注目のリターン
自己紹介
改めまして、SAPPORO POSSEと申します。札幌を拠点に「個人サイト」として活動しております。音楽やカルチャー関連の記事をたまに公開し、ネット上で突如界隈をざわつかせることに定評があります。
2023年にクラウドファウンディングを実施し、ZINE『HYPERTEXT #1 カウンターカルチャーと陰謀論』を頒布しました。
ありがたいことにご好評をいただき、追加分を含め2300部を頒布しました(卸売に協力してくれた店舗の一部にまだ若干の在庫があるようです)。今回のクラファンは、そのZINEの「第2号」の資金となります。
前回のクラファン時、当初「100ページ強」と言っていたのが、結果的に160ページになってしまいまして、まんまと一旦は赤字、っていうか軽く借金までしましたが、追加頒布分でどうにかできました。その節は重ね重ね、ありがとうございました。
●このプロジェクトで実現したいこと
昨年頒布したZINE、『HYPERTEXT』の第2号『HYPERTEXT Vol.2』の制作・販売が目的です。
副題がまだ未定ですが、前回の内容と緩やかに連動しつつ、より現代に接続するような内容になる予定です。
前号では、音楽、文学、ボードゲーム、ストリートアート、ドラッグ・カルチャー等々を取り上げましたが、それらの内容とも関連しつつ、どちらかといえば「コンピューター/テックカルチャー」に接近するような形になります。
『HYPERTEXT』でやりたかったことは、「物事の関連をハイパーリンクのように表現できないか」ということでした。あるページが、(一見関係のないような)他のページと不意にリンクする時の面白さを表現したかったのです。
正直、それが実現できれば紙にこだわることもなかったのですが(自前のサイトを持っていることですし)、現時点の僕は、その実現の可能性を「雑誌」というフォーマットに見出しました。
雑誌って、まあ、一般的には、全部の記事に興味があるわけじゃなかったりしますよね。ところが、不意に目に留めた記事に ――それが伝える未知の世界に―― 思いもよらず、引き込まれることがあります。
『HYPERTEXT』は、そんな「雑誌」の体裁を拝借しながら、そこに含まれるコンテンツそれぞれを意識的に関連づけ、それぞれの背後に広がるパースペクティブを立体的に浮かび上がらせる、ということがコンセプトのひとつでした。
そしてそれは、――第一号の副題に関連させると――「陰謀論」に対しては明確に距離をとりながらも、そこに "引きずり込まれてしまう" ことの「擬似体験」を表現しうるのではないか、という狙いがありました。
単なる批判や揶揄にとどまらず、「このパズルのようにはまっていく感覚を面白いと思ってしまったこと自体は、陰謀論者が陰謀論の深みに嵌る時のカタルシスとおそらく同種のものだ」という読後感まで行けたら、それは制作物としての価値があるなと思ったんです。
っていうのは敢えてあまり言わなかったんですが、そうした感想を多くいただけて嬉しかったです。
この「関連」は、それこそハイパーリンク、つまりは「WEBサイト」の領分だと思うんですが、どうも今の所、WEBサイトだとどう組み立てたらいいかわからないんです。逆に。笑
そうしたわけでして、これはやはり、自分の中では、あえて紙でやることにこそ意味のあるものでした。そして今回の『HYPERTEXT #2(副題未定)』も、これに基づいた内容になります。
●今号の内容
今回取り扱うことになる内容の一例です。
◼️ 北米のハッカーカルチャー/Beastie Boys/The KLF/P-FUNK/未確認飛行物体(UFO)とCIA/BANKSY/ホールアースカタログ/R・U・シリウス/MONDO2000/エミネム/北米のアンダーグラウンドコミックとオルタナティブコミック/80年代以降のティモシー・リアリー/カーラ・シンクレア&マーク・フローエンフェルダー/SAPPORO POSSEのアンダーグラウンド・ボードゲーム探訪 vol.2、etc…
◼️ 年表
……クラファンの達成状況によってはもうちょっと何か。
構成をどういうふうにしようかまだ思案しているところで、はっきりと目次のようなものがまだ提示できなくてすみません。ページ分量的なことはこれから計算しなくてはいけないのですが、いずれにしても、これらの事柄が、前号同様、全体を通して繋がってくる感じになります。そして、前号ともリンクします。
本当は↑の内容まで前号で取り上げたかったんですが、ページ数的に全然無謀でした。というわけで、ここまでが僕のやりたかったやつです。
とはいえ、今号だけ読んでもらっても大丈夫なようにするので、必ずしも前号を押さえておく必要があるというわけではないので、そこはご安心ください。
あと、上記に含まれないものも入る可能性があります。これはまだ未定で、できなかったら悪いのでここで宣言はできないのですが、一応、そういう可能性もあるということでご理解いただければ幸いです。
前回同様ですが、All-or-Nothingで、予算を達成できなかったらやめます。
もしオーバー達成できたら、内容的には色々、より充実すると思います。実際のところ、僕がどこまで時間を割けるか的な話だったりするので、達成状況に応じてという感じでご容赦ください。そうしたわけで、このクラファンを拡散して頂けると内容が濃くなる可能性があります。支援金額以上のものにできる自信はあるので、ぜひによろしくお願いいたします。
●仕様
・140ページ程度(増える可能性あり)
・A4サイズ
・カラー
・15〜20万字くらいだと思いますが、エピソード単体としては1万5千〜2万5千字程度で、前回同様、図や写真なども入ってくるので、案外読みやすいと思います。
●現在の準備状況
資料整理中/執筆中です。
●リターンについて
HYPERTEXT Vol2をお届けします。
達成できた場合、追加頒布の可能性はありますが、その場合クラファン支援分と同等の金額というわけにはいかず(道義的に)、多分このクラファン分の方が値段的にはお得になるはずです。
書店様向けの卸売リターンについては、おおよそ10冊6掛け、20冊5.5掛け、30冊5掛けとさせていただきました。
ちょっと時間がかかるのが申し訳ないので、前回より下げています。卸売リターンにはA3ポスターをお付けいたします。
●スケジュール
10月〜11月頃の発送を予定しております。
資金の使い道
CAMPFIRE手数料:約20%
印刷費:約60万円
荷造運賃:約10万円
俺ががんばる代:その他
最後に
一応、HYPERTEXTシリーズに関しては、現時点ではこれで最後の予定です(全部突っ込めるようにしたい)。その後は、HYPERTEXTで取り上げた内容に関しての解説の動画配信などをやる予定です。
そんなわけで、手元に持っておいてもらえるとその辺も面白く見てもらえるかなという意味でも、支援金額以上のものにはなるはずですので、ぜひよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合は、計画は中止となります。
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