はじめまして、

私は大阪市内で、木を素材とした家具や小物のデザイン、製作を行っている山極博史と申します。

「うたたね」というブランドを立ち上げ、 1999年より活動しております。

〜永く愛着を持てるウッドプロダクトを〜という想いから、
暮らしの中で楽しく使えて、ほんの少し遊び心を持ったモノをデザイン、製作しております。

うたたねの活動はこちらでご覧いただけます。 → http://www.utatane-furniture.com

手掛けるのは、キーホルダーから書棚などまで多岐に渡ります。1点モノや小量のモノづくりは効率が悪いのですが、使う人の暮らしに寄り添い、希望を形にするという考えで、そのようにしております。

普段の活動の中で、木製品を加工すると、当然のことながら材をカットした際に端材がでます。

例えば、スツールくらいの大きさのシンプルな家具でも
1脚作るのに、大小合せて30ヶくらいは端材がでます。

木は他の素材と比べると端材が多く出てしまう材料です。
端材といっても家具などに使われる材は良質な木で
タモ、ナラ、チェリー、ウォールナット、ヒノキなどのとてもしっかりした材です。
小さくなっても立派な素材。使えるものはできる限り活用しています。

しかし、形も樹種も揃わない端材を使うということは
実はとても手間がかかり、なかなか有効活用が進まないという側面があります。

工房には使いきれずに残った木片がたまっていきます。定期的に処分するのですが、
それでも追いつかないのが現状です。

田舎で工房を営む方などは、薪ストーブの燃料として燃やすということもできますが、
大阪の街で活動している私たちの場合は、端材の処分は、
産業廃棄物として処理場に持っていくことになるのです。

焼却処分、すごくもったいない!

そこで樹種が揃わない、サイズが小さいことを 逆に活かすデザインにすることで

何か生み出そう! というところからこのインテリアフックの企画が始まりました。

これまでも気になっていた端材のことを真剣に考え、取り組むことにしました。

商品化するにあたっては、手間暇のかかる作業にはなりますが、
一定の数をまとめて製作することで、効率を上げ、
手に取っていただきやすい価格にまでコストを落とすことができるように、
クラウドファンディングに挑戦して購入者を募ることにしました。

この商品開発が、木材を無駄なく有効活用することにつながります。

最低限の数量がないと難しいこともあり、
【All-or-Nothing方式】でのチャレンジとしました。商品化を実現するために、
ぜひたくさんの方にご支援いただければ嬉しいです。

試行錯誤の末に生み出したプロダクト「MARU & BO」です。
小さい材を組み合わせて丸いフックと棒状のフックの2タイプを考案しました。

テーマとしては

端材の有効活用

機能的であること

インテリア空間のアクセントとなる楽しいアイテム

この3つを掲げました。

今回の企画を通して、「木は小さな端材になったとしても、限りある自然素材である」ということを
私たち自身もあらためて考えるいい機会になりました。

このようなアイテムが市場にでていくことで、モノや木に対して何か感じていただければ
それも大変嬉しいことです。

そして何よりこれまでは焼却処分されていた端材が、インテリアアイテムとして、
暮らしの中で活躍してくれるものとなり、受け入れてもらえることを願います。

MARU」は丸くてコロンとしたフックです。

木の質感をより感じていただけるように一般的なものより少し大きめのフックにしています。
つい触れてみたくなるようなサイズ感です。直径8cmの手のひらサイズ。

端材は小さな材が多いので、木をハギ合せることでこのサイズを実現しました。
2つの木のコントラストも様々に楽しめるようにして
不揃いで小さなサイズの端材の欠点をカバーできるデザインとなっています。

剥ぎ合わせの位置や大きさ、樹種はランダムで不揃いとなりますが、
ひとつしかない、オリジナルフックとして楽しんでお使いいただけるのではないかと思います。

例えば

メープルの澄んだ色とオークのやさしいナチュラル感は
ハーブティを飲む女性のような印象だったり、

タモの焦がしバターのような色とチェリー材の赤みがかった色合いは
南国の夕陽のような雰囲気さえ感じます。

(個人的な感覚です。。)

支柱の部分に関してはあまり見えない部分ですので何の樹種を使用するかそれぞれ違いますが
しっかりした材を使います。

支柱にはスリットが入れてあります。ちょうどスマホなどのコード類が掛けられます。

取り付け方法は、まずベースとなる支柱を、壁に付属のネジで取り付けてください。
(壁が石膏ボードの場合には市販のアンカー等をお使いください。)

支柱がつきましたら、支柱のボルトに本体を手でネジ込んでお使いください。

単体でもかわいらしいフックですが、いくつか並べて取付けても絵になります。

サイズは以下の通りです。


続いて、

BO 」は棒状の2つのパーツからできたアイテムです。

こちらも様々な端材から製作しますので、2つのパーツは違った材料になりますが、
それがコントラストとなっています。

前面の板がメインに見えてきますが、壁から棒が飛び出ているようなシンプルな印象です。
まず壁側にベースの板を付属のネジで取り付けます。
(こちらも壁によってはアンカー等お使いください。)

前の板はマグネットでパチッと留まります。
ちょうどL字型になりますので、壁にポストカードやCDを飾ったりして、
ウォールシェルフとしても使えます。

さらにベース板にスリットが4本入っていますので、スマホのコードなどを掛けることができます。
もちろんスマホを置くこともできます。

「BO」のサイズは以下の通りです。


こんなことはないですか?
スマホコードや充電用のいろいろなコード類がデスク上でぐるぐる絡まる!!

MARUやBOがあればコードの悩みが少し減るかもしれません。

BOはスリットを利用してスマホの充電スペースとしてもお使いいただけます。

そんな「MARU&BO」(マル&ボー)です。

お送りする際、パッケージには、それぞれ使用している木の説明書もつけますので、
よかったら木のことも少し読んでみてください。

どちらも仕上げは植物由来のオイルワックスで
ナチュラルな木の質感を生かした仕上げにしています。


今回は端材を有効活用するという観点から材の種類や組み合わせのバランスなどを
ある程度お任せしていただくことで実現できるプロジェクトです。

サイズは揃えていますが、材の接合位置などは不揃いです。

しかしながら一つ一つのフックが、それぞれに木の個性や表情を持っています。
それらも含めてご理解いただきどのような木の組み合わせが届くのかを
楽しみにしていただければと思います。


なかなか有効活用できなかった小さな木片が、ご支援いただくことで
素敵なアイテムに生まれ変わります。どうぞよろしくお願いいたします。

価格には送料が含まれている特別価格となります。(通常は送料別)
すべてのリターンにお礼のお手紙を同封します。

¥1,000 【お礼のお手紙と「杉のスティック2本」

ご支援いただいた方へお礼の手紙をお送りさせていただきます。

そして杉のスティックを同封させていただきます。

杉は一般にもなじみのある材です。とてもよい香りがし、お酒の樽や桝につかわれたり
香りにも癒し効果があります。杉は日本でも有数の産地、吉野杉になります。

長い歴史のある林業の中で手間暇かけ生産された高級材です。その杉をスティック状にしたものをお礼の手紙に同封させていただきます。まずは封筒を開けて杉の香りを感じてください。

そして、このスティックを日本酒などに挿すとその香りが増します。香り付けとして山も感じながらお酒を飲んでいただければと思います。


¥1,000 【お礼のお手紙と「ヒノキ札2枚」

ご支援いただいた方へお礼のお手紙をお送りさせていただきます。

そしてヒノキの札を同封させていただきます。

奈良県産の吉野ヒノキ、目が詰まった木目の美しい木材です。さわやかなヒノキの香りは日本人にはなじみ深い、どこか懐かしさを感じさせてくれると思います。お札のような木片を2枚お送りしますので、お風呂に入れたりして香りを楽しんでください。


¥2,500 【BOフック1個 何の樹種かお楽しみ!

樹種は選べません。端材の中からランダムに切り出した木で製作したものになります。
ホワイトオーク、ビーチ、メープル、パイン、タモ、ナラなどなど何が来るのかはお楽しみです。
木の個性を楽しんでお使いください。


¥2,800 【BOフック1個 樹種が選べます!

樹種は4種類から好きなものを選んでいただけます。

1.ウォールナット(北米産 チョコレート色の人気の高級材 クルミの木です。)
2.ヒノキ(国産吉野ヒノキ 美しい木目の白木材、綺麗な木肌と癒しの香りが特徴。)
3.チェリー(北米産 経年変化で色の深みがかなり増していく少し赤みのある材)
4.タモ(ロシア又は中国産 ナチュラルな色でどんなインテリアにも合う人気の材)
※選択できるのは前面の板です。ベース板選べませんのでご了承ください。


¥3,200 【MARUフック1個 何の樹種かお楽しみ!

樹種はお選びいただけません。端材の中からランダムに組み合わせたものになります。
ホワイトオーク、パイン、ブナ、クルミ、アルダー、などなど。
それぞれの木の個性を楽しんでお使いください。


¥3,500 【MARUフック1個 「 ウォールナット & タモ or ナラ 」

ウォールナットはクルミの木になります。北米産の材で、チョコレート色のとても人気のある材です。
タモは野球のバットなどに使われる種類のもので明るい色味で家具によく使われる材です。もしくは同じ色味で堅木であるナラ材をウォールナットに合わせます。


¥3,500 【MARUフック1個 「チェリー & タモorナラ」

チェリーは少し赤みのある材。つるりとした木肌が特徴で、経年変化で色が濃くなり深みのある落ち着いたブラウンになっていきます。チェリーはどんどん色味が深くなりますので、時間が経つとより材のコントラストが増してきます。


¥3,500 【MARUフック1個 「メープル & タモ or ナラ 」

メープルは白っぽく明るい色味で、きめ細かい木肌でナチュラルなインテリアによく合います。上品な木目でやさしい印象です。


¥5,000 【MARU  &  BO  各1個 「お楽しみセット」】  

MARUとBOが各1個入ったお得なセットです。
樹種は選べません。どんな樹種の組み合わせになるか、お楽しみにしていただければと思います。


¥9,000 【MARU 「お楽しみ3個セット」

MARUフック3個セットです。まとめ買いでお得になります。樹種はお選びいただけません。いくつか壁に取り付けると楽しいウォールデコレーションになります。お買い得なセットをぜひどうぞ。


¥30,000【オブジェ製作 「端材から生まれるインテリアアート」】

30,000円のご支援で、立体彫刻作品を製作します。うたたねではこれまでも鳥をモチーフにしたオブジェを製作してきました。木を削り出して作り上げる作品はアートオブジェとして飾っていただけるものになります。あなたのために端材をアート作品に仕上げます。壁面用のレリーフ(縦横約30㎝程度のスペースに収まるサイズ)もしくは卓上のオブジェ(縦横約15㎝×高さ30㎝)いずれかを選んでいただけます。世界で一つのオリジナル作品です。


以上のリターン品となります。

掲載している写真はサンプルです。
お届けする現物のフックは、色味や木目、ハギ合わせの割合は、異なりますので予めご了承ください。

お楽しみに関してはランダムにちょうど出た材を使います。
中には時々出る端材で量が少ないもの、ケヤキ、チーク、マコーレ、スギ、ビーチなど
材としてはどの組み合わせになるかお選びいただけませんが、
それぞれの素材の良さを感じていただける仕上げにしてお届けします。

   

木を扱う者としていつも思うのは、端材はほんとにうまく利用していくのが難しいということです。
これまでも商品化を検討することはありましたが、実際にはなかなか進まず、
残念ながら廃棄するということが多々ありました。

これは他の木工房でもよく聞く問題でもあり、樹脂やガラスなどの素材と違って
端材を溶かして再生するということが簡単にできない木材という自然素材の難しいところでもあります。

それらをクリアするためにクラウドファンディングに挑戦させていただきますが、
もしも成功するようであれば、端材プロジェクト第2弾も検討し、
また楽しいアイテムを生み出したいと思います。

このプロジェクトだけでは決して
全ての端材を使うことは難しいですが、まずはチャレンジして、
今後に繋がる一歩となればと考えています。

あたたかかで、小さいながらも無垢の木の良さを感じていただき
材の有効活用にもなるプロダクトをぜひお使いいただけましたら
こんな嬉しいことはありません。どうぞよろしくお願いいたします。

本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。ご支援でまた次に繋げたいとおもいます。

どうぞよろしくおねがいいたします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

  • 2019/07/28 14:36

    皆様、こんにちは。梅雨が明け、ここ、大阪市内も、暑い日が続いています。蒸し風呂のようになる小さな工房で、今日も作業を続けております。さて、今回のプロジェクトも、残り日数が少なくなって参りました。目標到達まで、なかなか苦戦しています。実際に見ていただいたお客様から頂くご意見としては、商品について...

  • 2019/07/09 19:53

    こんにちは。うたたねスタッフです。レポートをご覧いただきありがとうございます。プロジェクト開始から、しばらく経ちました。引き続きご支援いっただけるように、活動を続けています。まだまだ目標達成までは長い道のりですが、頑張って皆様に想いを伝えていきたいと思っています。そんな中、うたたねからすぐ近く...

  • 2019/07/05 20:00

    皆様こんにちは。レポートをご覧いただきありがとうございます。うたたねの工房では、今日もオーダー家具の製作や仕上げなどの作業を続けています。毎日、少しづつたまっていく木の端材。。使えそうなものと、処分するものに分けて、整理していきますが、ついつい、もったいないので捨てずに取っておくとすぐに箱いっ...

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