2023/06/26 14:46
米子大瀑布を取り囲む四阿山、浦倉山は2018年に完成した日本最長のロングトレイルである「ぐんま県境トレイル」の最南端のポイントでもあります。このロングトレイルは全長100キロを越える素晴らしいコース設定ですが、全体的に稜線へのアクセスが非常に遠く、取り付くのが難しいのが現状です。

根子岳山荘が復活したあかつきには登山道の整備をすすめ、この素晴らしいロングトレイルの起点であり、拠点となるような施設にもしていきたいと考えています。

米子大瀑布を巡る登山道は地図上に記されているだけでも3本あります。ひとつは林道米子線からの登山道。次が小根子岳の稜線のザレ岩から降りてくる道。もう一つが浦倉山から降りてくる道です。

林道からの道は先日ご紹介したとおりシェルパの皆さんの力を借りてバッチリ治しました。周回ルートや奇妙滝への遊歩道などまだまだ治したいところもありますが。

ザレ岩からの道は元々、四阿山、上田側からの米子不動尊への参道だった道です。こちらは2019年台風以前から通行止めになっていましたが、私達の手で2021年に治しました。今ではトレイルランニングの大会にも使われており、最近、YAMAPの地図からも通行止めマークが消えました。こちらのルートを使えばぐんま県境トレイルにアクセスできます。

浦倉山からの道は先日、調査してきましたが小さな崩壊箇所があちこちにあり、稜線近くは笹が覆い茂り、場所によっては頭を越える藪こぎです。熊も多い地域なので整備が必要です。しかし、こちらのルートが復活すればぐんま県境トレイルを絡めた周遊コースを組み立てやすくなります。

山小屋はまさに登山文化の発信拠点でもあります。
様々な可能性を秘めた根子岳山荘の復活をご支援いただければ幸いです!
日本の登山文化の多様性を拡げていきましょう!