ご挨拶

プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。「ビストロ・ダルブル」店主の中西です。当店は1974年の創業から白金、南青山に店を構え、49年に渡り愛されてきたフレンチ料理店になります。現在のお店がある恵比寿に移転してから14年目になりますが「楽しい・おいしい・健康に」をテーマに、創業依頼変わらぬトラディショナルなビストロ料理を提供しております。

<恵比寿店の看板>

創業50年目を迎える今年の春、新店舗を福島県浪江町にオープンすることとなりました。復興の過程にありながらも、人や食材に恵まれたワクワクが溢れるこの町で、その魅力や前向きなエネルギーを、実際に店舗を構えることで多くの方に伝えていきたいと思っています。

<店長中西とシェフ無藤>


浪江町との出会い

これまで、私たちはおいしい食材を求め日本全国の生産者を訪ねる旅を続けてきました。北は北海道から南は九州まで、農家さんや漁師さんの個性と想いが込められた食材は何度向き合っても発見があり、同じ食材であっても沢山のメニューが浮かぶ素晴らしい出会いが沢山ありました。

<浪江の新しいブランド野菜(ビーツ)から生まれたメニュー>

<全国の生産者さんとイベントも開催>

そんな旅の中で、今回のプロジェクト実施地である福島県浪江町と出会ったのは2021年。東日本大震災で受けた被害が大きかった土地で、復興に向けた取り組みが今も多く続いている地域でもありますが、初めて訪れた時、「とてもパワーのある町だな」と感じました。人はもちろん、食材もあり、次々にいろいろなコトが生まれている場所で、何度訪れている今でも、新鮮にワクワクを感じられています。このワクワク感、おもしろさを飲食店だから伝えられる方法があるのではないか?そんな想いから私たちもここ浪江で新店舗を構える挑戦をしてみようと決意しました。

<浪江にオープンしたコミュニティ農場の種まき式に参加した時>


新店舗で実現したいこと

オープンは今年の春を予定しています。これまで飲食店は地方の食材を都市部に運んで提供するというスタイルが多くありましたが、これからは飲食店が食材のある町に向かい、その土地の情報発信拠点の役割も担えるのではないか、と考えています。ビストロダルブルにとっても、これからのレストランと産地のあり方にとっても新しい挑戦になります。


そこでビストロダルブルプロデュースで、フランス語のジョワイユー『楽しい』とビストロの造語で新店舗

【ジョワイストロナミエ】(ジョワナミと呼んでください)に至りました。

浪江をはじめ福島の生の声を、料理や活動を通して伝えていきたいと思っています。また、東京にもお店を構えていることから、浪江と東京の架け橋に、東京でも浪江や福島県を発信する際の拠点となることも目指しています。そのスタートダッシュの運転資金として、クラウドファンディングで得た資金を活用させていただきます。

<構想を練っている時のメモ>

浪江の魅力発信、そのトップランナーとなれるような場所へ。浪江へ帰ってきた人や訪れた人がゆっくり食事を楽しめる場を提供したいと考えています。みんなの笑顔が見れる場所、集う場所にしていきたいという想いを込めたお店づくりをし、その場で新たなアイディアが生まれ実現されていく場になることも願っています。地元の方にとっても、地元の食材のおいしさを再発見できるような場になれば嬉しいです。

<改装前の店舗外観>

<改装する新店舗の内装イメージ>

<新店舗オープン予定地>


リターンのご紹介

浪江新店舗や恵比寿にあるビストロ・ダルブルへのご招待券、ビストロ・ダルブルの人気料理の詰め合わせセット等をご用意しています。ぜひ新店舗をきっかけに浪江へも来てみてください。

<リターン例:浪江町に蔵を構える鈴木酒造店の酒粕を使用したチーズケーキ>


スケジュール

2月下旬 クラウドファンディングページオープン
3月20日 クラウドファンディング終了
3月上旬  新店舗完成
4月上旬  浪江新店舗オープン
4月中旬  リターン発送開始


資金の使い道

全額新店舗オープンのための改修費に使用させていただきます。ご支援をありがとうございます。
(内23%は手数料)


応援メッセージ

■株式会社ランドビルドファーム 吉田さやか

「ここには良い食材がたくさんあるのだから。料理人として復興の一助になりたい。縁もゆかりも無かったが、今や友人がいる町だ。一度、ゼロになったこの町で何かできることはないか。」と強い意志を伺った。私たちは甚大な災害や事故を受けたけれど、こうして福島の食に寄り添い続けてくれた人がいる。人の繋がりの大切さを知り、今やゼロじゃなかった町だ。生産者や漁業者はもちろん、多くの人が待っています!

■ガッチ株式会社 松永武士

大堀相馬焼が長く発展してきた背景に、浪江町が震災以前は県内有数の食文化が発達していた町であったと感じています。食と器を切っても切れない関係にあり今後大堀相馬焼が浪江で発展するにあたりダルブルさんのようなお店が浪江町に来られること非常に嬉しく思います。 浪江町に新しい切り口で食文化の発信をされること、心より応援させていただければと思います。 ダルブルさんの浪江ならではの料理に浪江ならではの器を設えること楽しみにしてます。 

■haccoba -Craft Sake Brewery- 代表 佐藤太亮

ビストロ・ダルブルのお2人と出会ったのは、「なみえ星降る農園」の開園式。それ以降、何度も浪江や南相馬でお会いしていることからも、食材の生産現場をとても大切にされていることを感じております。南相馬・浪江を拠点に酒づくりをする身として、そして食いしん坊の一住民として、ダルブルさんのご出店は本当に楽しみです。ともに、豊かな福島の食を楽しみ、表現していきましょう!

■HAGIフランス料理店オーナーシェフ 萩春朋

福島に想いを寄せてくださるビストロダルブルさん。幾度となく一緒に料理をさせていただき、そのたびにダルブルさんの福島食材の知識の深さに尊敬しています。これからイノベーションを起こす素晴らしい町である浪江に食で新しい風を吹き込んで、次につなげてくれるダルブルさんに感謝しております。ダルブルさんがオープンしたら浪江の美味しい食材をみんなで味わってほしいです!

■一般社団法人NOMA LABO 高橋大就

東京で一番好きなレストランはどこかと問われたら、迷いなく「ビストロ・ダルブル」。 福島、東北の生産者仲間の最高の食材を最高の料理にして提供し続けてきたお店。というか「場」。 浪江町のエゴマも、サムライガーリックも、なみえ星降る農園のビーツも、最高の一皿にしてくれます。 そんな大好きなダルブルが、自分の住む浪江町に新たな場を創るとは。夢のよう。 そしてそれは、そこまで無藤シェフと中西オーナーを魅了した、福島の生産者の皆さんのこれまでの賜物でもあります。 オープンの日にみんなで浪江で乾杯する日を待ちわびてます。

■美術家・ドラァククイーン ヴィヴィアン佐藤

浜通りの復興支援や応援という目的だけではなく、その土地固有の自然や四季、継承されている文化や慣習の魅力。そして何よりも豊かな食材に着目すること。 また現在そこに起きている、もしくはこれからそこに起ころうとしている様々な事象。そこに生まれ育った者、新しくやって来る者、戻って来る者、ときどき訪ねて来る者。。この土地で誘発され連鎖する様々な化学変化。 そこでの新しい出来事は、過去の伝統や出来事にも血流を与え続けることになるだろう。

■株式会社OVER ALLs 赤澤岳人

僕がビストロダルブルと出会ったのは7年前。 OVER ALLsを立ち上げてすぐのこと。 大阪で起業したが可能性を求めて東京に進出してきた。 縁もゆかりもない東京。 友達はおろか知り合いもほぼゼロだった。 そんな中で偶然出会ったダルブル。 そこに行くと大輔さんと無藤さんがいつでも応援してくれた。 料理が美味しい、スタッフが温かい、ビストロの魅力は色々ある。 でも僕にとってのダルブルは、いつでも味方でいてくれる場所。 レストランという存在を懸けて、全力で人の背中を押してくれる場所。 なんかそんなお店なんだ。 そんなダルブルが浪江町に新しいお店を出すと聞いた。 浪江町は一度、人口がゼロになったんだよね。 そういう意味では東京に出てきたばかりの孤独だった僕と似てるかもしれない。 ダルブルがそんな浪江町にお店を出すのはすごく自然なこと。 そんな風に僕は思った。 ちなみに僕は2年前にダルブルで誕生日パーティをした。 本当にたくさんの人が来てくれて、お店から人が溢れ返っていた。 7年前なら想像すらできなかった光景。 ダルブルが背中を押してくれたお陰だ。 今度は浪江町の背中を押すダルブル。 きっと数年後には人で溢れ返っているに違いない。 ダルブルはそういうお店。 大輔さんと無藤さんはそういう人。


最後に

新店舗のオープンで浪江町の仲間に加えていただき、浪江町や福島県浜通り地域の魅力を伝えられるお店として育んでいけるよう努めて参ります。応援よろしくお願いいたします。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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