その他にも、皆様に喜んでいただけるリターンを用意する予定です。詳細は順次発表していきます。


明治維新の先達である吉田松陰先生が教えられた松下村塾や、松陰先生の実家杉家の旧宅などを有する松陰神社全般の保全を目的としたプロジェクトです。集まった資金は、老朽化が目立つ箇所の修理に加え、今後の維持管理や史跡の活用などの幅広い活動の支えにさせていただきます。


当松陰神社は、山口県萩市に鎮座しております。御祭神でいらっしゃる吉田松陰先生が多くの若者たちを教え導いた「松下村塾」が境内にあることで知られています。明治40年(1907)の創建以来、地元山口県をはじめとして、全国から皆様にご参拝いただいております。

「松下村塾」と、松陰先生が当時お住まいだった家「吉田松陰幽囚ノ旧宅」は、当時から位置は全く変わっておらず、建物は当時のものが現存しています。しかしながら、建設から180年以上となり、構造材や外壁などの痛みも激しく、維持が難しくなっております。そこで大規模な修繕工事を実施し、後世に残して行きたいのです。

わずか29年の生涯を駆け抜けた吉田松陰先生を慕う方は数多くいらっしゃいます。そんな松陰先生が生きた証のひとつが、「松下村塾」をはじめとする松陰神社に伝わる史跡なのです。松陰先生の思いがつまったこの場所を後世に伝えていきたい、それには皆様のご協力が不可欠です。どうかお力をお貸しください。よろしくお願い申し上げます。

「松下村塾」「吉田松陰幽囚ノ旧宅」ともに建築されてから180年以上が経過しており、激しい老朽化が見受けられます。補修工事は何度も行っておりますが、コロナ期間中の参拝者数が7割減という大変厳しい状況だったことや、建築資材の原価高騰などの影響もあり、修繕費用の捻出が大変難しい状況になっております。

当神社としましても、HP等での広報活動に力を入れてきました。また特別朱印の頒布なども何度か行い、多くの皆様方にご参拝いただけるように努力してまいりましたが、いまだに建物の老朽化を補えるほどにはなっておりません。そこでクラウドファンディングを通じで皆様方のお力をお借りしたいのです。

具体的に修繕が必要な建物はいくつかあります。


松下村塾(ユネスコ世界文化遺産)

松陰先生が安政4年(1857)年主宰した私塾。移築ではなく、180年前からこの位置に建っていました。ここで、明治維新を成し遂げた、数多くの人材が育ちました。建物内の劣化している箇所の修繕に加えて、観光客の対入りを防ぐ周囲の柵などの修繕も行います。


杉家旧宅幽囚室(ユネスコ世界文化遺産)

松陰先生ご実家、杉家の旧宅で、当時よりここに建っていました。天保年間に建てられたといわれ、瀬能吉次郎の持家を借りて住んでいました。安政2年(1955)12月、萩城下の野山獄より出牢した松陰先生は、この邸内の3畳半の1室に幽囚されます。ここで家族などに対して講義を行われ、これがやがて松下村塾の教育へと発展して行きました。


花月楼

松陰神社境内にある江戸時代の茶室「花月楼」。松下村塾出身の品川弥二郎が、これを建設した萩藩第7代藩主毛利重就の遺徳を偲び、自邸内に保存していたのを、昭和34年(1959)、神社境内に移築したものです。

特に屋根の劣化が目立ってきており、雨漏りによる茶室内部の劣化にもつながっています。


7年で4度の落雷被害

また当神社のあります地区では、最近落雷による被害が相次いでおります。当神社もここ7年で4回被害にあっており、松下村塾などを守るための防火設備・防犯設備が何度も破損し、そのたびに多額の費用をかけて復旧しております。

これらが要因で、松下村塾などの維持管理費が捻出できないまま劣化が進んでしまった、というのも大規模修繕が必要となった背景の一つです。



山口県萩市の紹介

江戸時代には、長州藩の本拠地として萩城が築城され城下町が形成されました。明治以降は農林水産業や観光業が盛んで、市内には江戸時代からの古い町並みが多数残っており、重要伝統的建造物群保存地区(いわゆる伝建地区)が4か所もあり、これは金沢市と並んで日本最多で、あの京都市よりも多いのです。

農林水産業では、萩沖の魚介類は全国に誇れるもので、ふぐや甘鯛など魚種も豊富で引き締まった身は実に美味です。萩温泉もあり、全国の皆様が観光に来られます。

こうした古い町並みと現代の生活が融合しているのが、私たちの町萩市です。


資金の使い道

皆様からお寄せいただいた資金は、松下村塾・吉田松陰幽囚ノ旧宅の修繕や、境内への避雷針の設置に使わせていただきます。工事に際して、周辺の参道や建造物の修繕などが必要になった際には、そちらにも使わせていただきたいと思います。また本クラウドファンディングに係る必要経費(CAMPFIRE様への手数料等)にも充当させていただきたく思います。


実施スケジュール

2024年6月:プロジェクト公開
2024年8月:プロジェクト終了
2024年10月以降:リターンの配送

※スケジュールは変更になる可能性があります。お届け時期に影響が出る場合には、あらかじめ活動報告等でご報告いたします。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。