ごあいさつ

JAPAN MADEは2016年にメディアを立ち上げて以来、全国約200箇所の工房を巡り、映像や写真を通して日本のモノづくりの素晴らしさを発信してきました。

立ち上げ当初は、まずは近場からということで浅草を練り歩き、一軒一軒取材のお願いをしたこともありました。2017年には、全国50箇所のモノづくり企業の映像を制作。そこからご紹介も含め2019年には150箇所ほどに。ここまでメディアとして発信できたことも、たくさんの方々のご協力があってこそでした。

発足当初から今も変わらず、自分たちが目利きの役割も担うというスタンスを持ち、SNSでの発信や現地での口コミも含め、職人さんを探し、モノづくりを学んでいます。

5年が経過した2021年、職人さんの想い・歴史・文化の発信を強化するだけでなく、「新たな形で日本のモノづくりを盛り上げていきたい」という想いから新体制へ。それを機にブランドのコアコンセプトを再定義し、ロゴおよびサイトのリニューアルを行いました。

新たなコンセプトとなったのは「共息」というワード。恵まれた自然と人間の技が、互いに呼吸をしながら育まれた文化こそ日本のモノづくりであり、これからもそれを絶やさないという気概で取り組んでいきます。また、JAPAN MADE自体も、職人さん、そして限りある自然と「共息」していけるような存在を目指しています。

そしてこの度、JAPAN MADEとして初めてとなるアートイベント「ジャパンメイド展」を開催するためにクラウドファンディングを実施致します。

昨年の「スナック・じゃぱんめいど」や、編集長の河野がキュレーターとして参加したTAKANAWA GATEWAY FESTでの「NEW NIPPON STORE」など、これまでもリアルイベントを行って来ましたが、今回は工芸と若手クリエイターによるアートのコラボレーションという全く新しい挑戦をしようとしています。

このイベントの成功に向けて、また工芸の未来をより広げていくためにも、挑戦をともに支え応援してくださる仲間を募りたいと考え、クラウドファンディングの実施に至りました。


従来から写真撮影・動画制作やブランディング、コミュニケーションデザインにも携わっておりましたが、今後はオリジナルの商品開発も含めたECサイトでの販売、アートイベントなどのコラボレーション事業等、職人さん達と共に新たな可能性の発掘を目指しています。


プロジェクト実施の意義・理由

今回「JAPAN MADE」は、工芸×若手クリエイターによるアートイベント【ジャパンメイド展 vol.1】を開催いたします。

この企画を開催しようと思ったきっかけは、2017年に開催されたTokyo Urban Artさんの張り子の招き猫×アートイベントです。日本の伝統的な招き猫にイラストレーションが施された作品の数々は工芸品の新しい価値を創出していく上で非常に大きな可能性を感じました。

日本の工芸市場は年々減少を続けており、最盛期に比べ現在は約1500億円まで市場規模として縮小しています。また、後継者や道具をつくる職人も減ってきており、工芸品が100年後も当たり前のように使われ続けることは簡単ではなくなってきています。

だからこそ、工芸という市場にとらわれることなく、業界・業種や年齢の幅を超えたコラボレーションが必要だと考えております。

私達はこの5年間で200を超える工房・職人の皆さまと接して参りました。

その中でも変化しようと自ら新しいチャレンジされている多くの方々と出会いました。その方々の協力の元、今回のイベントは成り立っております。

また、ご協力頂いた若手クリエイターの皆さまも工芸品に描いた作品を展示することは全くの新しいチャレンジであり「新しい試みになる」と、好意的にご参加くださいました。

日本人として、気づかぬ間にモノづくりへのリスペクトを抱いていると時折感じます。ただ、多くの方が本当に気づかぬ間にその感情を抱き、具体的な思いや行動に移せぬまま終わることにも課題を感じております。

今回のジャパンメイド展では、その出会いのきっかけとなる事を目的とし、開催いたします。似て非なる2つの文化が融合することで、日本の「モノづくり」の魅力をアップデートする他、日本の「モノづくり」を新たな視点から発信することが本イベントの目的です。

それに伴い、今回JAPAN MADEとしての初めてのクラウドファンディングを実施することを決めました。僕たちとしては、初めての挑戦です。

元々デジタル業界で育った私たちにとって、リアルなイベントの開催は非常に大きな挑戦でした。本当にゼロからスタートし、やるべきことの洗い出し、パートナーへの声掛け、アート界の理解やビジネス構造まで、日々奮闘しながら進めています。

異なる文化が組み合わせることで生まれるシナジーこそ、工芸の未来を切り拓く鍵になると考えています。今回のイベントやクラウドファンディングを通して新たにJAPAN MADEに出会う方々、その数が増えれば増えるほど可能性が広がっていくと感じています。


2020年から続くコロナ禍によって工芸の世界でも陶器市が出来なかったり、旅行者の減少による売上ダメージなど大きな壁が立ちはだかりました。また、それと同時にウェブ陶器市が生まれ、本来の陶器市の売上を上回る事例なども出てきております。


今回のイベントは、こんな情勢だからこそ見える新しい可能性を探すチャンスだと感じております。


ぜひこの大きな挑戦を、共に支える仲間になって頂けたら…これ以上に嬉しいことはありません。

日本のモノづくりの未来に投資する感覚で、JAPAN MADEと一緒に盛り上げていただけたら幸いです…!



イベント概要

場所:東京都 渋谷PARCO ギャラリーno-ma

URL:https://shibuya.parco.jp/shop/detail/?cd=026521

住所:東京都渋谷区宇田川町13−17 シネマライズビル

MAP:https://goo.gl/maps/Wh3Tkqp8CHQPofG49

期間:2021年11月25日(水)~11月28日(日)

時間 :12:00 - 20:00(予定)

入場料:無料
    ※コロナ対策として来場多数の場合は、入場制限を行いお並び頂く可能性がございます。


イベント内容

京都を代表する工芸品の京うちわ、和蝋燭、提灯に若手クリエイター達が描いたアート作品の展示を行います。キャンバスを職人が作った工芸というフィールドに変え、モノづくりとアートの融合が織りなす新しい空間を、誰もが楽しむことのできるイベントです。



出展予定工房

小嶋商店<京提灯>
 instagram

創業江戸寛政年間の京都にある老舗提灯屋。
竹割から紙貼りまで一貫した手作業で頑丈で無骨な小嶋式提灯。
江戸時代から代々伝わる伝統製法をベースに、「素材やフォルム、空間」と「提灯」との関係性を模索し、提灯が生み出す新たな景色を創造し、未来に小嶋式提灯を伝承することをコンセプトに掲げる。

中村ローソク<和蝋燭>
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創業明治20年(1887年)。
以降130年以上もの間、和・京蝋燭を作り続けている京都を代表する和蝋燭の工房。
日本伝統の技や美が表現されている和・京蝋燭の魅力を発信し続け、現代にその伝統と魅力をアップデートし続ける工房。

小丸屋住井<京丸うちわ>
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 創業寛永元年(1624年)。
小丸屋住井の歴史は、千年以上と推測され代々口伝により伝えられてきました。当時、公家であった住井家は時の帝より「深草の真竹を使い団扇作りを差配せよ」との命を受け「深草うちわ」を確立。
先人より引き継いだものを次の世代へと伝えながら京都の文化を世界へ発信している工房。

出演予定クリエイター

・BANANA YAMAMOTO
 instagram

・BOXER JUNTARO
 instagram

・Nigamushi
 instagram

・Oritakei
 instagram

・MISATO
 instagram

 

協力パートナー

・Tokyo Urban Art / 株式会社ザイグー


資金の使い道

・工芸品の購入費:462,600円
・企画に参加されているクリエイターさんへのお支払い:1,680,000円
・渋谷PARCO ギャラリーno-ma使用料:1,440,000円 ※作品の販売金額に応じて変動
・内装費:350,000円
・配送費:50,000円
・BOOSTER(ブースター)システム利用料:400,000円 ※支援金額の20%+税
etc


リターンについて

オリジナルステッカーや手ぬぐいなどに加え、今回ご参加くださる工房さんとのコラボリターンや、写真映像制作、工芸のオーダーメイドなど幅広くご用意させていただきました。普段なかなか目にすることのない工房ツアーなどもございますので、ぜひご興味あるものを見つけてみてください。


実施スケジュール

<2021年>
11月17日(水) クラウドファンディングスタート
11月25日(木) ジャパンメイド展:開始
11月28日(日) ジャパンメイド展:終了
12月17日(金) クラウドファンディング終了

<2022年>
1月〜3月  リターン発送開始

最後に


職人さん達がもっと自分たちの創作に集中できるように。

いいモノを作れるように。

正当な利益を得られるように。

モノも文化も愛されるように。

自分たちの国を誇れるように。

これからも永く、続くように。


そんな想いでJAPAN MADEを運営しています。一緒に自国の文化を盛り上げましょう。もっとかっこよく。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

  • 2022/05/11 09:30

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/03/09 21:54

    ご支援いただいた皆さま、改めて本プロジェクトに様々なかたちでご支援いただきありがとうございました!今回の主旨でもある、渋谷にて開催したジャパンメイド展にも足を運んでくれたり、応援メッセージを寄せてくださったり、1人1人の温かい気持ちが本当に励みになりました!!さて、タイトルにもありますように、...

  • 2022/02/04 17:10

    大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!2022年もJAPAN MADEをよろしくお願いいたします!先日、2/2~3にかけてJAPAN MADE経営合宿を行なってきました。去年の活動の振り返りから始まり、それぞれの意見やアイデアを出し合い、今年の活動の方針などを整理する時間となり...

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