少しずつ視野が狭くなっていく病気・網膜色素変性症。いつか見えなくなるかもしれない。一人では続けられないと、一度はあきらめた作品作り。視覚障害を持つハンドメイド作家・辻さんの「好き」が溢れる作品作りを『＃できるよ！』と応援！辻さんを中心にこのプロジェクトを成功させて沢山の方に「＃できるよ」を伝えたい

この度は本プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

合同会社WIND LIFE代表の横田剛(よこた　つよし)と申します。

私は、京都市で就労継続支援A型事業所を経営しています。”仕事を創造し、雇用を生み出すことで社会課題に挑戦し続ける”を理念に掲げ、利用者さん一人ひとりにあったそれぞれの「やりがいある仕事」を創造し、社会から必要とされる事業所であり続けることを目指している会社です。

網膜色素変性症という難病を抱えた辻由美さんと出会い、いつか見えなくなるかもしれないということでハンドメイド作家としての製作活動も諦めないといけないということがあることを知りました。

私たちができることで辻さんのハンドメイド作家としての活動を支えることが、障害があってもやりたいことがやれる事業所へのスタートになると考え、このプロジェクトを企画しました。

辻さんと共にこのプロジェクトを成功させ、沢山の方に勇気と「＃できるよ！」を伝えたいです！

まずは、一人でも多くの方に辻さんの作品を手に取ってもらい、彼女の活動を知ってもらうことで、一人ではできなくてもお互いが支え合うことでできることがあることを広めたいのです。

辻さんの夢の実現をきっかけに、夢を諦めそうになっている方に「＃できるよ！」を伝えられれば最幸です

「やっていいんだって思えて嬉しかったんです」

キラキラした笑顔で話してくれるハンドメイド作家の辻由美さん。
彼女は、網膜色素変性症という難病指定をされている視覚障害者です。
まだ治療法も見つかっていない、いつか見えなくなってしまうかもしれない病気です。

病気が見つかってから始めたハンドメイド作家としての活動。ネイルチップでアクセサリーを製作、オンラインショップや百貨店のイベント出店などで活動。少しずつ増えていくオーダーや出店依頼。製作数が増えるにつれて、症状の進行により、受注業務や接客など作品製作以外のことで活動が困難になる。
「とても一人ではやっていけない…」と、一人でできることに限界を感じて作家活動を諦めてしまうことに。

その後、大好きだった作品作りも作家としての活動も全てを諦めていた辻さんが、障害があっても働ける場所を探して弊社の軽作業の求人募集に応募。

面接時に、辻さんの病気のことや日々の生活、作家活動のこと、夢を諦めた経緯などを聴いて、私たちがチームとして辻さんのこれからの人生を応援したいと思い、一人では諦めるしかなかった作家活動をサポートすることを提案しました。

「ぜひ、やりたいです！」の一言で、大好きな作品作りを再スタートさせた辻さん。

「もう二度とできないと思っていた」と話す彼女の表情が、とても楽しそうで明るくて。
「いつ、全て見えなくなるかもしれない。でも、今できることを全力で楽しんでやりたいんです。同じものは作れないけど、たった一つのものは作れるから。」と、ひとつ一つの作品を丁寧に愛おしそうに作る彼女の姿を見て、提案して良かったと思うと同時に、この笑顔を守っていきたいと思いました。