▼はじめにご挨拶

みなさま こんにちは!
わたしたちは、彩の国ゆめコンサート実行委員会です。

本コンサートは、
「音楽を通じて、夢を持つことの大切さを伝えたい」

「わたしの生きている町に、 障害の有無、世代を問わず、誰もが楽しめる音楽コンサー トを作りたい!!」
発起人であるさいたま市に在住のアーティスト朝霧  裕のこんな一言からはじまりました。

彼女は、 生まれつきの筋肉の難病ウエルドニッヒ・ホフマン症(進 行性脊髄性筋委縮症)により、 車いすで生活をしています。日常の中、からだの障害によってできないことへのサポー トは、 彼女の介助者達を中心に、音楽仲間や友人たちなど、 多くの人の支えで成り立っています。

しかし「ただ『障害があるから』という理由だけで、夢ややりたいことを諦めるのはおかしい!」という強い意志のもと、22歳で自立生活を始め、<障害の有無、世代を問わず、だれもが、その命を輝ける社会>の体現を、著書やライブ活動を通じて伝え続けてきました。

「わたしの住む町に音楽コンサートを作りたい。そして、利益は、街に循環するようにチャリティーにしたい。
日頃たくさんの人の手とともに生きている、わたしたちだからこそ、やるんだよ。」

朝霧のこの声に、障害の有無を越えたたくさんの仲間が集いました。

コンサートは、時に、

「生活や介助に、国からのお金をもらって、
人様の税金で生きている障害者がチャリティーコンサート?それって順番が違うんじゃない?」
そんな批判の声とも常に一対にありました。

 けれど、
「じゃあ、ある日、障害を負ったり、大きな病気になって、年金や介助が必要になったら、
一生、バッシングする人の声にビクビクしていればいいの?
批判する人の声におびえて、いつも人目を避けて、
ちぢこまって、家の中にいればいいの?
ならば、わたしは 何のために この世界に生まれてきたの?」

どんな体、どんな心に生まれても、
いかなる経済状況や家庭環境の中にあっても

 人にはだれも、万人に、
その人がその人の人生を、最大限に生きる権利がある。 

障害のある私たちが陽の下へ堂々と姿を見せて主役になること。

「動けなくてかわいそうだから、お世話してあげる、やってあげる」

「出る場がないだろうから、コンサートに、わたしたちが障害者を、出してあげる」

そんな<お世話する側・される側>、「上・下」の関係ではなくて、
障害のある人も ない人も 隣に立って 一緒に歩む。

本コンサートに来てくださる方にとっても、わたしたち実行委員や当日ボランティアのひとりずつにとっても、
ここが、単に一方向性の
「見た」
「帰る」
というだけではなく、身体性や世代、社会的な立場を越えた友達作り、
仲間づくりの場にもなりますようにと強く願っての旗揚げでした。

2003年12月12日に、彩の国さいたま芸術劇場小ホールにて第1回目を開催。
発起人の朝霧 裕と、埼玉県立熊谷養護学校(現・特別支援学校)の同級生だった大野和代さん他、運営スタッフ、出演者まで、障害の有無、世代を不問とする個人有志(さいたま市を中心に、学生さんや主婦の方などが実行委員会です)で、過去9回を開催。本回、2018年9月8日を持って第10回目となります。

 これまで、ゲストには、手話バンド・こころおと、難病・筋ジストロフィーの当事者として思いを歌うシンガーの小澤綾子さん、木更津市のシンガーソングライター松本佳奈さん、第8回にはスペシャルゲストとして<千と千尋の神隠し>テーマソングでおなじみの、歌手でライアー奏者の木村 弓さん、ピアニストの中川俊郎さんなど、各回により、多彩なミュージシャンの方々にご出演をいただきました。

ですが、14年間 10回までの歴史の中で、実行委員会それぞれの家族の状況、
また、大野(実行委員長)、朝霧の障害の進行状況が大きく変わり、

「実行委員長以下、主催チームのメンバーを入れ変えてでも続けるかどうか」
熟慮の結果、本コンサートに限っては
障害当事者自らが先頭を切って旗振りをする、という役目としての
大野、朝霧の2名を変えて、
「人を変えてまたやるね」は、選ばない、という結論に達しました。

命を込めて開催してきた彩の国ゆめコンサート。

今回、最終回を記念して、
これまでに歌ってきた歌たち、昨年ゲストの松本佳奈さん、小澤綾子さんとのコラボ曲や
新譜を収めた最終回記念(フルアルバム)を
来てくださるお客様全員に、プレゼントすべく、クラウドファンティングに挑戦します。

チャレンジの金額は、CD製作費用と、当日の会場費用・演出費、
出演者への最低限の謝礼等、運営費用の一部分、最低限の金額です。

わたしたちと一緒に、この場を作ってくださったすべてのみなさま、
今日、今、はじめて、わたしたちのことを知ってくださったみなさまも、
「このコンサートを一緒に作る仲間」として、クラウドファンティングに参加をいただけたら
これ以上の喜びはありません。

最終回の開催。そして、わたしたちの新しい旗にしてゆきたいCD作り、
どうぞ応援、よろしくお願い致します。

 尚、本回が最終回のため、
本コンサートの経費一切を除く純利益は、次年度開催の繰り越し金とせず、
さいたま市ふれあい福祉基金他、災害支援等、しかるべき福祉活動へ全額を寄付致します。

彩の国ゆめコンサート 発起人 朝霧 裕/実行委員長 大野和代 実行委員会一同

▼このプロジェクトで実現したいこと

第9回 ゲストの松本佳奈さんとの共作「春のことづて」
(東日本大震災から3年目の2014年、震災後を生きることについて、願い込めた共作です)

小澤綾子さん(進行性筋ジストロフィーと闘い歌うシンガーソングライター)とのコラボ曲
「本当の歌」

車いすで参加、マリンバを披露してくださいました高瀬陽子さんとのコラボ曲他を含む

最終回記念フルアルバム(目標10曲収録)を作って、

お客様全席298席にプレゼントしたい!

▼プロジェクトをやろうと思った理由

わたしたちのこのCDは新しい「旗」になる。

この思いが、最後に 彩の国ゆめコンサートとしてのアルバムCDを作ろうと思う理由です。

これまで、彩の国ゆめコンサートチームとしての記念品をつくってこなかったわたしたちですが、

私たちのしたいことは「生き方、ありかたの提示」です。

繰り返しになりますが、どんな体、どんな心に生まれても、私たちには
その人生を幸せに生きる権利がある。

ある日突然に身に降りかかる病気や障害、
困窮、虐待、いじめ、、、。

様々な状況下で、生きることにいま難を抱えている当事者が

もう一度、闇から光に出るための、足場になるような詩と歌を形に残したいと思いました。

それは「人のためにやってあげたい」という気持ちではなく、

わたしたち自身が

1枚の絵

ひとつの歌を

真っ暗闇の中で一筋の光にしてきたことがあるから。

過去のわたしたちのような誰かかへ

心細い日に 静かに強く 届くような歌を 彩の国ゆめコンサートとして残したいと決めました。

 


筋ジストロフィーと闘い歌うシンガー小澤綾子さんと。


千葉県木更津市で、人と人がつながる場を生み出し続けるシンガーソングライター
松本佳奈さん。

発起人の朝霧をはじめ、特に障害をもつメンバーの隣には、
いつの時にも支えてくれる、たくさんの介助スタッフ、たくさんの友人たちの存在があります。

コンサートを本回で、10回続ける中で、

「まだ、変わらなかった。」

と思うことは、地方差、地域差も大変大きな「介助のこと。」

「ゆめコンに行きたいけど、土日は、介助さんが不足していて、
短時間しか入れないから行けない」

「介助さんの不足で、県外への外出が困難」

など 特に車いすの方、介助さんがいなければ移動が困難な方からのそんな声を、
毎年必ず頂いていたことです。

わたしたちがコンサートをできることや、それ以前に、「外出ができること」が
特別なことではなく、
「全国のどこにいても誰でもできる」
となるまでは、ゆめコンが最終回を迎えても、個々の活動は終わりません。

今後、本回の開催及び、
最終回記念CDが、私たち自身と、コンサートを応援下さるお一人ずつにとっての
次への活動の旗印になるように、想いを込めて制作致します。

本年(最終回)の日時・場所など

日時 2018年9月8日(土)開場17:30 開演18:00 終演20:00
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(全298席 内 車いす席15席)
チケット1900円(介助者1名 無料 未就学児 無料)
後援 埼玉県 埼玉県教育委員会 さいたま市 
株式会社テレビさいたま 株式会社ユーネット

主催 彩の国ゆめコンサート実行委員会


▼出演者・美術協力者

朝霧 裕 歌と発起人 さいたま市在住 車いすのシンガーソングライター

奥野裕介 ゲスト・アコースティックギター弾き語りソロステージ 

 

ピアノ 大関麻子 

 

 パーカッション 杉本亮平


高瀬陽子 マリンバ

 

 居相 毅 ブルースハープ

ソウマヒカリ フルート 

三好祐司 記録写真 写真スライド


辻 友紀子 プログラム表紙絵 絵画スライド

▼これまでの活動


地元さいたま市から、マリンバ奏者の高瀬陽子さん、千葉から!松本佳奈さん。
ピアノは、複数回支えてくださっております大関麻子さん。

これは第2回彩の国ゆめコンサートの終演後。パステル画家の辻友紀子さんと。

 

ゆきさんと朝霧 裕(あだなは、だっこさん)とは、本舞台で、絵と歌のコラボレーションとして
たびたび共演。回により、ときどき舞台にも登場!!


昨年、絵画度、スライドのメインとなった作品 宝石箱/辻 友紀子

絵画についても、これまで、EMIさん(ココロを描く抽象画)
たちばないさぎさん(漫画家)、ぅらさん、西尾真帆さんら、たくさんの方にご協力いただきました。

 

 

 

 

 

▼資金の使い道

CD印刷費用 10万円
参加ミュージシャン謝礼
(奥野裕介 小澤綾子 松本佳奈 高瀬陽子 他 全6~8名前後参加予定)
その他 録音・編集他制作費用一切 
40万円(フルアルバム全10曲を、すべて収録した場合の予算です)

※収録曲集は、第10回につき、10曲を予定しています。

その他 19万6000円
会場借用費用・当日スタッフ(実行委員会、ボランティア)へのお茶・おにぎり等、昼食費
美術チームへの謝礼その他、最低限の経費の一部分

他 10万4000円
CAMPFIRE事務局
掲載手数料(目標金額の8%)64,000円
振込手数料(目標金額の5%)40,000円

 


※本コンサートは、さいたま市ふれあい福祉基金へのチャリティーを趣旨に含み、活動を非営利の範囲とし、
埼玉県、さいたま市他のご後援をいただいておりますため、
主催者である実行委員会及び当日ボランティアスタッフについては、お金としての謝礼はいただきません。
(朝霧裕も、歌唱者でもありますが、発起人であり実行委員ですので、謝礼は1円もいただきません。)

考えられるリスクについて

目標額に至らなかった場合には
CD制作について
「第10回にして最終回」ということで、10曲を予定しておりますが、
収録曲の曲数が 減ります!!

収録曲については、
小澤綾子さん、松本佳奈さん、高瀬陽子さんとのコラボ曲を最優先とし、
応援金額により、内容・曲数を熟慮の上、できる最大限のアルバムにします。

▼リターンについて

・本コンサートのペアチケット
・完成後の彩の国ゆめコンサート最終回記念CD(すべて、応援者様のお名前をサインいたします)
・コンサート本番の動画(URLをお知らせします)
・あなたの街でコンサート
・スタッフからのお礼のあいさつ動画(URLをお知らせします)
他 楽しいリターンをご用意致しました。

★ご支援について、「匿名希望です」
というかたがいらっしゃいましたら、その旨、ご支援お申込みの折に必ずお知らせください。
どうぞよろしくお願い致します。

セカンドゴールについて

 目標金額は、あくまでも安定開催&アルバムCD制作の最低ラインの目標です。

もし、目標額以上に集まりました場合には、よりゆとりをもった開催ができると同時に、
CDの収録内容につきましても、
歌唱や演奏にさらなるゲストアーティストをお招きすることができます!

▼最後に

2003年の第1回から第10回(最終回)まで、彩の国ゆめコンサートに関わり、
応援くださったすべての皆様に 心より感謝申し上げます。

2018年9月8日 彩の国 さいたま芸術劇場 小ホールにて お会いいたしましょう。

 

 

  • 2018/10/23 16:20

    最終回 彩の国ゆめコンサートクラウドファンディングを応援いただきましたみなさまへ お世話になります。彩の国ゆめコンサート実行委員会です。 彩の国ゆめコンサートの趣旨にございますふれあい福祉基金へのチャリティー寄付について クラウドファンディング御返礼コンサート2件分の最低限度の予算を...

  • 2018/09/16 21:23

    皆様へ お元気でおすごしでいらっしゃいますか。 去る9月8日土曜日には、最終回 彩の国 ゆめコンサート(彩の国さいたま芸術劇場小ホール)へのご来場を、本当にありがとうございました。 2003年にはじまりなんと15年! わたしたちも出演者や主催として個々がんばりましたが、音楽コンサートや...

  • 2018/09/01 18:30

    【彩の国 ゆめコンサート ご来場の皆様へご連絡】 みなさまへ☆彡 ついにあと7日後には本番となりました。最終回 彩の国 ゆめコンサート。 みんなみんなにCD届き あらためまして 出演者・主催一同心より 感謝の想いでございます。 また、一般席も満員御礼、心より、ありがとうございま...

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