2022/07/06 23:31

皆さん、こんばんはm(__)m

シンデレラストーリーの解説記事、いよいよ本日で完結です‼︎

多くの方から、写真付きでストーリーを読むと凄く分かりやすいとのお声を頂き、私も嬉しい限りです☺︎

今日はいよいよクライマックスシーンなので、最後まで楽しんで読んで頂けたら嬉しいです。

みなとシティバレエ団【シンデレラ】を写真と共に -前編-

みなとシティバレエ団【シンデレラ】を写真と共に -中編-

前編・中編をまだ読んでいない方は⬆︎から読むことが出来ますので、是非先にこちらを読んで頂けたらと思います⭐︎

では、スタート∠( ˙-˙ )/


舞踏会、終了後まだ熱気も冷めないなか、道化がとあることを布告しに街へやってきます。

それは、"このガラスの靴(トウシューズ)を持っている者、または在処を知っている者は名乗りでよ。王子が探している。"

とのお達しです。

貴婦人達や義姉達は、それぞれまだ自分にもチャンスがあるのだと期待に胸を膨らませるのでした。


一方、自宅で眠っていたシンデレラ。

するとそこに、四季の精達と仙女が現れます。

12時の鐘が鳴り終え、シンデレラにかけた魔法は解けてしまいましたが、走って帰る際に落としてしまった魔法のトウシューズとは反対のシューズを、そっとシンデレラの近くに仙女は置くのでした。

ようやく目を覚ましたシンデレラ。

恐る恐る自分の格好を確認してみると…



元のぼろぼろの姿に戻っています。


「あぁ、お城での出来事は全て夢だったんだ。。。」と諦めて、また日常の生活に戻ろうとほうきに手を伸ばした時、ほうきの奥で何かが光ったのが見えます。

確認してみると…それはシンデレラの魔法のトウシューズでした。

夢ではなかったことに驚きと、嬉しさで胸がいっぱいのシンデレラ。

お城で見たものや、王子から一緒に踊ってくれませんか?と誘われた時のことを思いだし、気持ちが昂り部屋で1人踊り出します。

そこへ、何やら足音がするので様子を見に来た継母に見つかってしまいます。


咄嗟に右手に持っていた、魔法のトウシューズを隠すもすぐに見つかり、怒り狂った継母に物置き小屋に閉じ込められてしまうのでした。


その頃、居間では何も知らない義姉達が舞踏会から帰りご機嫌の様子。


継母も何食わぬ顔で戻り、もうすぐ王子達が魔法のトウシューズの持ち主を探しに我が家にもやって来るから と、身なりを整えさせます。


程なくして、ファンファーレの音と共に到着。

シューズの持ち主を探していると、伝えようとしますが…

この一家は、、、舞踏会でも大暴れだった強烈な家であることを思い出します。


早々に引き返そうとするも、シューズを奪われ無理やり履こうとする義姉達に呆気に取られる王子。


シューズを取り返そうと揉み合いになっていたところで

『ガシャンッ』と大きな音を立てて、継母のガウンから鍵が落ちます。

一斉に視線は鍵へと集まります。

あの鍵は何か?と道化が義姉達に尋ねると "あっちの物置き小屋の鍵よ" 

物置き小屋に近付いてみると、中から「ドンドン!」と扉を叩く音が聞こえてきます。


しかし、ふと部屋に視線を戻すと…

魔法のトウシューズに足が入らないなら、斧で切り落として無理やり履かせれば良いと考えた継母が、大きな斧を持って実の娘の足を切り落とそうとしているところでした。



部屋の中は大パニックです‼︎


道化が継母を止めようと、掴みにかかると再び大きな音を立てて鍵が落ちました。

パッとそれを拾い、物置き小屋へと急ぐ道化。

鍵を開け、部屋の戸を開くと…

片足に魔法のトウシューズを履いたシンデレラがゆっくりと出てきます。


しかし、お城で王子と会った時の自分の姿とは似ても似つかないほど、みすぼらしい格好のシンデレラ。

そんなシンデレラの恥ずかしさとは裏腹に、シンデレラの服装など気にも止めず、この魔法のトウシューズを履いて欲しいと手渡してくれる王子。


皆の視線が注目するなか、シンデレラがシューズを履くと…ピッタリとフィットします。

安心し、ホッと胸を撫で下ろす道化。

呆気にとられる義姉達。

失意のどん底に落ちるような気分の継母。

それぞれが色んな感情の中、王子とシンデレラは2人だけの世界に浸り、お城で踊ったダンスを再び一緒に踊ります。


そうして、今度こそ…

一緒にあのお城で暮らしましょうと、王子は手を差し伸べます。

2人はゆっくりと、お城の方へと歩いていくのでした。



これで、みなとシティバレエ団版【シンデレラ】は完結です。

辛い境遇にあったシンデレラでしたが、どんな人に対しても感謝と優しさを忘れず、信じることを諦めなかったことで最後はハッピーエンドを迎えることが出来ました。

この作品を観た誰かの心に、少しでも夢や希望を与えることが出来たら私たちは本当に嬉しく思います。


前回の記事にも書きましたが、バレエにはセリフがありません。

そして、大体のストーリーや意味は決まっていますが、セリフがないからこそ、ここはどんな感情なのか?

言葉だったら何と言っているのか?などは観ているお客様が自由に解釈することが出来るのもバレエの面白さだと私は思います。

このような作品を多くの子供達や、バレエを中々観に行くことが難しい方達にもお届けしたいとみなとシティバレエ団は活動しています。

この活動を、今後も精力的に継続していきたいので引き続き応援・ご支援頂けますと幸いです。

クラウドファンディングは7月17日まで続きます‼︎


それでは長々とお読み頂きありがとうございました☺︎

千葉美南海