社会問題と向き合う人のクラウドファンディング GoodMorning

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このコミュニティについて

※このプロジェクトは、認定NPO法人PIECESの「子どもをひとりぼっちにしない」プロジェクトの一環として、PIECESが研修や実践などを行い育成している子どもや若者を継続的に支援するコミュニティユースワーカー(※1)が行うものです。


初めまして、塚原萌香と申します。
今PIECESの活動のなかで、10代ママと接し、普段は保育士をしています。

「子どもをひとりぼっちにしない」ためには、家庭でのママとの関わりは重要です。
「ママが自分らしくいきいきと人生を歩める社会」になれば、子どもとママの関係は豊かになり、結果的に「子どものひとりぼっち」は予防されていきます。
私達はそんな願いを持って、シングルマザーや若年妊娠などの困難な状況にいるママを日常的・継続的サポートする「もえかんち」という活動しています。

◆親自身が抱え込まずに、生きていってほしい、そう感じた原体験

活動にいたった経緯には、自分の原体験があります。
私は、小学生のころ両親が離婚したため、片親のもとで育ちました。必死になって私たち姉妹を育ててくれた親。周りの人やサポートにも頼らず、心の闇に飲み込まれアルコールに走ったり、夜出歩いたりする姿も見てきました。

そんな親の姿を見て、子どもながらも悲しく暗闇のなか殻に閉じこもったり、誰も信じられなくて私自身も周りから孤立していたこともありました。親が自分を犠牲にし、子どものために仕事をしている姿を見て「自分がいなければ…」と自己否定の感情に襲われたことも何度もあります。そんなとき、親には信じて欲しかった、そして「私を見て」と親に言いたかったのかもしれない、と今になって思います。

ようやく私が大人になった今、親自身も1人で抱え込んで、子育てに仕事に…と生き抜いてきたのだなと感じられるようになりました。
私の親はあまり周りのサポートを頼らずに子育て、仕事をして生きてきました。そんな姿を見て育ったので、もっと親自身も「自分の人生をいきいきと歩んでほしい」と強く感じます。
親のいきいきする姿は子どもにとっても嬉しく、安心感につながっていくと思っています。
だからこそ、仕事や子育て、勉強で忙しいママをサポートする活動を行っています。

◆「もえかんち」では、ごはんを食べながらお話をしています

もえかんちスタッフには助産師、保育士、社会福祉士などの有資格者がいるため、様々な視点からママをサポートしていきます。これまで10代ママとは個別、集団2つの場で関わってきました。
個別では1対1で近況を聞いたり、悩み相談を受けたりする中、ママとの関係を丁寧に構築しています。また集団では、月に数回、板橋の古民家で10代20代のママの思いをベースに高卒認定の勉強、料理や裁縫などができる環境も設けています。古民家には多世代の主婦の方々も集まり、交流も生まれています。

また今後はPIECESが6月に新しく新拠点を構えたため、そこでも活動を行っていく予定です。そこがママ達にとっていつでも来られるような安心できる家のような機能が果たせたらいいなと思っています。

具体的には、月2回ほどママと会い近況や想いを聞きつつ、ママが必要なこと・もの・ひとと繋げることをしています。ママとの場が家のようにホッとできる空間になってほしい、そう思い自分の名前で恐縮ですが、もえかん家という名前で場を作っています。ママに対しては、支援者というよりもお姉ちゃんのような身近な存在になれたらと思い関わっています。現在は板橋の古民家にスペースを貸していただき、ママと地域の方が触れ合う場ができました。

ママと出会い約8ヶ月。ママが少しずつどんな過去があったかを打ち明けてくれるようになりました。本当に今まで生きてきてくれてありがとうと心から思います。
ママと連絡を取り合うことは多いですが連絡が途絶えそうになったり、ママとの関わりに悩んで頭がぐるぐるしたりすることもあります。しかし間違いなくいえるのは私にとって本当に本当に大切な存在だということ。
関わりのなかで自分自身の過去とも向き合うきっかけをもらっています。

◆今後は、就労や勉強にも寄り添う活動を、地域のなかで展開したい!

現在は他団体と繋がり、ママの得意な絵を用いたLINEスタンプを作ったり、料理の基礎的内容が載った料理冊子を作成したりしています。

そして今後はより多くの機会や人に繋げていきたい。
未来のために勉強や生活スキルを学ぶ経験など積み重ねる機会、またママが得意なことを生かす機会を作りたい。
そう強く思っています。

たとえば、10代で妊娠し高校を中退したある高校生の子には、子育てのサポートの必要だと判断し、私たちは近所の助産師さんに協力を求めました。
その助産師さんが、古民家を使ってママサロンをしているということで、私たちも古民家を貸してもらい勉強をみるスペースを作れることになりました。そこでは、高校生が勉強している間、地域のお母さんたちが子どもを見てくれるようになっていきました。
そのような関わりのなかで、助産師さんが「こんなに子どもに愛情を注げていてすごい。助産師や看護師が向いてるんじゃない?」と言ってくれたその一言がきっかけで「私初めて夢ができた、看護師になる!」とその高校生の子の将来像が育まれていきました。

このように、ママと様々な形でつながりを持ってくださる方がいれば、よりママの可能性が広がっていくのではと思っています。
例えばママと料理を一緒にするなどの現場的な関わり、また寄付という関わり、物資的な関わりなどがあると思います。他にも、何かできることがなくても「難しいね」など、できないことに対し共感し合う関わりなど、たくさんの関わり方があることが大切ではないでしょうか。
ママにとって繋がりを増やし、安心できる先を増やすことでママ自身も選択肢が広がると思っています。ママと血は繋がっていなくとも、親戚のような繋がりを持った方により広く繋げていきたいです。

このプロジェクトは、妊娠SOS東京の方と連携し、ママの紹介や10代ママのケアや専門機関への接続も行なっています。

◆エピソード

Aちゃん(19歳)
1児のママ。現在彼と同居し、バイトをしています。粘り強く取り組み、一生懸命目の前のことに向き合っています。
始めは警戒心が強かった彼女。徐々に個別で会う機会を作り、雑談をしたり、近況を聞いたりすることで寄り添っています。笑顔が以前より見られるようになり、自然体で話してくれる場面が増えてきました。好きな物に対してじっくりと取り組む彼女。今後はママの好きなネイルやイラストに取り組める環境を設け、自己表現とスキルアップのきっかけ作りを行っていきたいと思っています。

Bちゃん(20歳)
2児のママ。妊娠を期に中退し、バイトをしながら元気いっぱいでパワフルな子ども達を育てています。
個別で会うなか少しずつ気持ちを見せてくれるようになり、仕事や子育ての悩みも打ち明けてくれるようになりました。彼女はとても真面目で、相手に対して真摯に向き合い、今後のことを見通す力がある子です。今後は、高卒認定資格や興味のある重機資格の取得に向けて勉強を行っていく予定です。

◆目標金額と内訳

目標金額:33,000円/ 月
1ヶ月の内訳

※10代ママサロンでは、集団での活動の他になかなかイベントに来るのが難しいママの個別訪問も行っています。 

◆リターン

・500円:活動報告(本プロジェクトの活動報告にて公開)
・1,000円:活動報告
・3,000円:活動報告、活動報告イベント(都内にて半年に1回程度開催)に優先招待
・5,000円:活動報告、活動報告イベントに優先招待
・10,000円:活動報告、活動報告イベントに優先招待

◆認定NPO法人PIECESについて

PIECESは、貧困や虐待などの課題を抱える子どもや家庭の支援を行う。医療・福祉などの専門知と実践知を蓄積し、行政や企業向けのコンサルティング・研修等も行う。子ども支援と研修などの人づくりから、多様な子どもたちを包摂していく社会づくりを目的に活動を行っている。主な事業の一つとして、貧困や虐待といった背景を抱える子ども達の日常に寄り添うコミュニティユースワーカーを育成、運営している。コミュニティユースワーカーは、様々な研修や教育プログラムを受け、本プロジェクト以外にも子ども達のニーズや興味関心に合わせて、一人一人に合った支援を作っている。

団体名  :認定 NPO法人 PIECES
代表者  : 代表理事 小澤いぶき
所在地  : 〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目40-10 三翔ビル本郷4F social hive HONGO(小野田高砂法律事務所内)
設立   : 2016年6月22日
活動内容 : 課題を抱える子ども・ご家庭への包摂的支援活動
URL   : http://www.pieces.tokyo

※1 コミュニティユースワーカーとは
コミュニティユースワーカーは、虐待をうけていたり、障害があったり、貧困などの様々な事情を抱える家族に育ったり、不登校などの児童・生徒や、若年妊娠・高校中退などの生活の危機にある若者を継続的に支援する人を指します。NPO法人PIECESが独自で名付けた支援者の名前です。コミュニティユースワーカーは、勉強を教えること、ご飯を一緒に食べることだけでなく、ただ一緒に居ることや、様々な支援機関や市民と連携し、その子に必要なものを見極め、地域で必要な支援をかたち作っていきます。

◆税制優遇について

PIECESは、2018年10月4日付で「認定NPO法人」となりました。
これによりPIECESに寄付をされた方は、確定申告によって寄付金控除を受けることができます。

※ 詳細はコチラ(当団体ホームページ)
※「寄附金控除」による税制優遇のためには、確定申告の際に、当団体が発行した「領収証」の提出が必要です。領収証は毎年1月下旬ごろに発行し、郵送にて対応させていただきます。
※ 領収証はGoodMorningではなく当団体が発行・郵送いたします。



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