はじめまして!アナウンサー/タレントとして長崎県内のラジオ・TVに出演しているDJ MARK こと 松尾匡悟です。
波佐見焼シェアリングエコノミーを展開するKIGAE株式会社の代表取締役も務めています。

私は長崎県波佐見町(はさみちょう)出身。
実家が陶磁器の卸商社なので子供の頃からたくさんの焼き物に囲まれて育ってきました。

MCの仕事で20年間培ってきた”伝える力”を活かして
「地元の名産品を多くの人に知っていただきたい!」「故郷に恩返ししたい!」
と思い今回のクラウドファンディングに挑戦します。


400年以上の歴史がある波佐見焼、その特徴を大きく2つご紹介します。

◆ 特徴 1:大量生産で陶磁器を大衆に広めた! ◆

陶磁器づくりは高い技術力が必要なため、江戸時代は高級品として珍重されていました。
そんな中、波佐見町では早くから分業体制を確立して技術力と生産量を向上させました。

・陶磁器の形を決定づける石膏型を作る型屋
・液状にした陶土・陶石を石膏型に流し込み生地を作る生地屋
・生地を焼いたり絵付けをして完成させる窯元
・完成した陶磁器を売る商社

それぞれに高い技術やノウハウを持った職人が、それぞれ独立した事業者でありながら連携して波佐見焼を製造してきました。(現在も分業制がそのまま続いています。)
分業体制により大量生産を実現。質のいい陶磁器を安価で提供することができたため、大衆食器として国内外に広がっていきました。

また、町内には世界最大級を含め何か所も登り窯があり、昭和初期まで稼働していました。


◆ 特徴 2:自由なアイデアによるオシャレで便利な器! ◆

波佐見焼は ”こうでなければいけない” という決まりがありません。
形・色・絵柄を自由にデザインできるため、時代・食文化の変化やトレンドに柔軟です。

特に近年は「おしゃれ、かわいい、使いやすい」と好評!
日用食器の全国シェア第3位と多くの人に親しまれています。

多くの人に親しまれる波佐見焼ですが、知名度が上がったのは2000年以降のことです。

その前までは隣町の名産=有田焼という名で販売されることも多かったのです。
2001年ごろから多発した「食品の産地偽装問題」をきっかけに、さまざまな業界で厳密な産地表記が求められるようになり 有田焼といわず波佐見焼を名乗るよう動き出しました。

波佐見焼が無名だった当時の器は今も多く残っていて倉庫を圧迫しています。

あまりに長期間眠っている商品は廃棄されてしまうこともあります。

また陶磁器は生産の際に必ず1割ほどB品=訳あり商品が発生してしまいます。

焼成した陶磁器は「形状が歪んでいないか?色ムラはないか?」といった様々なチェックが行われ、完璧な仕上がりのA品・欠点ありのB品にランク分けされます。

仕上がりの差はあれど、A品もB品も同じ材料・同じ手間ひまで製造されているのです。

B品の多くはアウトレットセールなどで安売りされていますが、場合によってはB品というだけで廃棄処分を強いられるケースもあるのです。

このような事例の他にも、様々なチェック項目で厳しく検品が行われています。

大量生産・大量消費の時代に製造され、今も大量に残ってしまっている不良在庫たち。
そして近年はコロナ禍で販売イベントが減少。さらに陶磁器が溜まってきています。

また、在庫数が中途半端なため流通や一般販売するのが難しく、倉庫に眠り続ける「死在庫(デッドストック)」 も存在します。

様々な理由で溜まっていった陶磁器たち。その行方は…?

保管場所がいっぱいになった場合、誰にも使われることなく廃棄処分されてしまうのです。

「令和2年度 長崎県産業廃棄物実態調査」によりますと、長崎県の製造業からの「ガラス陶磁器くず」は4万3千トン(発生量は4万5千トン)とのことです。

お伝えしたとおり「各社の倉庫に眠っている在庫」や「日々のやきものづくりで発生するB品」は、問題なく使える商品であっても捨てられることがあります。
しかしこれからの時代、使えるものを捨てるなどもってのほか!

SDGs 目標12:つくる責任 つかう責任
「2030年までに予防、削減、リサイクル、および再利用(リユース)により廃棄物の排出量を大幅に削減する。」という項目をふまえて

「使える陶磁器を廃棄させずに救済する」

そのためにKIGAEは立ち上がりました。

衣服を着替えるように、気分や季節に応じて器を替えながら日々の食事を楽しもう!

という想いから「KIGAE」と名付けました。その特徴は…

月額550円で最大50枚までレンタル可能!器は替え(=KIGAE)放題!

お得にレンタルできるだけでなく 陶磁器の廃棄を減らす

つまり環境負荷の軽減につながるプロジェクトです。


1:波佐見町に足を運ぶ!

陶磁器のレンタル、返却、交換は波佐見有田インターチェンジそばの会場「KIGAE PLACE」で対応いたします。エコバッグを持ってご来場ください。

※波佐見町は 福岡市から車で90分、長崎空港から車で40分(いずれも高速道路を利用した場合)です。

2:器は大切に扱いましょう!

KIGAEは 例えるなら “膨大なクラウド食器棚” をみんなでシェアリングするイメージ です。
購入ではなくレンタル使用ですので、次に借りる人がいることを想像しながら大切にお使いください。

※お貸しする陶磁器の購入はできません。最終的には必ずご返却いただきます。

3:割ってしまったら正直に報告!

どんなに大切に扱っていても破損リスクはゼロではありません。
故意に割った場合や極端に割る枚数が多い場合などを除き、基本的には追加料金をいただきません。
破損・汚損の際にはKIGAE事務局に正直にご報告ください。

※紛失については該当商品の購入と同額を請求いたします。

※個人ユーザー様がご自宅で使用されることを想定したプランです。
 宿泊・飲食・フードコーディネートなど商用利用は対象外です。

4種類のリターンをご用意しました。

1:御礼のボイスメッセージ
「環境問題に取り組むKIGAEを応援したい。でも自宅の食器棚は既にいっぱい。」という方にオススメ!
現役ラジオ・TVアナウンサーである松尾の【御礼メッセージ】を音声データで送ります。

2:年間パス
「波佐見町に足を運ぶことができる」という方にオススメ!
支援者ご本人が最大50枚まで陶磁器をレンタル&自由に交換できる【年間パス】をお送りします。
(2023年7月末まで有効)

3:スターターセット付 年間パス
「波佐見訪問は未定だけどKIGAEは応援したい、お皿も使いたい!」という方にオススメ!
上述の【年間パス】に加えて、波佐見焼10枚セット(茶碗×2、小皿、中皿×2、大皿、角皿、ボウル、コップ、箸置き)もご自宅にお送りします。
年間パス、スターターセット10枚ともに2023年7月末まで有効。
期間中にKIGAE PLACEへご来場いただくと追加レンタルや交換も可能です。

4:スターターセット付 年間パス & 波佐見町ご案内チケット
スターターセット(波佐見焼10枚セット)と KIGAE 年間パス
そして「波佐見町ご案内チケット」もお送りします。
DJ MARKこと KIGAE代表の松尾が波佐見町内を一緒に散策します!

2022年6月現在
KIGAE PLACE には25社の商社・窯元の陶磁器およそ3万枚が揃っています。


今後さらに多くの商社・窯元から眠っている陶磁器を仕入れていきたいと考えており、その費用として皆様からのご支援を活用いたします。

KIGAE のチャレンジをサポートしていただき、捨てられる運命の焼き物を一緒に救ってください!

なお目標金額200万円のうち(手数料や梱包作業費などを除き)

ほぼ全額を「陶磁器の仕入れ=救済」に活用いたします。

● 陶磁器の仕入れ費用 … およそ165万円
● 梱包作業費(外注)… およそ5万円
● スターターセットや年間パスの発送費… およそ10万円
● 年間パス 制作費… およそ2万円
● クラウドファンディング手数料 … およそ18万円

<実施スケジュール>
6月中旬 … クラウドファンディング募集開始
6月25~26日 … アミュプラザ長崎 4階にてPRブース出展
6月下旬 … ウェブサイト開設
7月1日 … KIGAEサービス提供開始
7月3日 … RKBのTV番組「世界一の九州が始まる!」でKIGAE特集が放送予定
7月上旬~中旬 … 年間パスの制作、スターターセットの準備
7月31日 … クラウドファンディング締め切り
8月1日 … リターン発送開始
9月以降 … ご支援いただいた金額で陶磁器の仕入れを実施

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。

まずは日用食器の全国シェア第3位の波佐見焼からスタートしますが、将来的には波佐見町のみならず世界各地の陶磁器の産地とも提携し、ワールドワイドに陶磁器の廃棄問題に取り組みたいと思っています。

限りある資源(焼き物の原料となる陶土や陶石)を無駄にすることなく、陶磁器ごみを減らすことにもつながるプロジェクト=KIGAE。

この先も胸を張って焼き物づくりを続けていけるよう、産地が一丸となって環境問題に取り組んでいきます。皆様のご理解とサポートが活動を支え、陶磁器の未来を守ります!
ご支援のほど、よろしくお願いいたします。


事業の最新情報は KIGAE Instagram をご覧ください。

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