日本より盛んに行われています。この様な活動を通じて、少しでも多くの子どもたちの夢の実現、また保護者の皆様の経済的援助につながるよう、応援します。
元々経済的な理由で部活動を諦める話は沢山ありました。もちろん、日本のプロスポーツやオリンピック選手の中にも経済的に困窮された方も多々いらっしゃいます。しかし同時に才能溢れた子供が夢を諦めていることも事実です。
財団設立後、初めて支援をした学生は大学野球に打ち込む大学四年生でした。親が急に亡くなってしまい、このままでは残りの学生生活で野球を続けられなくなってしまうと、監督さんからご連絡をいただいたのがきっかけです。卒業までの残り3ヶ月ほどの短期間ではありましたが、しっかり支援をさせていただきました。
続いて支援をする学生もすでに決定しており、私たちを頼ってくれる子供たちがたくさんいます。私たちは、一人でも多く支援を求める子供たちを救いたいと共に、まだ当財団を知らないまま途方に暮れている子供や親たちに私たちの活動を知っていただきたいと願っています。
ぜひ、皆様の温かいサポートをお願い申し上げます。
<資金の使い道>
皆様からのご支援は、私たちの活動をより広めるための費用や、実際の子供たちへの奨学金に当てさせていただきます。
人件費:約0万円
広報費:約60万円
事務運営費:40万円
奨学金:930万円
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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