はじめに
はじめまして。
私たちは、“お寺”という場をいかしながら、行き場を失ったり、傷ついたりした猫の保護に取り組む「一般社団法人こちねこ」と申します。飼育支援や、保護猫についての知識を広める活動、譲渡会などを通じて猫と人のご縁をつなぎ、人も猫も、どちらも安心して暮らせるような社会を目指して活動しています。
このプロジェクトで実現したいこと
今回、こちねこの活動を続けていくための資金を集めるとともに、私たちの活動を知り、「人と猫がともに生きる社会」に心を向けてくれる人が増えることを願い、クラウドファンディングを立ち上げました。
どうぞご支援をよろしくお願いいたします。
こちねこを立ち上げた経緯
現在日本では、金銭面の事情や知識不足が原因で、猫の避妊や去勢手術がきちんと行われず、その結果、多頭飼育崩壊が起きてしまったり、捨てられたり、殺処分となってしまう事例が、悲しいことにいまだにあとを経ちません。
そんなふうに人の勝手な都合で猫たちが一方的に犠牲になることなく、人も猫も安心して暮らせるようにしたい。その想いを胸に、こちねこ代表の草切が個人で猫の保護活動を続けてきましたが、より多くの猫の命を救うために2019年9月に立ち上げられたのが、「一般社団法人こちねこ」です。
これまでこちねこではこの3年の間、行き場を失ったり、傷ついたりした猫を保護し、130匹以上の猫のために新たな居場所をみつけてきました。また、猫との暮らしや保護の現状を知ってもらうためにSNSを運用したりなど、定期的な情報発信も続けています。
しかし、猫を保護できる場所や人、仕組みをいくらつくれたとしても、一団体が頑張っているだけでは、救える猫たちの数に限界があります。そこで、2019年に猫と人が互いに共存できる社会を目指し、こちねこが立ち上げられました。
現在こちねこでは、猫を引き取りたい、保護したいという申し出以上に、猫を保護してほしいという問い合わせが圧倒的に多く、猫を保護して避妊や去勢手術をほどこすだけでは、私たちが目指す「猫もしあわせ、人もしあわせ」な社会を実現することはできないと強く実感しています。
ひとりの人間として出来ることは限られる。でも、同じ想いを持つ者が集まれば、一人の力が大きな力になります。だからこそ、ひとりでも多くの人に「人と猫がともに生きる社会」を実現するために力をかしていただきたいと考えています。
目標・目指す世界
私たちは今、猫の保護に特化した活動に取り組んでいますが、本来は猫と人に限らず、どんな動物にとっても住みやすい社会であってほしい。種族によらず、しあわせに過ごせるようになってほしい。そんな世界をかたちにしたいと思っています。
そのためにもまず、今私たちができる範囲のことから地道に取り組もうと考え、猫の保護に取り組んでいます。具体的には、TNR(=Trap・捕獲、Neuter・不妊、去勢手術、Return・猫をもとの場所へ戻す)という方法で野良猫を地域に戻したり、引き取り手を探したり、地域猫に責任をもってご飯をあげる仕組みを整えたり、またときには、猫の飼育に関する正しい知識を広めるための広報活動を行ったり、その場そのときに適した方法を常に探しながら活動しています。
代表の想い
はじめまして、一般社団法人こちねこ代表理事の草切榮隆(くさきり・えいりゅう)です。千葉市にあります日蓮宗本円寺の住職を務めながら、猫を保護する活動に日々取り組んでいます。
私は北海道で生まれ、たくさんの動物にかこまれて幼年期を過ごしました。なかでも特に身近な存在だったのが、猫でした。ヒト中心の社会において、また身近な地域において、一匹一匹の猫や動物は小さな存在かもしれません。
しかしそれらは、けっしてないがしろにされてもいい“小さな生命”ではありません。 そういった想いから、人と動物の両方が尊重され、共生する社会を目指し、今できることを考えた結果、当法人を立ち上げました。
今では、お葬式やお盆のお参りのときぐらいにしかお寺に足を運ばない人も多いかもしれませんが、お寺の本来の役割は、“生命を救う”こと。昔はコミュニティの中心にお寺があり、人の心のよりどころ、逃げ場、寺子屋などの役割を果たしていました。
昨今は、そういった役割は学校や行政、病院、福祉と分担が細分化されていますが、そのために各分野での専門性は高まる一方、その区分から漏れてしまったがために必要なサポートを受けられないことも少なくありません。
だからこそ、その“すきま”を埋め、命を救う受け入れ先として機能することが、お寺として大切な役割ではないでしょうか。たとえば、継ぐ人のいなくなった空き寺を使った保護猫施設があったら素敵ですし、空き寺が人の集まる場となったら、防犯のためにもなります。
今回のクラウドファンディングをきっかけに、当法人の活動を知り、命を守る場所としてのお寺の可能性が広がっていくことを願いつつ、そういった命を守る場所や取り組みがなくても、それぞれのしあわせが実現されるような世界を目指し、小さな一歩を積み重ねていきます。
みなさまのお力を少しでもお貸しいただければ幸いです。
クラファンのスケジュール
・2月初旬 クラウンドファンティング開始
・3月下旬 クラウンドファンティング終了
・4月以降 リターン実施、郵送予定
リターンへの想い一部紹介
【電解水商品】
猫たちの部屋やトイレを掃除する度に思うことがありました。この洗剤ははたして猫にとって安全なのだろうかと。
世の中には人にとって生活のためになるものでも、猫や動物たちにとって毒や危険物に値するものが多くあります。その中でも界面活性剤を使用した洗剤は相当用心しなければいけないものです。万が一口に入ると中毒を起こし、死に至ることもあり、少しでも洗剤の成分が残らないようにと苦労するものです。何かいいものがないかと人に聞いたり調べたりし、運命の出会いがありました。
それが、水でつくられたアルカリ電解水です。アルカリ電解水は汚れを落とすための界面活性剤が入っていませんが、タンパク質や油脂を分解する特徴があります。頑固な油汚れやタバコのヤニ汚れを始めとする落としにくい汚れに対しても強い効果を発しますが、もともと洗剤成分が入っていないため、すすぎや水拭きの必要がありません。原料は99.9%が水で、残りの0.1%は食品添加物グレードのカリウムのみ。洗剤やアルコール、塩素などを全く含まないので、ペットがいるご家庭でも安心です。
アルカリ電解水自体はすでに市場に出回っておりますが、調べてみるとpH値が低かったり安定していなかったりする商品も多いようです。
安心して継続的に使用出来るよう何度も試行錯誤して開発しているアルカリ電解水を多くのご家庭にお届けしたく努力をしておりますが、やはり資金面での苦労は多いものです。
日頃の保護猫活動に支障をきたすことなく完成をさせたいため、ぜひみなさまのお力も合わせ一緒につくれればと思います。
【動物の絵を描いてもらえる】
保護猫と共に暮らすウクライナ出身のデザイナー。実写、デフォルメ問わずとても温かみのある絵を描いてくださいます。
資金の使い途
・アルカリ電解水開発費、譲渡会運営費 1,000,000円
・梱包費、発送費 、その他諸経費 365,000円
・クラウドファンディング手数料 (9%)135,000円
※もし達成できたらさらにエサ代や譲渡会運営費,医療費など自己負担でおこなっているところの費用にあてたいと思っています。
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。私たちは、人と動物、どちらか一方が犠牲になるのではなく、ともに生きる社会であってほしいと願い、これまで活動を続けてきました。
その想いに一切のゆらぎはありませんが、保護活動にはかなりの資金が必要です。たとえば、保護当初は病気をしていたり寄生虫がいたり、ほとんどの場合は通院を余儀なくされます。
また、保護をした猫が子猫の場合、成猫よりも身体が弱いため、去勢避妊の手術に加え、ワクチンも必要になります。さらに、1年間猫を適正に飼育するのには、平均9万円ほどかかると言われ、里親さんが見つからない場合、保護をしている者にそれだけの金銭的な負担がかかってきます。
現在は資金が足りない部分は代表が自ら捻出し、加えて持続可能な活動のかたちを模索していますが、これからさらに一緒に活動する仲間を増やし、多くの命を救っていくためにも、みなさまの応援・支援をどうぞよろしくお願いいたします。
クラウドファンディング運営メンバー
【片岡渉】
私たちは、保護活動だけではなく「猫もしあわせ、人もしあわせ」をモットーに広く活動をしています。地域で猫と人が共生するには、今以上に活動の幅を広げ、もっと多くの理解者増やす必要があります。
活動には資金が必要です。みなさまのお力を少しでもお借りできますと幸いです。
【福住佐智子】
自らも保護猫を飼いチャリティに尽力し大きな力を発揮しております。
【カテリナ・ステルマクフ】
ウクライナ出身のデザイナー。現在はこちねこで保護猫たちの未来のために絵を描いています。
メディア紹介されました
【テレビ放送】
2022/9/28 BSTBS猫自慢
2022/4 NHKおはよう日本
2022/2/22 NHKひるまえほっと
2021/9/17 Nスタ
2021/9/15 スーパーJチャンネル
【新聞掲載】
千葉日報
産経新聞
読売新聞
【雑誌掲載】
ベネッセ「ねこのきもち」
月間住職
\ YouTube毎日更新中 /
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