はじめに・ご挨拶

 仙台市や愛知県の教師や大学関係者,学生,防災活動実践家などが中心となって2017年度から正式な活動を開始した「三陸&東海防災フォーラム伝」は,仙台市の地域と連携した防災教育を雛形として,三陸と東海の防災・減災・復興・地域連携の活動に取り組む人々や学ぶ意欲を持った人々が共に集って学び合うことを目標に,年に2度名古屋と仙台で防災フォーラムを開催してきた。2019年度からの仙台でのフォーラムは「被災地に学ぶツアー」の企画とし,釜石市・気仙沼市・石巻市・名取市等を訪れて,主に宮城県や岩手県と東海地方の人々の学習と交流の場を提供してきた。北海道や岡山県からの参加もいただいた。

 また、2020年度と2021年度には,東北大学災害科学国際研究所の柴山明寛准教授と岐阜大学流域圏科学研究センター小山真紀准教授との共同研究に取り組み,科学的な知見を得ての活動のブラッシュアップや防災教育のエビデンスを得る事の重要性に鑑み,災害アーカイブワークショップの企画運営や防災教育の体系化の研究に取り組んできた。今も研究を継続している。

 東日本大震災から10年を経て,震災の経験の風化を防ぎ,防災・減災・復興そして地域連携の促進のために充実した活動を展開するべく,2021年4月22日に「一般社団法人三陸&東海防災フォーラム伝」として法人化した(代表理事:東北大学大学院教育学研究科・教育学部 松本大准教授)。三陸と東海に限らず,全国に向け発信していきたい。


このプロジェクトで実現したいこと

 「三陸&東海防災フォーラム伝」は,東日本大震災を始めとする様々な災害で受けた人々の苦渋と復興のために立ち上がってきた道のりに鑑み,災害から学んだことの伝承,防災・減災・復興に取り組む人づくり,防災意識の向上,地域連携の促進,及び他の有効な取り組みを通して,安心して暮らすことのできる社会の実現に貢献することを目的とする。

この法人は,前条の目的に資するため,次の事業を行う。

1 三陸&東海防災フォーラム伝の開催・運営

2 被災地見学ツアー企画立案実施,情報収集・提供サービス及びプロデュース業務

3 防災サバイバルキャンプ企画立案実施,情報収集・提供サービス及びプロデュース業務

4 防災・減災・復興に関する広報活動・出版業務

5 防災・減災・復興に関する意見の表明

6 前各号に付帯する一切の関連事業


私たちの地域のご紹介

 私たち三陸&東海防災フォーラム伝は、その名の通り宮城と愛知をつないで活動しています。法人の本拠地のある宮城の魅力をご紹介します。 

 宮城県は東北地方の太平洋側に位置し、東は太平洋、西は奥羽山脈に面し豊かな自然に恵まれています。米作りに代表される農業、漁業、仙台牛に代表される畜産業など、自然を活かした産業が盛んで海の幸・山の幸に恵まれたところです。歴史的には戦国武将・伊達政宗が仙台の地を治めていたことや400年の歴史を持つ仙台七夕まつりでも有名です。

 2011年の東日本大震災。宮城県は沿岸部を中心に大きな被害を受けました。全国の皆様からたくさんのご支援をいただいたことに深く感謝しております。今年で震災から12年。被災地の方々は復興への道のりを一歩一歩、歩んで来られました。しかし時がたつにつれて震災の記憶が風化してしまうことが心配されています。

 宮城県では震災遺構や震災関連施設の整備が進んでおり、昨年は震災遺構大川小学校や震災遺構門脇小学校も公開されました。各地で伝承活動が行われていますし、震災当時子どもであった若者たちも語り部や防災活動に取り組んで発信を始めています。被災地だからこそ発信できる、震災がもたらしたものや伝えたいこと、復興の現状、そして未来につなぐ取り組み。それらをぜひ現地で体感してみませんか。

 どうぞ宮城に来てけさいん!


プロジェクトを立ち上げた背景

 東日本大震災から12年を経て,東日本大震災の記憶も風化しつつある。震災の経験の風化を防ぎ,防災・減災・復興そして地域連携の促進のために、現地学習会やフォーラム、サバイバルキャンプ等の活動を継続している。三陸と東海に限らず,全国に向け私たちの活動を発信・展開していきたい。


これまでの活動

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県。仙台市では地域と連携した防災教育に力を入れてきた。その中の一取組に愛知県の教師や大学関係者,学生,防災活動実践家などが共感し、協力し合って2017年度から正式な活動を開始した。地域と連携した防災教育を雛形として,三陸と東海の防災・減災・復興・地域連携の活動に取り組む人々や学ぶ意欲を持った人々が共に集って学び合うことを目標に,年に2度名古屋と仙台で防災フォーラムを開催してきた。2019年度からの仙台でのフォーラムは「被災地に学ぶツアー」の企画とし,釜石市・気仙沼市・石巻市・名取市等を訪れて,主に宮城県や岩手県と東海地方の人々の学習と交流の場を提供してきた。北海道や岡山県からの参加もいただいた。

 また、2020年度と2021年度には,東北大学災害科学国際研究所の柴山明寛准教授と岐阜大学流域圏科学研究センター小山真紀准教授との共同研究に取り組み,科学的な知見を得ての活動のブラッシュアップや防災教育のエビデンスを得る事の重要性に鑑み,災害アーカイブワークショップの企画運営や防災教育の体系化の研究に取り組んできた。今も研究を継続している。


資金の使い道・実施スケジュール

項目・金額・内訳の順で

【運営費:防災サバイバルキャンプ(2023年9月を予定)】
100,000円
講師御礼(交通費込)講師2名50,000円、キャンプ用品借用15,000円、会場費35,000円

【運営費:被災地に学ぶ学習会(2023年6月宮城県亘理町で開催予定)】
240,000円 
講師謝礼(交通費込)語り部2名20,000円、語り部後援会会場費10,000円、体験学習費補助(漁業体験・はらこ飯づくり体験)50,000円、旅費補助102,000円、観光バス代補助50,000円、パンフレット作製費5,000円、ネームプレート代3,000円

【運営費:研究部主催学習会(2023年は3回開催予定)】
120,000円
講師謝礼20,000円×3回、会場費補助20,000円×3回、オンライン開催

【運営費:防災フォーラム(名古屋及び東京会場 2024年2月予定)】
100,000円
会場費補助30,000円、講師謝礼(交通費込)2名40,000円、パーテーションレンタル30,000円

【備品費】
150,000円
テント2張100,000円、クーラーボックス10,000円、プロジェクター購入補助費40,000円

【事務用品費】
30,000円
印刷用紙15,000円、プリンターインク代15,000円

【通信費】
5,000円
切手代、レターパック代

【ECサイト・SNS運営費】
50,000円
年間利用料金15,000円、維持管理費35,000円

【広報費】
10,000円
各イベントチラシ印刷代

【スタッフ交通費補助】 
155,000円
仙台⇔名古屋往復交通費 年間7名分

【CAMPFIREの手数料】
40,000円

合計 1,000,000円

★クラウドファンディングでご支援をいただきながら、一日でも早く、多くの方に防災について学ぶ機会を提供するため
現在、自己資金で活動を開始しています。


リターンのご紹介

・宮城県亘理町白井商店「漁師さんおまかせ鮮魚セット」大・中・小

・宮城県角田市「スペースライスOnigiri」2個入り・1個入り

・「フォーラム・研究会等活動参加割引券」

・亘理の海の贈り物~The present from sea shore of Watari~「貝殻ストラップ」


最後に

「東日本大震災の経験を伝えたい! あなたに伝えたい」

 あなたのおうちはだいじょうぶ?「災害は待ったなし!」東日本大震災の経験を伝え、安心して暮らせる社会づくりをお手伝いしたい!私たちは、防災フォーラム・ツアー・ワークショップなど、歩みを止めず活動を進めています。被災地宮城と他地域の交流から学びを広げています。その「意義ある学び」を全国の「あなた」に伝えるための活動資金にご支援ください!!


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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