はじめに・ごあいさつ
はじめまして!プロジェクトをご覧くださりありがとうございます。
私たちは北海道十勝郡にある浦幌町(うらほろちょう)で、本ししゃもを通して地域のこどもたちに地域の豊かな資源を伝えたい!と思い、このクラウドファンディングを始めました。
海と大地が広がる自然に恵まれた浦幌町は人口約4300人、漁業、農業、林業が盛んな町です。
突然ですが、ししゃもと聞いて皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
短い旬の10月初旬~11月初旬の間、自然豊かな私たちの浦幌町では、黄金に輝く新鮮な本ししゃもが水揚げされます。
今まで干物として出会うことの多かったと思われるししゃもですが
「“金色の筋”が体に輝く、新鮮な本物のししゃもの存在を知っていただきたい!」
「この美味しさをぜひ届けたい」
そんな想いから、今回のししゃものクラウドファンディングをスタートしました。
「ししゃものお寿司」や「ししゃもの刺身」がこの世に存在することは、ご存じでしょうか?
水揚げしたばかりのオスの本ししゃものみを使ってつくる「本ししゃもの刺身」。
鮮度が落ちるのが早く、なかなか北海道の産地以外で食べることのできなかった本ししゃもの刺身を、特殊瞬間冷凍の技術を使い、刺身で皆様にお届けします!
白身で淡白、ほんのり香るししゃも特有の甘さは、刺身でしか味わえません。市場に出回る本ししゃものほとんどが干物のため、刺身で味わったことがある方は少ないのではないでしょうか?
本ししゃもは北海道の太平洋沿岸だけに生息する固有種で、北海道の一部だけでしか食べられないとても希少な魚なのです。
しかも本ししゃもの旬は1年のうちたった2ヵ月間。
40日前後だけなのです。
みなさんがスーパーでよく見かける「子持ちししゃも」のほとんどは、「本ししゃも」の代用魚。
実は「本ししゃも」ではなく「カペリン(カラフトシシャモ)」という魚です。
輸入量が本ししゃもの漁獲量よりも圧倒的に多く、安価に味わえますが、本ししゃもの味とは全然異なり、風味や食感は完全な別物です。
北海道浦幌町で獲れる本ししゃもは絶品の美味しさ!
本ししゃもは川を遡上して産卵しますが、カラフトシシャモは一生を海で暮らします。
本ししゃもの流通量はわずか10%未満。
このクラウドファンディングで皆さんに浦幌町の最高の本ししゃもをお届けし、
その価値を改めて地域の子どもたちに届けたいと思っています。
プロジェクトを立ち上げた背景
浦幌町在住の元漁師、近江正隆です。
私は、1970年に東京目黒に生まれました。小学校時代からずっと見ていたTVドラマ「北の国から」に憧れて、19歳で北海道に移住して、酪農・畑作・林業を経験し、漁師の仕事に就き、たくさんのことを学びました。
そして副業で始めた「水産加工」「産直ネット販売」が運よく成功し、季節限定の希少な魚である本ししゃもで「漁師の本ししゃも」という人気商品を生み出すことができました。そこからたくさんの交流が私の商品を購入してくれる方々と始まり、生産者となった私はそこでたくさんのことを学びました。漁師としての「誇り」や「喜び」は、当時の私の最大のモチベーションだったと思います。
しかし、そこでの学びや気づきを自分ひとりに閉じ込めてしまった私は徐々に、それまで散々お世話になった他の漁師さんとの距離を置き始めてしまいます。
現役漁師がネット産直を始めたということで、当時は「WBS」などのTV番組で紹介されたり数々の雑誌にも掲載していただいたりしていたので、私自身ちょっと有頂天だったのだと今振り返ると反省することがいっぱいあります。
36歳の時に、転覆事故に遭遇したことをきっかけに漁師をやめ、水産加工もネット販売もやめ、私は助けてもらった命を使ってお世話になった地域に恩返しをするために、「地域づくり」「ひとづくり」に携わってきました。
私には、なんの経験も知識もありませんでしたが、ずっとこだわってきたのが、どうなったらお世話になった地域が持続していけるのか?ということ。
持続するとは、次の世代にきちんと地域社会が引き継がれていくことだと思います。
だとすれば、次の世代が「引き受けてよかった!」と思ってもらえるような「今」をつくっていくことが大事なのではと考え、地域の学校の先生や、自治体職員、思いに賛同してくれた町民有志と協働して「うらほろスタイル」という子どもや若者たち次世代を軸としたまちづくりを始めました。
現在は、このまちづくりに興味を持った若者たちが移り住んでくれたり、また都会に暮らす大人たちも、副業やボランティアでまちづくりに関わりを持ち始めてくれており、持続可能なまちづくりに必要なさまざまな事業をこれまでの協働の基盤の上に築いていく「新たな協働のカタチ(都市との協働)」として、一般社団法人 十勝うらほろ樂舎という団体で日々こつこつと行っています。
今後十勝うらほろ樂舎として、地域にある他の食材も、思いを強く持つ生産者の方々にご協力いただきながら、都市との協働で価値の再発見をしていき、地域への子どもたちに伝えていきたいと思っております。
リターンのご紹介
希少で高価と言われている本ししゃもを、刺身、干物で味わっていただけるリターンや、浦幌町をまるごと味わっていただける海の幸などをご用意しております。
その一部をご紹介します!
<11月6日(土)昼開催 ししゃも試食会ご招待>
JR新大久保駅直結、食を通じた新たな世界へのチャレンジを支援するプラットフォーム「KDC」にて、シェフが手掛ける浦幌町直送の本ししゃも料理をご試食いただけるイベントにご招待!!
本ししゃもの魅力を最大限に引き出してくれるシェフの料理をお楽しみに!数量限定のリターンです。どうぞお早めに!
会場:KDC(キムチ,ドリアン,カルダモン,,,) https://kdc-foodlab.com/
日時:11月6日(土)12:00~14:30
<本ししゃもの刺身>
水揚げしたばかりのオスの本ししゃものみを使ってつくる「本ししゃもの刺身」。白身で淡白、ほんのり香るししゃも特有の甘さは、刺身でしか味わえません。市場に出回る本ししゃものほとんどが干物のため、刺身で味わう本ししゃもはとても貴重です。
<本ししゃもの干物>
浦幌町の秋の陽ざしをいっぱいに浴びて完成する旬の逸品です。干すししゃもにもこだわりが詰まっています。
若ししゃもは10月下旬、オスししゃもは11月上旬、子持ちししゃもは11月中下旬の一番美味しい時期に加工します。
いただいたご支援の使い道
漁師である生産者、その貴重な食資源を見事な料理に変えてくださる料理人 、地域を支える町民、企業。そして未来を作り上げていく町の宝である子どもたち。
私たちは浦幌町で大切な資源を守り、食文化を守り伝えていく地域の人々と子どもたちをつなぎ、子どもたちが「引き受けて良かった!」と言えるような未来につながる、持続可能な循環モデルをこの町で作り上げたいと考えています。
貴重な本ししゃもを守り繋いで、生産者と生産地と地域が循環する、そんなモデルを実現するためにいただいたご支援を使わせていただきます。
※CAMPFIRE手数料にも使用されます。
最後に
最後までお読みくださりありがとうございました!
浦幌町の恵まれた自然の資源、そしてその豊かさと価値をこのクラウドファンディングを通して、町の子どもたちに伝えていきたいと思います。ぜひご支援のほど、よろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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