目次

1, ご挨拶

2, このプロジェクトで実現したいこと

3, このプロジェクトをやろうと思った理由

4, これまでの活動

5, 資金の使い道

6, リターン

7, 最後に

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▼ご挨拶

若手マンガ家支援「トキワ荘プロジェクト」を運営する特定非営利活動法人NEWVERYの菊池健と申します。

トキワ荘プロジェクトは新人・若手マンガ家に向けた低家賃シェアハウスの提供をはじめとした若手クリエイターのスタートアップをサポートする活動を約10年行ってまいりました。元々は、東京の高すぎる家賃が若者たちの可能性を奪っているのではないか?という問題意識から始まっています。

2006年にプロジェクトを開始し、現在、提供する物件数は27軒(147室)、これまでに延べ360名以上の方が入居し、入居期間中に紙媒体の商業誌でプロデビューした方は今年60名を越えました。

今夏、活動開始10年の節目を迎えるにあたり、あらためてクリエイター支援の在り方を考え、マンガ家支援の連携プラットフォームを作りたいと思っています。

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

日本の将来にとって、クリエイティブ産業の中心を担う人材育成は大変重要です。

ヘルスケア産業や新エネルギー産業とともに21世紀に最も成長する産業と言われていますが、日本国内では少子高齢化に伴う市場の縮小が進むなか、若いクリエイターが成長しづらい環境になっています。

これからの日本のクリエイティブ産業を担うクリエイターにとって何がいま必要なのか?クリエイター支援という視点で一体どのような取り組みが可能なのか?日々の活動・考えを共有しつつ、未来を構想し合い、様々な連携を生み出す「場」を構想しています。

具体的には、「クリエイター支援の課題と可能性」を共有・議論するフォーラムを7月に開催し、それを出発点として、新たな連携プラットフォームを作っていきたいと考えています。

 

<フォーラム内容(予定)>

タイトル:
クリエイター支援の課題と可能性
~マンガ家支援事業「トキワ荘プロジェクト」の軌跡から~

開催日: 2016年7月9日(土)

時間: フォーラム 12:30~17:00 

    懇親会   17:15~19:00

場所: 東京デザインセンターガレリアホール(五反田駅歩2分)
http://www.design-center.co.jp/rental_space/exhibition.html

フォーラム登壇予定:
漫画家、教育関係、編集・出版社関係、クリエイター支援者、クリエイティブ産業研究者 、行政、など予定して打診中。

開催内容:
第1部 トキワ荘プロジェクトのこれまでのご報告「クリエイター支援10年の軌跡」
第2部 各界のゲストを迎えたパネルディスカッション
第3部 クリエイター支援のこれから
フォーラム終了後、ギャザリング(懇親会)を開催

 参加者:
マンガ家などクリエイター、編集者など出版/ネット関係者、マンガ系教育関係者、マンガ/クリエイター関連企業、クリエイター等支援NPO/団体関係者、メディア、その他トキワ荘プロジェクトに関わってくださった関係者 

定員: 200名

 

▼プロジェクトをやろうと思った理由 

トキワ荘プロジェクトはこれまでの10年の活動を通じて、多くの若手マンガ家をサポートしてきました。

その中で、トキワ荘プロジェクト単独で行う事業だけではなく、プロマンガ家・企業・行政などと連携することで、単体では成しえなかった取り組みが実現しています。

例えば・・・

☆トキワ荘プロジェクト×プロマンガ家= メンター付きシェアハウス、MANZEMI各種講座( マンガ家向けプロスクール)、研究書籍

☆トキワ荘プロジェクト×出版社=出張編集部@京都国際マンガ・ アニメフェア(京まふ)、各種イベント

☆トキワ荘プロジェクト×自治体=京都版トキワ荘事業

etc...

どの取り組みも、若手マンガ家の成長を加速させるきっかけになっています。

 

一つの組織が単独で行う活動には限界がありますが、連携・協働・アライアンスといった掛け算で様々な可能性が広がります。

クリエイティブ産業に関わる方々が集まり、語り合い、連携を生み出す場を作ることで、多くの掛け算が生まれ、これからのクリエイティブ産業の中心を担う若いクリエイターがより成長・活躍できる未来が描けると考えるようになりました。

 

▼これまでの主な活動

◆【トキワ荘プロジェクト(シェアハウス事業)】
本気でマンガ家を支援するシェアハウス事業は、東京と京都にて一軒家27棟147部屋を管理。通算360名以上が住み、入居期間中の商業誌でのプロデビューは60名を超えました。

 

◆【プロマンガ家によるメンター荘】
甲斐谷忍先生樹崎聖先生を入居者のメンターとして迎えたシェアハウス「メンター荘」を2014年より開始。メンター荘ではプロマンガ家との定期的な面談を実施し、直接指導を受けられます。既に掲載や受賞(手塚賞、四季賞)実績が生まれています。

 

◆【MANZEMI(教育事業)】
「数十年マンガで飯を食っていく」ことを目標にする、プロマンガ家向け講座「MANZEMI」を中心に、講習会やイベントには、多くの新人~プロマンガ家の方々が参加しています。

 

◆【マンガ出張編集部】
今年5年目を迎える出張編集部@京まふは、西日本最大の出張編集部イベントになっています。2015年は59編集部が出展し、西日本全域から300人以上のマンガ家が持ち込みに来ました。京都における秋の定例イベントになっています。 

 

◆【国際マンガ賞「京まふ漫画賞」】
2015年より開始した「京まふ漫画賞」第1回では、台湾ナンバーワン同人誌作家が受賞&来日。出張編集部@京まふで持ち込みをした、小学館『ヒバナ』誌上で連載が決定しました。

 

◆【マンガ家向けイベント】
出張編集部の他にも、「マンガ家向け確定申告講習会」「背景撮影ツアー」など、プロマンガ家、編集者、電子書籍関係者をお呼びして、マンガ家向けに特化したイベントを開催しています。

 

◆【マンガ家支援研究書籍】
定量的、定性的にマンガ家支援を捉えた、マンガ家支援研究書籍は4冊を法人から発刊しています。

 

 

▼資金の使い道

フォーラムの運営費用として、会場費、登壇者謝金、交通費、経費などで100万円を見込んでいます。そちらの資金に使用させていただきます。

 <会場イメージ:(候補地)東京デザインセンター ガレリアホール>

 

▼リターンについて

【個人向け】

(1) 5,000円:

1-1, マンガ家支援書籍1冊

1-2, フォーラム参加優先申し込み権(*)

1-3, お礼メール

1-4, 過去、月刊群雛で発表させていただいた「トキワ荘プロジェクトのこれまでとこれから」(リンク先で半分ほど無料で読めます!)に、最終章「クリエイター支援が10年続いた秘訣(仮題)」を追加したデジタル版を送付。(**)

 

(1)-B 8,000円:

1B-1, マンガ家支援書籍1冊

1B-2, フォーラム参加費/懇親会参加費 1名様無料

1B-3, お礼メール

1B-4, 過去、月刊群雛で発表させていただいた「トキワ荘プロジェクトのこれまでとこれから」(リンク先で半分ほど無料で読めます!)に、最終章「クリエイター支援が10年続いた秘訣(仮題)」を追加したデジタル版を送付。(**)

 

(2) 10,000円:

2-1, マンガ家支援研究書籍4冊

2-2, フォーラム参加優先申し込み権(*)

2-3, お礼メール

2-4, 過去、月刊群雛で発表させていただいた「トキワ荘プロジェクトのこれまでとこれから」(リンク先で半分ほど無料で読めます!)に、最終章「クリエイター支援が10年続いた秘訣(仮題)」を追加したデジタル版を送付。(**)

 

(2)-B 13,000円:

2B-1, マンガ家支援研究書籍4冊

2B-2, フォーラム参加費/懇親会参加費 1名様無料

2B-3, お礼メール

2B-4, 過去、月刊群雛で発表させていただいた「トキワ荘プロジェクトのこれまでとこれから」(リンク先で半分ほど無料で読めます!)に、最終章「クリエイター支援が10年続いた秘訣(仮題)」を追加したデジタル版を送付。(**)

 

【法人向け】

(3) 100,000円:(2)に加え、
・当日フォーラム参加者への資料配布
・10周年記念イベントWebサイトへの協賛クレジット

(4) 300,000円:(3)に加え、
・フォーラム会場パネル展示
・イベント内において、来場者へのプレゼンテーション時間を2分提供。

 

 *: 7月開催のフォーラム時に、一般の方に先行して優先申し込み期間を設定し、ご案内させていただきます。

**: 最終章内容「クリエイター支援が10年続いた秘訣(仮題)」案
1, スタート期(開始~4年)
 ・順調なスタートは、兎に角話題になったこと。その理由。
 ・はまったビジネスモデル。「シェアハウスと日本の住宅問題2000年代」
2, 5年目以降、支援団体として特化とデビュー者数増加の関係
 ・ある年を境に、年1-2名のデビュー者だった実績が、年間12名毎月デビューに変わった理由
 ・マンガ家志望者が本当に欲しいもの
3, クリエイター支援をする人間に資格はあるか?
 ・その道のプロが始めるか?後からプロになるか?
 ・クリエイター支援のプロになる方法

~~ご支援いただいた皆様には、2016/7/9(土)のご予定を、是非空けていただければ幸いです!

 

▼最後に

この活動を10年間継続できたことは、多くの皆様の協力あってのことでした。これからの10年間も、益々皆様の協力を得つつ、より多くの方に貢献できるようスピード感を持って活動を推進してまいります。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます!

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