元不登校生たちが運営するフリースクール「Riz」を2018年6月に東京都内に作ります!

はじめまして、フリースクール「Riz」代表の中村玲菜(21歳)と申します。
16歳のときに相談団体「ココトモ」でボランティア活動をはじめ、19歳のときにはココトモの活動の1つとして、不登校などで悩む10代のためのコミュニティサイト「ティーンズプレイス」を設立。約5年間、悩みを抱える人たちの居場所づくりをおこなってきました。

◆不登校に苦しむ中高生たちの居場所をつくりたい

わたしは中高生時代に4度のいじめを受け、半年以上の不登校・引きこもりを経験しています。

「学校に行きたくない」
不登校経験者だからこそ、この言葉の重みが分かります。自分が不登校であるという事実。自分の居場所が学校にないという事実。それを受け止めるには長い時間と周りの支えが必要不可欠です。しかしながら、学び方・生き方が多様化された今でも不登校生に対する支援は十分とは言えません。

現在の中学校での不登校生は、103,247名(平成28年度)。それに対してフリースクールを運営する団体は、関東で50団体弱。全国でも400~500団体と言われています。実際、不登校生のうちフリースクールに通っている学生は5%にも達していません。

わたし自身も「居場所がない」という苦しみを体感してきたので、こういった現状をみて今回フリースクール「Riz」を作ろうと決意しました。

◆Rizは東京都内に2018年6月オープン予定!

ただいまRizはたくさんの方に協力していただきながらオープン準備を進めています。
今回この記事をつうじてRizのことを知っていただいた皆さまにもどうかご支援・ご協力いただけると嬉しいです!

Rizが目指すのは「なりたい自分になれる」場所

「不登校支援」というと多くの方が「再び学校に行けるようにすること」をイメージされると思います。
もちろん学校へ行けるようになるのは素晴らしいことですし、実際に再び学校に行けるようになったことで自信を得ていく子どももたくさん見てきました。

しかし学校へ行けるようになることが子どもにとっての「ゴール」ではありません。

学校を卒業した後、その子は自立し、自分の人生を歩まなくてはいけません。
仮に学校へ行けたとしても、それが「学校に行きたくない」という気持ちを抑え込んだものだったり、諦めたゆえの行動だったりしては意味がないのです。

わたしたちは「子どもが再び学校へ行けるようになること」ではなく「その子がその子らしく生きていけるようになること」が大切だと考えています。

自分らしく生きるために知識が必要であれば学校へ通えばいい。
自分らしく生きるために学校が合わないと感じたら違う学び方を探したらいい。
Rizはそんなふうに子どもたちが「なりたい自分になれる」場所を目指しています。

この想いを実現するためには、下記3つのステップが必要だと考えています。

Step1.自分のことを受け入れてくれる存在が見つかる
Step2.学校の勉強を教えてもらえる

Step3.やりたいことのヒントが見つかる

Rizではこの3つのステップをサービスとして提供することで、子どもたちが「なりたい自分になれる」場所を実現します。

なぜ「学ぶこと」が最初のステップではないのか

わたし自身がいじめを受けて悩んだとき、周囲からの言葉はお世辞にも愛情のこもった言葉とは言えないものばかりでした。

「そんなことで学校に行きたくないなんて甘えだ」
「通わせてくれる親御さんに感謝しなさい」
「世の中にはもっとつらい思いをしているんだぞ」
これらの言葉を聞いたときに、わたしは「わたしが悪いんだ」と感じて苦しみました。

その後、わたしは5年間の相談活動を通じてたくさんの中高生たちの相談を受けてきました。そして多くの中高生が過去のわたしと同じように「学校に行けない自分が悪い」と感じて苦しんでいることを知りました。

傷ついた心には、何よりも最初に「安心」が必要です。
自分のことを受け入れてくれる存在が必要です。

そのためRizは不登校経験のある人たちがスタッフを務めています。
今この瞬間に不登校で苦しんでいる子どもに心より添えるスタッフたちです。

まずは子どもが安心できる場所であること。
そのうえで、勉強のサポートや自己実現のサポートをおこないます。

勉強のサポートでは難関大予備校の講師の協力を得ており、自己実現のサポートではさまざまな職業の方たちの協力を得ているため、子ども1人1人の夢や目標にあわせてサポートすることが可能です。

Rizの3つの特徴

Rizにはさまざまな特徴があります。
今回はその中でも3つの特徴をご紹介します。

1.元不登校生たちが運営。常に当事者目線に立った対応

Rizのスタッフの多くは元不登校生たち。
さらに相談団体「ココトモ」で日頃から相談活動をおこなっているスタッフなので、生徒と同じ目線に立ち、生徒1人1人の気持ちを大切にしながら、より良い人生を歩むための方法を一緒に考えることができます。

2.交流と勉強、独立した2つの環境

Rizには「コミュニティスペース」と「自習スペース」の2つの場所があります。

コミュニティスぺ―スはリラックスして過ごすための場所。
元不登校生のスタッフが常に滞在していて、いつでも相談や雑談ができます。また漫画など一人で過ごせるものも用意しているので、子どもが自分のペースでまわりとつながることができます。

自習スペースは学びたいことを自習するための場所。
一人で集中できる環境が整っているだけでなく、現役の予備校講師の方たちが生徒一人ひとりの学びたいことやペースに合わせてマンツーマン形式で勉強をサポートしてくれます。

3.保護者の方へのサポートも実施

Rizは生徒へのサポートだけでなく保護者の方へのサポートもおこなっていきます。

不登校で悩むのは本人だけではありません。
子どもとの接し方やご家庭のことで悩みを抱えている保護者のための相談窓口を用意し、いつでも無料で相談にのります。

※さらにRizの詳細を知りたい方へ

Rizはすでにサイトを公開しており、サイトではサービスの詳細から入学に関する情報まで確認することができます。もしご興味のある方はサイトをご覧ください。

▽Rizの公式サイト
http://riz-school.com/
 

Rizオープンまでの流れ

Rizは2018年6月1日に東京都内(場所は後述)にオープン予定です。
オープンまでの流れは、下記の通りです。

1.サイト公開(2018年3月31日)

オープンに先駆けて、Rizの公式サイトを公開しています。
サイトではRizの詳細を知ることができるだけでなく、入学前から中高生・保護者の無料相談を受付しています。

2.無料プレオープン(2018年5月1日~5月31日)

興味を持ってくれた中高生・保護者の方が入学を決める前にRizの雰囲気を体験できるように、2018年5月1日~5月31日の1ヶ月間『無料プレオープン期間』を設けます。プレオープン期間中はいつでも無料でRizを利用することができます。また、Rizへのご相談や入学説明会も随時受付いたします。

▽プレオープンの詳細はこちら
http://riz-school.com/464

3.オープン(2018年6月1日)

正式オープンは2018年6月1日を予定しています!

※Rizの場所について

Rizは東急東横線「都立大学」駅より徒歩10分の立地にあります 。
住所や駅からの行き方はRiz公式サイト内「アクセスページ」をご覧ください。
駅からRizまでの道中は、春には一面の桜が見える雰囲気の良い道です。交通量も少なくとても閑静な住宅街の中にあるので通学にも安心な立地です。

※ただいま内装準備中のため実際に訪問できるのは2018年5月1日からとなります

これまでの活動実績

今回つくるフリースクールRizは、わたしが運営スタッフを務めている相談団体「ココトモ」のプロジェクトとして立ち上げます。

ココトモは2013年に『悩みを抱える人たちの居場所づくり』をビジョンに掲げて無料相談サービスを開始し、現在は在籍スタッフ100名以上の団体として活動しています。相談サービスは年間10,000人以上の方が利用しており、web・リアルそれぞれで事業を展開させています。

◆ココトモが運営する事業一覧

友達として相談にのる無料相談サイト「ココトモ」
不登校などに苦しむ10代のためのコミュニティサイト「ティーンズプレイス」
東京・代々木!ココロをシェアするコミュニティスペース「ココトモハウス」
摂食障害に苦しむ方のためのコミュニティサイト「リコの笑顔」
仲間と一緒に自信をつける!スキル取得サイト「チャレトモ」

◆掲載実績

・2016年9月3日
TBS番組「報道特集」放送回『子どもの自殺を防ぐために』特集にて掲載
http://teens-place.com/20887/
・2016年5月1日
NPO法人全国不登校新聞社が発刊する「不登校新聞」にて掲載
http://kokotomohouse.com/46501/

ご支援の使い道

今回のプロジェクトの支援金目標は350万円。
集まった支援金はRizの設立費用に利用すると同時に、リターンの特典にあるとおり「金銭的な都合でフリースクールに通うことができない子ども・家族」を救うために利用させていただきます。

◆支援金の使途内訳

〇Riz設立費用
・物件契約費用:120万円
・物件内装費用:100万円
・プレオープン費用(人件費+広告費+家賃):80万円
〇手数料
・クラウドファンディング手数料14%:約50万円

◆目標金額に届かなかった場合もRizを設立します!

支援金が目標金額に届かなかったとしてもRizは設立いたします。
入学を検討してくださっている方はご安心ください。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
あらためて、フリースクール「Riz」代表の中村玲菜です。

不登校はとてもとても孤独な闘いです。
常に周りの目を気にして、満足に出かけることもできなくなってしまうことも珍しくありません。

また、家族も昼間から家にいる子どもを目にするため、「このまま引きこもりになってしまうのではないか」「この子が学校に行けなくなったのは自分たちのせいなんじゃないのか」と罪悪感に苛まれてしまう場合もあります。
その結果、心無い言葉をぶつけてしまったり、子どもの不安を抱えきれなくなってしまったりすることもあります。

わたしたちが目指すのは、子どもだけではなく保護者の方や周りの方たちも居場所を見つけられるフリースクールです。

不登校による社会からの孤立を防ぎ、子どもたちの未来を守るために。
今この瞬間に「居場所がない」と苦しんでいる子どもを一人でも多く救うために。

どうか、力を貸していただきたいです。
応援、よろしくお願いいたします。

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元不登校生たちが運営する
フリースクール「Riz」

HP:http://riz-school.com/
Twitter:@riz_school
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