2019/12/10 22:26

長らくお待たせしてしまい申し訳ありません。

本日、第一弾の記事を公開しました。今回は「Stimuleringsfonds voor de Journalistiek(ジャーナリズム振興基金)」という公的機関を取り上げています。

民主主義が機能するための情報流通をいかに支えていくか。オランダではジャーナリズム振興機関のような公的機関が新たな担い手を後押しし、これまでにないメディアやジャーナリズムのあり方を模索しているようだった。

そもそもなぜ公的機関がメディアスタートアップを支援するのかといった疑問から始まり、社会においていかに思考を促すメディアを支えていくかと言う問いをもらった取材でした。記事の最後にも書いた通り、日本は日本なりのやり方を模索していけると良いなと考えています。

日本は欧米諸国に比べ、まだまだ新聞の発行数も影響力も高いと言われている。しかし、今後もその状態が続くとは考えづらい。

先日には、スマートニュース株式会社のシンクタンク「スマートニュースメディア研究所」が、地方紙・地方局の記者の海外取材を支援するプログラムを発表するなど、メディア企業が新たな担い手をサポートする取り組みが登場している。

また、朝日新聞社はThe Breakthrough Company GOと連携し、社会課題解決型の新聞広告を発信するサービスを始動した。潤沢な予算を持つ企業広告が、新たなジャーナリズムの実験場になっていくのかもしれない

Zanten氏の言う「しがらみに囚われない試み」は日本にとっても不可欠だ。公的機関や投資家、企業など、社会の幅広いプレイヤーを巻き込み、質の高いジャーナリズムを支える仕組みを模索していく必要があるだろう。

先日にはオランダのジャーナリスト集団BureauBovenの手がけるポップアップミュージアム「HOW TO SURVIVE A DEMOCRACY」に行ってきました。 独裁政治を生きた人々の物語、ポピュリストリーダー育成ゲーム、自由を奪われていると気づけない「茹でガエル状態」かをテストするゲームなど いかに民主主義が揺らぎやすく、守り抜く意志と行動が必要かを考えさせられました。

https://twitter.com/m___hal/status/1203805789825187842

長らくお待たせしていますが、今月から随時記事を出していく予定です。引き続きどうぞよろしくお願いします!