このプロジェクトについて

離島にある古民家を改修して、やりすぎる大人たちと子どもが旅を通じて学べる・育める旅育民泊を作りたい! 

暮らし まるごと おすそわけ!よしまんちプロジェクト

島根県松江市から遥か北、日本海に浮かぶ隠岐諸島・知夫里島(チブリジマ)。本土の港からフェリーでゆらゆらと揺られること2時間。そこに知夫里島があります。大自然と豊かな海産物に囲まれて、600人の暮らしがこの島で育まれてきました。

 

今回ご紹介するのは、ちょっと変わったプランをご用意した民泊です。その名も「よしまんち」

よしまんちは、離島にある築60年、昔ながらの古民家を地域の方と協力しながらDIYで改修工事を重ねて作っていく民泊です。民泊は、旅行者が、ホテルや旅館とは違った宿泊形態で、気軽に民家に宿泊することができる、この島の暮らしを丸ごと感じていただける形態となっております。

私たちは、この民泊を地元の方と一緒に運営し、ただ体験する観光では終わらない自然豊かで人のあたたかさを感じることができるこの島の暮らしを提供しようと、立ち上がりました。近年、家族旅行に体験型プランを選ぶ家族も増え、注目されている旅のスタイルでもあります。

このプランは次のような方におすすめです。

「どんな環境でも子どもが元気に育ってくれますように」
「好奇心の赴くままに、子ども自身が好きなことを楽しめるように」

 そんな思いが子どもに伝わる、子どもが実感できるきっかけをこの「よしまんち」は提供します。

地域にあるものを使ってやりすぎちゃおう!

 

このような活動を検討しております。

想像して見てください。

ここには多様な人が縁側に集まってきます。地元のお話好きなお年寄りや大工さんや漁師さん、釣り客が、はたまた世界中を旅する旅人が集っているかもしれません。あなたのお子さんは大冒険に出かけます。夜宴のあてを探しに地元の方と一緒に海や山や畑に冒険に出かけていいし、廃材や工具、シーグラスを使ってあなただけのアクセサリーを作るのもいい。お母さんやお父さんはただ見守る。自然の音を聞きながら、スマホは一旦脇に置いて縁側でお昼寝するのも素敵でしょう?日が暮れて、家族と囲炉裏を囲めば、自然と始まる語りの夜をお楽しみいただけます。

 

「一人で頑張った」という経験は自信に。「みんなで頑張った」という経験は繋がりに。五感でいっぱい感じたことを親に伝えようと一生懸命、一生懸命語る子供の姿に、成長を感じることでしょう。

 もし、お越しになった際には、ぜひ、あなたからお子様にお伝えしていただきたいことが一つだけございます。「ここでは、好きなことやりすぎてもいいんだよ」 家ではできないこと、学校ではできないこと。ここでは、その制限なんてありません。たった一日でもいい。あなたのお子様が、おもいおもいに過ごせる非日常的な空間、時間を、この島で私たちと一緒に過ごしませんか?  

なぜ、やるのか。

こんなことしたいと思ったらすぐ実行にうつす代表・余島を中心に、地域にあるモノを活かして夜な夜な創作しちゃうお姉さん。保育園から老人ホームまで幅広く健康を考え一人一人にあった料理をとことん追求するお姉さん。DIYや日曜大工が趣味で休日にも自前の工具を使って今日も何かをつくってるお兄さん。海に囲まれたこの離島・知夫里島で、私たちUIターンの若者は出会ってしまいました。私たちは、島にあるものに可能性を感じ、休日それぞれの余白を活用してきました。シーグラスで作るアクセサリーづくりや、イカスミの染物、料理教室、古民家廃材を活用したDIY。暮らしにある様々なものを生かして、暮らしに役立てそうなものに作りかえる。休日にも関わらず、やってしまう。やりすぎてしまう。そんな集団です。

モットーは「好きなことはとことん追求する」やりながら、私たちは、3つのことに気がつきました。

①「やりたいことってやってもいいんだ!」という当たり前だけど、どこかに落っこちていた、忘れかけていたもの。

②「やりたいことができたね!」それは、一人でするよりも大勢でやる方が何倍も喜び膨らむものだということ。

③自分たちは、誰から言われるでもなく、自分の内側から出てきた欲とか感情とかってやっぱり大切にしたい。

そんな思いがふつふつと湧いてくる。大切にしたい自分たちの思いです。

私たちのこの活動を喜んでくれた地域のおじちゃんやおばちゃんがいました。イカスミで染物をしようとした時も、臭かったり、保存が難しかったりしたのですが、それでも、おばちゃんたちは、知恵を絞り、おじちゃんたちは、イカをさばき続け、毎日毎日、朝早くに届けてくださいました。イカスミは結構貴重で、とれる時期も限られているのですが、「イカスミ取れちょっどー」と連絡をくださるのです。起き抜けのお姉さんのすっぴんを見まいと、玄関のドアは開けても一切、お姉さんの顔を見ようとせず、そっぽを向き続ける。そんな紳士的な計らいを見せたかっこいいおっちゃんたちも手伝ってくださいました。「なんとかなるだわい!やってみ!」その一言がただ単純に、嬉しかったのを覚えています。

見守ってくれる人を背中に感じれるからこそ、僕らは前に進めるんだ。プロジェクトは、この地域にある支え合う精神で、前進することができたのです。この活動は、島外の方にも知られることとなり、観光客の方に「島外向けにもやってよ!」とおっしゃってくださる方々の思いに応えたい気持ちも大きくなりました。私たちがもらったものは、恩返しと共に、恩送り。次の世代に引き継いでいけたらと考え、届けるなら一番好奇心旺盛な子どもたちに「なんとかなるだわい!やってみ!」って背中を押すことができて、好きなことをありのままに追求できるこの暮らしを「まるごとおすそわけ」したい。あなたのお子様に届けたいという思いを胸に、このプロジェクトは始まりました。

島民からいただいたこの古民家で

ところが、活動に使えそうな施設がない。

あったとしても村役場の管轄でした。使うたびに使用料やその手続きが必要になることや地域の外の人が使いにくいことが懸念されました。「ないなら自分たちで動くしかない!」と活用されていなかった空き家を当たることにしました。地域の方から頼まれた草刈りをしていた時に、ひっそりと佇むこの一軒の古民家に出会いました。 

 

役場に聞いても誰が管理人かわからない。ござとおにぎりを持って何度も、何度も通いつめました。ここから見る夜空は星が降って来るように近く、流れ星がよく見える。「流れ星って見えないだけなんだな」と感動したのはいい思い出です。「あの星の名前ってなんだっけ?」「今の時期ってどんな星が見えるんだ?」好きでやっていると、「なぜ?」「どうして?」とすぐ話が弾んでしまいました。

そんなとき、地区の方に出会い、この古民家の思い出を聞くことができました。「お腹が空いたときには、この家の人がよく食事をふるまってくれたんよ。」「ここになるイチジクが好きだったからね。熟れるのを待ってよくみんなで取りにきてたんよ。」「よくここでお茶会を開いてみんなでご飯を食べたな。」「みんなで畑作りもしたり、楽しかったわ!」そんな素敵なお話をおばちゃんたちは、聞かせてくださいました。

この島に住む方々の好奇心、思い思いに遊んでいたあの頃の思い出、たくさんの人の中から生まれた芽が、次の世代にも繋がるんだ!そう思うと、眠れなくなりました。その日の夜は遅くまで、おばちゃんと語りました。

思い出がたくさん詰まったこの古民家に通い詰め、ついに、オーナーの方にお会いすることができました。話をすると、「解体するつもりだったから喜んで!ぜひ、使って欲しい!」とこの古民家をお借りすることができました。こうして本格的に拠点づくりにうつったのです。

設備はこれから作って行きます。以下、基本情報です。

●対応

フロント時間は午前8−10時、午後16−22(電話対応もこの時間)
です。

●サービス

無料でwi-fi、コーヒー、緑茶、紅茶などをご提供

冷蔵庫、電子レンジ、ドライヤー、貴重品ロッカー、キッチン、調味料、調理器具一式完備

おふろセット(シャンプー・リンス・ボディーソープ)衣類などの洗濯は有料でご利用いただけます 

●料金

朝食付き 大人8000円/1泊(夜は一緒に作りましょう)

素泊まり 大人5000円/1泊

※家族でお越しの場合は、15歳未満のお子様1名まで無料

応援してくださる皆様へ

今回、支援していただいた資金は、この古民家の改修費や設備代として、活用させていただきます。離島であるため、改修工事のための資材や運搬費がかさみ、予想以上にコストがかかってしまうことがわかったからです。もし、目標金額を超えるご支援をいただけた場合は、キッズアクティビティを充実させるための資金や、小さなお子様も預かることができるキッズアメニティの備品代として大切に使用させていただきます。

 

今回は、このクラウドファンディングを通じて、お金での支援をいただくことが目的ではございますが、解体作業や土地の整地、DIYで作るインテリア家具や改装作業など、体を使って支援するということも大歓迎です。滞在しながらやってみたいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください!体を使ったあとは、BBQしたりなんかして、楽しみながら「よしまんち」の拠点を作って行ければいいなと考ます。

 最後に

ここまでお読みいただいてありがとうございました。

最後に、よしまんちプロジェクト!代表の余島について簡単に。

「やりすぎよう!生きすぎよう!」僕の大好きな言葉です。地域おこし協力隊として、ここに移住してもう1年がたちそうな23歳の若造です。地元の人には、じゅんちゃんと呼ばれています。「ザ・若気の至り」と笑って「頑張れよ」と背中を押してくださる地域の方に支えられて生きています。今は、子どもと大人がお互いに学ぶことができる場づくりが仕事です。全国からこの島に集まる5人の小・中学生と寮生活を通じて、暮らしから学ぶことのお手伝いと、寮生・島の子共通して行うプロジェクトの企画や実施のサポートをしております。

大学時代は、教員を目指して、離島の公立塾で一年休学してインターンをしたり、大学の附属高校に授業見学になんども通ったり、教員免許も取得しました。でも、これからの将来を考えた時、どう変化するかわからないこの世の中。将来子どもが、過ごすためにはなにがいいか考えた時、素敵な環境を与えてくれる学校も好きだけど、自分に合った暮らしや環境を作れる方が大事だと思い、教員ではなくて、寮のスタッフ・地域のお兄さんとして、子どもが企画するプロジェクトや暮らしを作っていく、課題を解決していくおてつだいができる今の仕事につきました。今あるものを最大限活かそうとする地域、必要なものがないなら自分で作る。とにかくやってみればなんとかなる。そんな文化が根付くこの島に出会い、惚れて、飛び込みました。

大人も子どもも混ざり合って、とことん楽しむ。大人もこどもも心の中にある小さな火を、大切にしたい。誰かのこうあるべきでできた火ではなく、みんなのこうしたいが集まってできたキャンプファイヤーに「なにそれ面白そう」と人が勝手に集まってまたさらなる火がつく。火が飛び火して、火事になってもいい。(本当に火事にはしないけど)それくらいの熱気や空気がこのよしまんちから生まれたらと願います。まずは、地盤作りと拠点作りから。余白をかき集めてできることから始められたら嬉しいです。

 

 僕たちからは以上です!

ぜひ、みなさまのご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。今後の改修や活動につきましても、このページにて更新していきますので、お手すきの際にお読みいただければと思います。応援、よろしくお願いいたします。

ゆくゆくは、このよしまんちを通じて、何かしたい、やってみたいと考えている若者のチャレンジを応援できる場所になったらいいな考えています。若者・よそ者・馬鹿者な自分だからこそできることを、この島とともに少しずつ進めていきたいです。たくさんの背中をそっと支えれるよしまんちでいられるよう頑張ります!

 

 

 

 

 

  • 2018/09/14 00:18

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2018/05/22 19:40

    島どれ野菜のリターン用に野菜を収穫しました!元々、畑を始めたのがいまから一年前ごろ。 中学生と始めた寮の小さな畑がきっかけです。 いつも虫やたぬきにおびえながらも、地元の人の支えもあって、 始めた収穫したラディッシュ(はつか大根)がとってもおいしくて、 本土にいたらできなかったじぶんで...

  • 2018/02/24 14:23

    ご支援してくださったみなさま、代表の余島です。 知夫村では、春のおとずれをいまか、いまかと待ち続けるばかりではございます。 まだ肌寒い中ではありますが、そんなときは、 家にこもって、コーヒーを片手に、 好きな読書をしたり、気心のしれた仲間と、 畑になにを植えようかな?とか どこに旅...

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