はじめまして。CIAL Inc.の戸塚 佑太です!

ページをご覧頂き、ありがとうございます!!


ぼくは岡山県出身の25歳です。

19歳のとき、アフリカ・ウガンダでの滞在中にコーヒーと出会いました。

帰国後は友人とIT系の会社を始め、それから2年弱はエンジニアリングをしていたのですが、次第にコーヒーへの想いが強くなり、高円寺のアートホテル「BnA Hotel」の1階で「Colored Life Coffee」というコーヒースタンドを始めました。


左から、エンジニアの悠汰、COOの純貴

ぼく(戸塚)、ロースターの涼旦郎

デザイナーのすーさん、ライターの大雅くん


昨年2月に「Colored Life Coffee」は閉店し、現在は5人のメンバーと一緒に、「MATERIA」というコーヒーブランドをつくっています!


「MATERIA」は、日常にある”シーン"のためだけにつくられたコーヒーブランドです。



朝いちばんに家で飲むコーヒー

仕事の打ち合わせで飲むコーヒー

カフェでゆったりと飲むコーヒー


同じコーヒーでも、飲むシーンが違えば、求める味や飲み方だけでなく、飲み終わったあとの気持ちも全然違います。

ぼくたちは、ある”シーン"のためだけにつくられたコーヒーを、 "Scene Coffee"(シーン・コーヒー)と名付け、それらをコーヒーブランド「MATERIA」として、1つずつ丁寧につくっていくことにしました。


今回のコーヒー『drop a line』は、「MATERIA」の第一弾となるプロダクトです!


『drop a line』は、"しごとの休憩" のためだけにつくられたコーヒーです。


ぼくは基本的に1日中PCでしごとをしているのですが、あるとき作業に行き詰まり、休憩のためにコーヒーを飲みました。


豆を挽き、コーヒーを淹れる。

コーヒーを飲んで一息つき、再びしごとに戻る。


この一連の流れが、しごとの中に"心地の良い余白"をつくってくれている、と感じました。

何気ない瞬間でしたが、その日はなんだかとても感動したのを覚えています。


このできごとが、MATERIA『drop a line』をつくる、1つのキッカケになりました。


「”しごとの休憩”に寄り添ってくれるコーヒーって、どんなコーヒーだろう?」

そんな問いと向き合い続けて、より良い”しごと”の手助けするようなコーヒーをつくっています!


『drop a line』はティーバッグ形式なので、紅茶を淹れる時と同じように、簡単につくることができます!

個包装は耐水性のあるものを選定し、取り出したコーヒーバッグを、個包装の上に置いておけるようにしました。


コーヒーバッグをゴミ箱に捨てにいく必要がないので、そのままの流れでしごとへ戻ることができます。


今回のコーヒーは、ウガンダ、ベトナム、エチオピアのお豆をブレンドしました!


1. ウガンダ ブギス農協

ブレンドのベースは、ぼくが2017年11月に直接訪問したブギス農協のお豆です。

このコーヒーは、しっかりした口当たりと甘い余韻が特徴なので、気持ちよく”しごと”に戻るためにも、必要な要素だと考えました。

また、コーヒーの味に悪影響をもたらす欠点豆(欠けている豆や、虫にかじられた豆)や石ころなどの不純物を、機械による作業だけでなく、人の手も使って取り除いているなど、美味しいコーヒーをつくるのための、努力と情熱を感じました。


このブギス農協のお豆は、僕たちが「MATERIA」を作り始めたキッカケとも言える、とても大切なお豆です!!

(とても長くなってしまうため、この想いについては後半に書かせて頂きます。)


2. ベトナム ダラット地区 KHO農園 

アジアの中でもトップクラスのクオリティを持つお豆です。

ぼくが以前バリスタとして働いていた、思い入れの深いコーヒー屋さんLIGHT UP COFFEEが、農園主であるローランさん・ジョッシュさんのご夫婦と一緒に、生産の改善に取り組んでいます。

そうした背景もあり、「MATERIA」でどうしても使いたいお豆の1つでした!

りんごのような果実味や、キレのある後味が特徴で、『drop a line』の核となる、想像をかきたてるような感覚を与えてくれると考えています。


3. エチオピア アラカ農園

アラカ農園は、コーヒーの原産国であるエチオピアでも数少ない単一農園であり、豆の大きさや熟度が揃っていて、品質が非常に高いコーヒーです。

エチオピアの基準値よりも農家の方への給与が高く、それが確かな品質につながっています。

とても丁寧に行われる生産プロセスにより、他の国のコーヒーにはない、熟したマンゴーのような甘い香りが生まれています。


コーヒーの焙煎は、メンバーの涼旦郎(りょうたろう)が担当しています!

涼旦郎は、ローストマスターズチームチャレンジという焙煎の全国大会に、関東代表チームとして出場している、焙煎のスペシャリストです!

コーヒーのもつ魅力を引き出せるよう、アルチザンという焙煎専用のソフトを導入し、焙煎ごとのデータを溜めながら、『drop a line』を一番美味しく楽しんで頂けるように仕上げました。


『drop a line』には、これらのブレンドに、味・香り・効能から選定した3種類のハーブを加えています!

味や素材の品質にこだわるだけでなく、機能面でもより良いものを目指すことで、健康的に毎日のしごとを手助けしてくれる飲み物ができました!


3種類のハーブは、日本の薬草を使った伝統茶{table}や、薬草に関するシンポジウム「薬草大学NORM」を企画・実施している新田 理恵さんにご協力頂き、品質が良く、信頼のある農家さんを選びました!


1. ゴツコラ(つぼ草) 綾ヶ谷つぼくさ農園[広島]

綾ヶ谷つぼくさ農園では、WHOでも薬効が認められているスリランカ原産のゴツコラを、全て無農薬で栽培しています。

『drop a line』には、コーヒーとより相性の良かった、焙煎したゴツコラを使用しました!

ゴツコラには、思考が明晰になり、集中力を高める効果があると言われていて、リラックス効果やストレス軽減にも期待できます。


2. イチョウ 霧島[宮崎]

霧島は、昔から各家庭で薬草茶がつくられている地域です。

『drop a line』には、農薬・化学肥料不使用で栽培したイチョウを使用しました!

イチョウには血流改善の効果があるため、記憶力や集中力の低下を抑えられるといわれています。


3. 紅花 みどり農園[山形]

染料としても有名な紅花ですが、みどり農園では安全な食用紅花をつくるため、減農薬栽培に取り組んでいます。

収穫量は農薬使用時の8割以下になりますが、残留農薬の心配がない紅花を届けるため、10年以上もの間、このこだわりを貫いているそうです。

紅花はマイルドな味わいが特徴で、『drop a line』ではコーヒーとハーブの味をまとめる役割も担っています!

また、血行促進作用があるので、冷え性や肩こり、腰痛などの改善に効果的です。

ご支援いただいたお金は、MATERIA『drop a line』の量産・品質向上と、ぼくらが目指す「”美味しさ”が価値として還元される世界」を実現するために、大切に使わせて頂きます!

(ぼくらが目指す世界については、後述させて頂きます。)


【ウガンダ渡航費 約35万円】

現地で行われている生産について調査をするため、プロジェクトメンバーの戸塚佑太と吉田純貴がウガンダへ渡航します!!


生産の改善案を考えたり、提携や輸入の仕方も含め、農園の方々とより良い関係性を築くためにも、このウガンダ渡航は「MATERIA」にとって一番重要であると考えています。

また、現地の農園からサンプルのお豆を仕入れてきて、ウガンダのコーヒーを試飲して頂けるような機会をつくります。

現地での活動の様子は、ご支援頂いた方をご招待予定の「MATERIAコミュニティ」にて、リアルタイムで発信していく予定です!


【コーヒーグラインダー Mahlkonig EK43S 約40万】


コーヒーの品質において、素材や焙煎と同じくらい「挽き目」はとても重要なものです。

挽き目がバラバラだと、必要のない苦味や雑味が出てしまいます。

一粒一粒が均等に挽かれたコーヒーは、より理想的な抽出を行うことができるため、私たちは業界でもトップクラスのグラインダーである「Mahlkonig EK43S」の導入が必須であると考えています!


上記2つの費用に対し、リターンの原価やCAMPFIREの手数料を考慮すると、最低100万円、最大で130万円が必要です。

(見積もり詳細はこちら


そのため、今回のクラウドファンディングでは、100万円を目標金額とさせて頂きます。

また、支援総額が130万円を超えた場合は、以下の用途でお金を使わせて頂きます。

・ウガンダ渡航への撮影スタッフ同行

・ロースティング周辺機材の購入

・オフィス・焙煎所の整備など


皆さんにご支援頂いた分だけ、MATERIAのプロジェクトを進めることができます。

必要なもの、やりたいことが沢山あります!!

皆様のご支援、どうぞよろしくお願いいたします!


MATERIAプロジェクトが始まったのは、2度のウガンダ渡航と、コーヒースタンドの運営がキッカケでした。


ぼくがウガンダに初めて訪れたのは、19歳のとき

1年間の滞在の中で、僕の人生を大きく変えたのが、コーヒーとの出会いでした。



写真は、ぼくがホームステイをしていたワヒンダ一家の皆さんです。

当時の僕はコーヒーが飲めず、スタバでも抹茶クリームフラペチーノをホイップ多めで頼むくらいでしたが、コーヒー農家であるワヒンダ一家の仕事を手伝うことになりました。



初めて見たコーヒーチェリーは、さくらんぼのような赤い果実で、ぼくの想像していた「コーヒー」とは全く違うものでした。

そして、赤く熟れたコーヒーチェリーを丁寧に摘んでいるうちに

「こいつら、可愛いな...」

という気持ちが芽生えていることに気付きました。

そう気付いた時には、ぼくはもうコーヒーの魅力にどっぷりとハマっていたのです。


一方で、そんな美しいコーヒーが、ワヒンダ一家に大きな負を生んでいることも目の当たりにします。

当時の市場では、コーヒーの”量”に対してお金が支払われていたので、お金が必要になった時には、まだ熟していないコーヒーチェリーも収穫・出荷している状態でした。


ぼくはコーヒーの「量」だけが価値として判断されていることに、違和感を感じました。

「この仕組みを変えていくために、まずはコーヒーを消費する側の意識を変えていこう。

日本に帰国後はそんな想いをもって、東京・高円寺で「Colored Life Coffee」を立ち上げました。


ありがたいことに、継続的に来てくれるお客さんや、イベント出店などの依頼は増えていく一方で、目の前のことだけで精一杯になっていく日々。

そんな中「このままでいいんだろうか?」という疑問が生まれるようになりました。

ぼくたちの描く世界に近づくためには、どうすればいいんだろう...


悩んで、悩んで、悩んだ結果、

もう一度ウガンダへ行こう」と決めました。


現地で体感したあの空気、そしてコーヒーの生産に携わる方々の空気に触れれば、答えは必ず見えてくるはず。

お金がなかった当時の僕は、Polcaで渡航費を募ってみることにしました。

そして、自分でもびっくりするくらい沢山の方々にご支援いただいたおかげで、農園・農協・精製工場を訪問し、サンプル用のコーヒー豆も買ってくることができました。

Polcaで支援いただいた皆さん。現地で手助けしてくれた日本人の皆さん。

本当にありがとうございました!!


アフリカでコーヒーに携わる方々との直接的な関わりをきっかけに、だんだんと、自分たちのやりたいことが見えてきました。

そして、たどりついたのがこの「MATERIA」というプロジェクトでした!


僕たちは「"美味しさ"が価値として還元される世界」を実現するための最初の鍵は「農協」にあると考えています。



農協は100以上の農園が、収穫したコーヒーを換金するための場所です。

農園にとっての経済圏である農協で、「充分に熟したコーヒーチェリーが90%以上であれば、定価の◯倍で買い取る」といったような、新しい換金の仕組みをつくることで、”量”ではなく、”質”や”美味しさ”に対して価値を還元していくことができると考えています。


農協とパートナーシップを組み、コーヒー豆を直接輸入できるようになること。

これが「MATERIA」の、実は一番大切な核心であり、ぼくたちが叶えたい夢です!

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。



2019年1月14日

戸塚 佑太

  • 2019/03/18 17:25

    【目次】1. CAMPFIRE達成のお礼2. ウガンダでの活動報告3. 世界最高のコーヒーグラインダー「Mahlkonig EK43」届きました…!!4. MATERIA『drop a line』のリターン発送と販売開始時期について【CAMPFIRE 111%達成しました!!】みなさんの応援や...

  • 2019/01/28 20:14

    支援額が、50%を達成しました…!!!!みなさん、ご支援頂き本当にありがとうございます。みなさんのご支援や、SNSなどで伝えて下さる文章を読み、毎日元気を頂いています。そして、そして、そして。「ウガンダへの航空券、かいました!!!!」みなさんのご支援を頂き、ウガンダに行けることが確定しましたの...

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