2022/06/11 21:54

レアーレワールドのクラウドファンディング「ケニアの子どもたちにサッカーシューズと希望を届けたい‼︎」に賛同し、ご支援いただきましたこと、誠にありがとうございます。


皆様からのご支援を受け、2022年1月、航空便にて、シューズを日本からケニアに送り、約1週間で届けることができました。

ところが、受け取り団体の書類不備のため、現地ケニアの郵便局から靴を引き出すことができず、法外な額の税金やハンドリングチャージを請求されてしまいました。


海外、特に途上国では、国際郵便物を受け取るという日本では簡単なことに複雑な書類が必要だったり、先進国からの支援ということでわざと高い関税や手数料をかけられたりと、現地の方のサポートなしには荷物の受け取りさえ、難しいのが現状です。
10年以上活動しているネパールでさえ、毎回シューズを送るたびに、郵便局から求められる書類や関税%が変わるので、毎回現地スタッフに走り回ってもらっています。

郵便局の保管庫から靴を運び出す様子


今回は、初めてのケニアということもあり、どうしたものかと途方に暮れていたところ、国連支援交流協会理事長の廣谷さんに、マラソンオリンピックメダリストのダグラス・ワキウリさんをご紹介いただき、スタッフ2名が2022年4月末にケニアに渡航、ワキウリさんの現地でのサポートにより、なんとかシューズを受け取ることができました。

もはや、シューズを郵便局の保管庫から引き出すのが絶望的と思われた状態から、無事にシューズを受け取ることができたのは、ワキウリさんのサポートがあってのことと、深く感謝してやみません。

多大なるご協力をしてくださったダグラス・ワキウリ氏には、感謝状を進呈させていただきました


またルマファンデーション以外にも、ワキウリさんのご紹介にて、現地でシューズを必要としている団体を数カ所視察することもできました。

今回のクラウドファンディングでは当初の目標以上のご支援をいただき、予定していたよりもさらにたくさんのシューズを送ることができましたので、ルマファンデーション以外の団体にもシューズを届けることにしていました。


ただ、1週間の滞在期間のほとんどが、郵便局からシューズを受け取るのに必要な書類を揃えるために奔走して終わってしまい、なんとかシューズを引き出したところで帰国の日となってしまいました。


本来なら、子どもたち一人一人にシューズを手渡ししたかったのですが、それが叶わなかったことは、私たちとしても本当に申し訳なく思っています。

しかし、オリピックメダリストであるダグラス・ワキウリさんという素晴らしい方に巡り会え、私たちの帰国後、5月から6月にかけて、責任をもって、ルマファンデーション及び今回視察した数カ所の団体にシューズを届けてくださり、その時の写真も送ってくださいましたので、皆様にもシェアさせていただきます。


ルマファンデーションの世話役のメンバー


ルマファンデーションの子どもたち

ルマファンデーションのティーンエイジャーチーム

ナイロビのスラム街のU-17のチーム「ゴーゴーボーイズ」

ナイロビ郊外「カワングワレアカデミー」ナイロビ郊外のカワングワレコミュニティーのキッズチーム

皆様のおかげさまで、シューズを届けることができましたこと、本当にありがとうございました。


今回のケニアでの活動は、私たちレアーレワールドにとっても貴重な学びがたくさんありましたので、今後の活動をさらに有意義なものにするために、今回の経験を生かしていきたいと思います。


まだまだ未熟な点も多い団体ではありますが、更なる成長を目指し、これからもネパール、ケニア、エチオピアなど途上国にシューズを届けるワールドフレンズプロジェクトを通して、世界をつなぎ、送る人も、送られる人も双方が成長できる機会を作ってまいります。


どうかこれからも一層のご指導とお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。



認定NPO法人レアーレワールド
事務局  宮本智香子

https://realeworld.com/