はじめに

はじめまして。

三重県鈴鹿市で特定非営利活動法人 心結舎の代表を務めております 倉田容子です。

本法人では、放課後児童クラブゆいまぁるの運営を行っております。

ゆいまぁるで出会った子どもたちを通して見えてきた課題や将来の夢を実現したく、今回クラウドファンディングに初挑戦です!

よろしくお願いいたします!!


勉強や学校が苦手な子のための学び場~tomori 灯り~とは

「灯り」とは、あたりを明るくするための火。ちょっと迷子になってしまった子や前に進む自信がなくなってしまった子の足元を照らす明りになればいいなと思い、この名前をつけました。

「大丈夫、私はここにいるよ。」

何かに不安を抱える子どもたちが、集まってこられる「灯り」になればいいなと思います。


解決したい社会課題

●どのような課題に対して取り組むのか

 学校の中にはグレーゾーンと呼ばれる子どもたちが多く見られるようになりました。その子の持つ特性が故に集団生活を仲間と同じように送れず不安を抱いている子や学習についていけなくて自信を持てない子など様々です。そういった子どもたちが少しでも胸を張って過ごせるような支援に取り組みたいと思っています。また、様々な理由によって学校に行けない子が少しでも外に出て人と関わることができ、学習を補えるような場所になれたらと考えています。


●課題と向き合うきっかけや経緯

 私が理事長を務める特定非営利活動法人 心結舎では、放課後児童クラブ「ゆいまぁる」の運営を行っています。ゆいまぁるを利用する子の中で学校生活や集団生活の中で課題を持っている子が約15%ほどみられます。しかし、勉強は苦手でも工作や運動の得意な子、勉強は得意でも人の話を聞くことが苦手な子、というように「苦手」の裏側には必ず「得意」を持っています。一人一人の得意なところに視点を置いて、できるところから苦手な部分にも挑戦していけるような支援を行いたいと感じました。

 また、ゆいまぁるに勤務する職員の中には、自信をなくしてしまい一度挫折した若者もいます。しかし、子どもたちと触れ合う中で、自身も子ども時代に戻ってやり直しているようで、どんどん明るく成長する姿を見てきました。今は子どもだけでなく若者も社会の中で生きていくのに苦労する時代です。そんな若者がどんどん胸を張って生きていけたらいいなと考えるようにもなりました。私の考える事業が広がった時には、そんな若者がやりがいをもって働ける場にもしたいと考えています。

子どもたちや若者が胸を張っていきていけるような社会にすることでこの国の未来が明るいものになることを願って。

このプロジェクトで実現したいこと

●目的

本人の苦手なところを探り、学年を遡って指導していきます。また、勉強だけにとらわれず、本人のできることから力を伸ばしていけるような活動・支援を行います。保護者との定期面談により目標を設定し、保護者とともに本人が少しでも自信をもって生活できるよう支援することで、保護者に寄り添いながら子どもとの関係を適切なものにしていきます。
更に、個別指導だけではなく、グループワークを行うことで、子ども同士で学び合う機会も作り、学校での授業に自信をもって参加できるような支援も行います。

●具体的な活動の内容

実施場所は自宅の一室とテラス(改装工事が必要)。

自宅の一室(個別指導部屋)

↓ 改修後のイメージ

                             

                        

                

テラス(自習スペース)



《全体のイメージ図》

 月4回の個別学習指導と1回の少人数授業(グループワーク)を行います。個別学習は、教室に来てもらって行うこともできますし、希望者へはこちらから訪問して指導を行うことも可能です。また、平日午後14:00~18:00の間は、自由に教室に来て勉強することができるので、学校帰りに寄って宿題をしてから帰宅することもできるようにします。毎日少しの時間でも勉強に触れる習慣をつけさせたいというのがねらいです。塾とは違い、ただ教えるだけではなく保護者とともに子どもにとってよりよい道を切り開いていけるように支援していきたいと思います。また、グループワークでは、まずは少人数の集団で学び合いの授業を行うことで、子ども同士で課題解決ができる練習をすることで、学校生活を送ることへの自信をつけさせたいと考えています。

【時間割】

(個別指導 1コマ 60分)

平日 14:00~20:00 (午前中または空いている時間で面談も実施)

土曜 9:00~12:30

  ※18:00以降の利用は保護者の送迎を必要とします。

             ↓ 具体的な時間割について

平日 14:00~15:00       土曜 9:00~10:00         

   15:10~16:10          10:10~11:10

   16:20~17:20          11:20~12:20

   18:30~19:30

(自習時間) 

   14:00~18:00(月~金まで自由に利用可)


料金  入会金 5,000円

    1か月(5回) 15,000円 (希望者への訪問による交通費も含まれています。)

    ※自習は無料


支援方法

① 面談

本人や保護者との面談により子どもの思いや状況、困り感などを丁寧に聞き取っていき支援方法を検討します。そして、面談を定期的に行い親子のかかわり方等を助言していくことで保護者の意識・理解も変化させていきます。

☆ お金を出したら、何とかしてくれる塾というスタイルにはしない!
また、学力向上が第一の目的ではない。「学ぶこと」が楽しいという気持ちを育むことを優先する。
保護者や家庭の環境、意識を変えていくことが子どもを変える第一歩。
子どもや保護者と伴走する存在となる。

② 個別指導とグループワーク

「できることから伸ばしていく。」

苦手なことだけを克服させるのではなく、まずは得意とすることや「できること」から自信を持てるように働きかけていくきます。学校の勉強だけでなく、その子の興味を持つことに取り組むこともあります。
「早寝・早起きなど規則正しい生活の習慣」や「宿題は毎日きちんと行う」など適宜助言を行い、「当たり前のこと」を定着させていき、本人も保護者も安心して生活を送れる習慣作りに取り組みます。

学習については、学校の宿題や教科書から取り組み、理解できていないところは学年を遡って指導していきます。(基礎基本の再確認)

③ 自習時間の活用

子どもにとって安心していられる場所にします。
  ⇒自習スペースを開放する。
   (平日14:00~18:00までは何日でも何時間でも自由に利用することが可能)

☆自習スペースには、スタッフがいてわからないところをいつでも教えてくれる体制をとる。宿題の支援を行う他、その日あったことを話したりして子どもたちの話を聞いてもらえる場所にする。そこから学習の楽しさに結び付けていく。

   「ここで勉強すると楽しい(安心する)」

  また、子どもたちの頑張っている様子を保護者や学校とも共有していきます。

④ イベント企画

  勉強だけでは楽しくない!!

  たまには美味しいご飯を食べたり、思いっきり体を動かしたりすることも大切です。

  子ども食堂で食べるもよし、手伝うもよし。興味のあることに挑戦してもらいます!

   ・月1回子ども食堂の開催。(学習支援を利用している子どもと保護者は無料)

    一般向け(学習支援利用者以外の方):子ども 無料  大人 300円

    第2または第4土曜日のランチ開催予定です。(月1回)

    開催場所:三重県鈴鹿市国府町2598-1 放課後児童クラブゆいまぁる内

    ※ 開催についは行政および保健所へ事前に連絡した上で開催します。

   ☆ 新型コロナウィルス感染症対策について

   ① 室内の清掃および消毒を徹底して行います。

   ② 来ていただいた際に検温のご協力をお願いします。

   ③ 食事中以外はマスク着用へのご協力をお願いします。

   ④ 密を避けるため、人数制限をさせていただきます。

   ⑤ スタッフおよびボランティアの体調管理にも細心の注意を払って実施します。

   ・スポーツ教室の開催

    天候や季節によって不定期にて開催。(学習支援を利用している子どもは参加費無料)

    スポーツ教室・・・サッカーやラクロス教室の開催。(体力づくりを目的とする)

    開催場所:三重県鈴鹿市国府町2598-1 放課後児童クラブゆいまぁる 運動場

    スポーツ教室には経験者が先生として指導してくれます。決してハードルの高い技術の指導とい 

    うわけではなく、だれでも楽しめる運動から始めスポーツに興味を持ってもらうことを目的とし

    て行います。

  他にも、教室で駄菓子屋さんコーナーを設けてお金の学習につながるような「キッズカフェ」の日も 予定していくことを検討しています。少しずつ、子どもたちの「やりたいこと」「楽しそうなこと」を広げていきたいです。


●プロジェクトを通して実現したい変化

得意なことを伸ばしつつ、苦手なことにも少しずつ挑戦する力を育みます。個別指導だけではなく、少人数での学び合いを行うことで、学校での授業にも参加できるようにしていきます。そうすることで自信を持って集団生活を過ごせるようにします。



資金の使い道


改装工事費:約126万円

手数料:約13万円

リターン商品にかかる費用:約45000円

実施スケジュール

令和3年11月下旬      工事発注済

令和4年1月下旬~2月上旬  改装工事

    1月~4月      広報活動

    5月         開設

    5月下旬       リターン発送        

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


リターン

〇 サンクスメール
 支援していただいた方には、お礼のお手紙くらいしか思いつきませんが、精いっぱいの感謝の気持ちを伝えたいと思います。

〇 5000円コース

  サンクスメールに加え、オリジナルクリアファイルA4サイズを発送させていただきます。

〇 10000円コース

  サンクスメールに加え、オリジナルクリアファイルA4サイズと子ども食堂へ1回ご招待状を発送させ

  ていただきます。(詳細については、メールにてご連絡させていただきます。)
〇 30000コース

  サンクスメールに加え、コットンフラットオリジナルトートバッグ(A4サイズ)と子ども食堂へ期間

  内何度でも使える招待状を発送させていただきます。

最後に

 今回、初めてのクラウドファンディング挑戦です。私自身、何もないところから、0からのスタートです。一人でも多くの方に取り組みを知っていただき、共感いただけることを願っています。

 昨今、子どもたちや若者を取り巻く様々な問題が社会で起こっています。私の住む地域でも学校に行くことが不安な子、勉強に自信が持てない子など見られます。自分が運営する「ゆいまぁる」でこれまで出会ったたくさんの子どもたちに背中を押され、今回新しい取り組みを始めたいと考えるようになりました。子どもたちには必ず光輝く力があります。その力をつぶしてしまわないように、保護者の方とともに大切に育てていきたいと思います。

チーム/団体/自己紹介・活動実績など

【学習チーム】倉田と笑顔のステキなスタッフ1名で行います。

【子ども食堂チーム】倉田と笑顔のステキなスタッフ1名に加え、地域ボランティアさんにお手伝いをお願いします。地域の社会福祉協議会とも連携して行います。

●今までの経歴や関連分野での活動歴/実績など

平成25年まで県内の小・中学校に音楽教師として勤務していました。自身の子どもが小学生になり放課後児童クラブゆいまぁるを利用することとなります。当時のゆいまぁるは、公立幼稚園の一室を間借りして保護者が運営していました。しかし、仕事と子育てを両立する保護者には放課後児童クラブの運営業務は負担が大きいと感じ、勤めていた小学校を退職して請け負うことにしました。(色々と課題やトラブルもあったので安定させたいという思いもありました。)

 平成26年8月、保護者の運営から法人格を取得して特定非営利活動法人 心結舎として活動を開始します。「心結舎(しんゆうしゃ)」とは、心と心を結ぶ学び舎という意味が込められています。子どもと子ども、子どもたちと大人、子どもたちと地域すべてをつなげる場所になるよう取り組んでいます。

 平成29年、ゆいまぁる利用者が急激に増えたため校区内に場所を探し土地を取得します。そこに鈴鹿市が新施設を建設してくれました。

 現在、ゆいまぁるには45名の子どもたちが毎日元気に通ってきてくれています。

子どもたちの宿題をする姿をみていると、年々学力の低下を感じています。そして、分からないことを「分からない」と言えない子も多く見られます。普段は素直で優しい子どもたちのそんな自信のない姿を見て、胸を張って自分の考えを話せるようになってほしいと考えるようになったのがきっかけでした。

子どもたちの力は、ほんの些細な言葉やきっかけで大きく変化します。個別に丁寧にかかわることを大切にし、「学ぶ意欲」を育みます。時には子ども同士の中で学び合い、自分たちで課題解決に取り組むことで成長していくと考えます。そういった取り組みを続けていきたいと思い、学習の支援を行える教室を開設することを決意しました。

 こんな私の思いに共感いただける方やこのプロジェクトに目を止めていただいた方、応援よろしくお願いいたします!!


  • 2022/01/10 16:46

    ご支援いただいている皆様、ありがとうございます。工事は、いよいよ今月末となりました。今日は天気もよく暖かかったので、工事の前に庭の片付けをしました。これも業者さんにお願いするとその分費用がかかってしまうので、できることは自分で行います。頼もしい二人の息子たちが手伝ってくれました!!息子たちは高...

  • 2021/12/09 13:37

    ご支援いただいた皆様、ありがとうございます!初めてのクラウドファンディングで「支援者が現れました」という通知に大興奮でした。今日は床材や周りの枠組みの色などを選びました。床はローズウッドにしました。工事は来年1月下旬予定ですが、今から楽しみです。子どもたちが来る場所なので、あたたかい色味にしま...

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