はじめに・ご挨拶
初めまして!「一般社団法人おおづち」です。
●私たちについて
私たちは、石川県加賀市山中温泉の最奥にある大土町(おおづちまち)を拠点に活動しています。
大土町は国の重要伝統的建造物群保存地区という景観保存地区に指定されるほどの美しい景観を誇る一方で、人口は1人の限界集落でもあります。
私たちはこの集落を「100年先にも残す」という目標を掲げ、若者たちを中心とした地域活動によって未来への可能性を開拓しています。
具体的な活動は、ボランティアの受け入れや、大土町の環境整備、エコツアーの実施、自然を体感できるイベントの開催などを行っています。
●大土町って?
大土町は、石川県加賀市山中温泉の山奥にあります。
かつては炭焼きを主産業とし、最盛期には約300人ほどが住んでいましたが、炭焼きの需要が減るにつれて住民も減っていき、今では住民が1人となってしまいました。
しかし、ここには国の景観保存地区に指定されるほどの美しい景色があります。
赤い屋根の家、山からの湧き水、稲穂が揺れる棚田…
朝、澄んだ空気の中、鳥の鳴き声や木の揺れる音が聞こえ、
昼、美しい自然に囲まれながら作業をし、
夜、ドラム缶風呂に入りながら満天の星を眺める…
大土町には都会では味わえない「非日常」があふれています。
そんな魅力にひかれて、たくさんの人が訪れ、関わる集落です。
●どんな人が住んでいるの?
二枚田 昇(にまいだ・のぼる)(通称:のぼさん)
「一般社団法人おおづち」の代表理事で、唯一の住民。
一度は大土を離れ大阪で暮らしていましたが、ある時ふと空を見上げてくすんだ大阪の空を見た時、「自分は50代、60代になってもここにいるのか?」と疑問を抱きました。
これをきっかけに故郷である大土町に戻り、炭焼きや畑仕事など大土町のかつての営みを引き継ぐようになりました。
2013年には、NGO団体NICEと協力し、国内と海外からのボランティアを受け入れ始めました。
大土に訪れた若者と一緒に仕事をし、話をすることで、のぼさんの気持ちに大きな変化が生まれました。
「何にもないと思っていた大土町にたくさんの宝があることに気づかされた」
「最近の若者は、素敵だ」
多くのボランティアと交流することで、集落への誇りと、生きがいをみつけたのぼさん。
大土町で成長していくボランティアの姿を見て、この集落は残す意義があると確信しています。
「若者にこの場所を使って色んなことに挑戦してほしい。
そして、私も挑戦し続けていきたい。」
自分の生きがいのために、大土町に来てくれるみんなのために、のぼさんの活動は続きます。
●誰がクラウドファンディングをやっているの?
大土のために動き続けるのぼさんとともに、現役大学生2人が今回のクラウドファンディングに挑戦します!
鷲尾 優実(わしお・ゆみ)(通称:ゆみ)
文系大学の4年生。「NGO団体NICE」の中長期ボランティアで大土町に。自分が何者なのか分からなかった状態から、農業や色んなバックグラウンドを持った人との交流を経て、自分の大事にしたいことが分かるように。現在は週末ワークキャンプで苦手だったリーダーという役割に挑戦中!みんなの第二の実家である大土町を守っていきたい!
上島 蒼(かみしま・あお)(通称:あお)
医療系大学の4年生。知り合いに紹介された「週末ワークキャンプ」で大土に。来る前は、自分を表現することが苦手だったが、たくさんの人との交流を経て、徐々に気を抜いて自分の意見を言うことができるようになった。今では人と話すことが大好き!大土の昔ながらの風景や、交流の場を守っていきたい!
(左)あお、(中)のぼさん、(右)ゆみ
たくさんのボランティアが交流し、活動する場所であり、のぼさんが暮らす場所でもある
「のぼさんのおうち」が
今、ピンチを迎えています
このプロジェクトで実現したいこと
一般社団法人おおづちとボランティアの活動拠点となる「のぼさんのおうち」の修理代を集めたい!
築82年ということもあり、現在、のぼさんのおうちはボロボロの状態です。
冬は室内温度が5度未満に、雨が降れば雨漏りが酷く、
屋根瓦も崩れる寸前で、壁もトタンを使って雨風をしのいでいます。
この状態を放っておけば、満足に活動・交流を行えません。
最悪の場合、家が壊れてしまう可能性もあります。
活動拠点が使えなくなると、ボランティアの受け入れが困難になってしまいます。
この活動拠点を修理し、今の色んな人が訪れる大土町を守りたい!
しかしながら、「一般社団法人おおづち」は団体を維持するための資金を調達するだけで精一杯…
家の修理は、国の補助金を使ったうえで、自己負担が200万円必要です。
100万円はなんとか調達できそうですが、
残りの100万円が全く足りていません…
この100万円をクラウドファンディングで集めます!
私たちが目指す未来
私たちが目指す未来は、
「大土の今の姿が100年先にも残っていること」です。
そのために、大土の中心である活動拠点を守っていきたいと考えています。
その目標を達成するため、私たちが行ってきた活動は2つ。
・国際ボランティアNGO団体NICE*と協働し、ボランティアの受け入れ(2013〜)
*NICE:国内・海外ボランティア活動を行う国際ボランティアNGO団体。「カラフルでヘルシーな世の中」を目指し、福祉・教育・環境保全など様々な分野でボランティア事業を主催・派遣している。
・休耕田畑の再生・開発・活用
この2つの活動はつながっており、大土はたくさんのボランティアの力を借りながら、田畑や自然を守ってきました。
5月は田植え、9月はさつまいも掘り、12月は冬支度、1月は雪かき...ボランティアは季節に合わせて、大土町を残していくために大切な仕事を引き継いでいます。
ボランティアはのぼさんだけでなく、周辺集落の住民や、大土にゆかりがある人とも交流します。
若者と交流することで、地域の人々にも活力が生まれます。
「こんな素敵な場所があったのか」「大土町のお米、野菜がとっても好き」
ボランティアたちの声は地域の人々の糧となり、改めて大土町の良さに気付くきっかけとなっています。
多種多様な個性を持った人たちが集まるため、ボランティア同士の交流も盛んです。
大学生、社会人、高校生、旅人、日本全国・外国から訪れる人々…
ボランティアたちは、色々な人との交流や新たな発見を経て、自分の道を歩んでいきます。ボランティアに参加したある日本人大学生は、大土町で海外の方と自分だけうまく話せなかったという悔しさから留学することを決め、半年もしないうちに海外へ飛び立ちました。
交流の波紋は、大土町唯一の住民である「のぼさん」から、ボランティア、地域の皆さんへと、世代や性格、時には海をも超えて、これからも広がり続けます。
大土町には普段とは違う「非日常」と、ここにしかない「出会い」にあふれています。相手と向き合い、自分と向き合うことができる大土町。
「またここに来たい」
ボランティアをはじめ大土町に関わる多くの人々がその言葉をくれる限り、私たちはこの場所をなくしてはならないと思っています。
「今の大土町を100年先にも残したい」
これが私たちの目指す未来です。
資金の使い道
集めたお金はすべて家の修理代に使います。
130万はリターン準備・発送代、クラウドファンディングの手数料を含めた金額です。
修理費 (1200万の2割負担*)200万
*当家は国の重要伝統的建造物群保存地区に属しているため、国から修理代の8割の補助金を受ける予定です。
不足分 100万
実施スケジュール
2022年9月 施工開始
2022年9月30日 クラウドファンディング終了
2022年10月中旬 リターン発送開始
2022年11月 施工完了
2022年12月 きれいになったよ!皆集まれ会!
*「きれいになったよ!皆集まれ会!」は支援していただいた方に、クラウドファンディング終了後に案内させていただきます。
最後に
のぼさんからのメッセージ動画です!
大土町でのボランティア活動、棚田の保全等の地域活動を行う拠点となる家を治すため、修理代が必要です。
みなさんのご協力、ご支援をお願いいたします!
<リターンについてのお詫び>
・大土着物会
備考欄への記入が必須となっておりますが、記入内容の記載が抜けておりました。
大変失礼いたしました。
備考欄へは、現時点で着物会を開催したい日時(できるだけ幅を持たせてください)と参加予定人数をお書きください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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