ご挨拶

ページをご覧くださいましてありがとうございます。

一般社団法人おだしプロジェクト代表理事の土岐山協子と申します。



「かんたん美味しいお味噌汁」を合言葉に、削りたて鰹節を使った美味しい味噌汁づくりのワークショップを主として活動しています。今までに1万人ほどの方が受講してくださいました。


↑沖永良部島のあしきぶフェスタにて。誰でもがかんたんに削りたての鰹節で美味しいお味噌汁が作れます


全く料理ができないという人も、この「かんたん美味しいお味噌汁」をきっかけに自炊をはじめるようになった。そんな方々を今までにたくさん見てまいりました。

そしてそれは私の力ではなく素材と道具と食器の力だということを講座を重ねるごとに感じております。

こうして自炊ができるようになってから生活が豊かになったという方々の声を受けまして

この度一般社団法人おだしプロジェクトでは、今まで料理に触れたことのない人でもすぐに自炊生活ができる

『ゼロからはじめる自炊塾』という和食の基礎が盛り込まれた料理講座を作りました。

ご飯、味噌汁、漬物、煮物、卵焼き、魚の煮付け、酢の物、肉じゃがからリメイクするカレー

下の写真のメニューが全て、3時間の講義を受けるだけで家でかんたんに料理が再現できるプログラムになっています。

そして5歳から大学生までの『ゼロからはじめる自炊塾』講座を受講無料にすることで、自炊をする次世代をどんどん増やしていきたい。

こうした思いから今回のクラウドファンディングの実施に至りました。


『ゼロからはじめる自炊塾』を作った理由

『ゼロからはじめる自炊塾』を作るきっかけとなったのは、「かんたん美味しいお味噌汁」を広めるために8年前から始めた『おだしプロジェクト』がきっかけでした。

おだしプロジェクトの講座を受講をされる方々の料理でのお悩みを聞くと

「だしの取り方がわからないから和食をなかなか作る気にならない」

「魚が身体にいいのはわかるけど、塩加減や煮付け方に自信がないから魚をつい敬遠してしまう」

「肉じゃがのレシピがありすぎて何が正解なのかがわからない」

これらのお悩みは、昔ながらの製法で時間をかけて作られた調味料を使うだけでかんたんに解決します。

素材の力を美味しい調味料で引き出すだけのかんたんレシピは

誰もが再現可能なのです。


私は以前教員をしておりました。

たくさんの生徒と関わる中気づいたことは「食の大切さ」でした。

勉強ができるできないで評価をされ続ける時代の中で、一番身近にあるにもかかわらず蔑ろにされていく「食べる」ということ。

作らなくても買えばいい、誰かが作ってくれるから困らない、あなたは勉強だけしていればいいと言われて育ったんだから今更料理なんてする気もおきない

こうした時代の流れに伴い、自分で自分の食べる料理を生み出す力が日本全体から奪われつつあります。

おだしプロジェクトは「一番身近にある大切なものを再確認するきっかけ作りのためのワークショップ」として始めました。「まずは味噌汁から」と自炊の入口のハードルを低くしたらどうだろう、と。

鰹節を5秒削ってお椀に入れて、好きな天然味噌をひと匙入れて、お湯を入れたらすぐに味噌汁、というとても簡単な作り方です。でも飲んでみてください。本当に美味しいのです。



日本にしかない、「おだし」という概念。本物の味噌汁の味、こうした身近なことも「当たり前のこと」「いつでもあるもの」と蔑ろにしてしまい、どんどん外の情報に流されて自分の足元が見えなくなっていく。誰が流したかもわからない情報を判断基準にし、比べることでますます生きづらさを抱える。

私はこうした「生きづらさ」を抱えた方とも、プロジェクトの中で関わらせていただく中で

「まずは自分のために美味しい味噌汁を作ってみようよ」

という提案をしてきました。

そしてもっともっと自分のために、大切な人のために美味しい料理を、という受講生の要望から生まれたのが今回の『ゼロからはじめる自炊塾』です。


『一番身近な“自分”を大切にする』ということの取り掛かりとしての『自炊力』

おだしプロジェクトのワークショップに参加をされた方々からの一番多いお声は

「自然素材の味噌汁がこんなに手軽でしかも美味しいなんて」

というご意見です。

「子どもが味噌汁を飲まないから作らない」

「身体にいいとわかっていてもあまり飲む気がしない」

こうした方々がおだしプロジェクトのワークショップを受けたその日から、味噌汁が美味しすぎて毎日飲む、というような劇的な変化をするのはなぜか。

その理由は“素材の力‘’にありました。

味噌汁を遠ざけていた方に共通していたことは

化学調味料や食品添加物が使われただしや味噌を使っていたことでした。

しかも多くの方は素材の内容や違いを知らないまま使っておられました。

違いを知った上で選ぶのはもちろん個人の自由ですが、素材のことを知らないままで選んでしまうことは自分の身体への思いが結果的に小さくなりはしないか、と私は思うのです。

自分を大切にすることの一番は

「安心で美味しい食べ物を、自分で自分にプレゼントする」

ことに尽きると思います。

しかも自分の手と時間をかけたものなら尚更です。

この素材は、誰がどうやって作ったものなのか。作り手に想いを馳せながら自分の食べる料理を作ることは、自分という人間を大切に扱うこと。

天然の素材は私たち一人一人が違うように、二度と同じものはできません。

食べ物を人任せにすることは人生を人任せにすることだと、私はそう思うのです。

毎日誰が作ったかわからない食べ物で体を作るのか、それとも自分が責任を持って選んだ食材で自分で料理をすることを選ぶのか。もちろん正解は人それぞれです。

大人である私たちはさまざまな選択肢から選ぶことができます。しかし子どもは自分が食べるものを選ぶことができないのです。



5歳からでも実践できる講座内容『ゼロからはじめる自炊塾』

おだしプロジェクトの講座で素材を厳選して作った味噌汁が簡単に作れるようになると、今度は別な料理を作りたくなります。

次は卵焼き、次は焼き魚、、、と、素材の良さを引き出す料理が簡単でかつ美味しいことが自身の身体でわかってきます。本当に身体が喜ぶ真の美味しさを知ってしまうと、作ることが楽しくなる一方です。

だからなるべく早いうちから自炊のスキルを学んでいてほしい。『鉄は熱いうちに打て』という格言の如く、早いうちに「自分で料理を作ることのできる喜び」を感じると、今度は「誰かを喜ばせるための料理」へとどんどん子どもは成長していきます。

↑お父さんと自分に。始めて作ったお弁当。


「料理を作ってくれないから買う」から「料理を作って一緒に食べる」へと変化していった家族もたくさん見てきました。そこには「豊かな食卓」があります。

『ゼロからはじめる自炊塾』は5歳から実践できる内容になっています。もちろん社会人の方も有料で受講が可能です。(20代4400円、30代6600円、40代以上8800円)その際お預かりする受講費も次世代ための無料講座に使わせていただく予定です。大人になってからでも、料理を基礎からはじめることは全く遅くありません。実際、子どもと一緒に基礎を学んでから、ほとんど外食をしなくなったというご家庭も沢山あります。

いつか自分で食べるものを選べる日が来たときに、「自分で料理ができること」は生きる上での自信につながると、今までの受講生さんを見てきて私はそう思います。


料理ができないのはあなたのせいではない

そもそもですが、料理をしない人は「できない」のではなく、「やり方を教わっていない」だけだと私は思っています。教わっていないものは誰にもできません。しかも基本がわからないまま外からの情報はどんどん流れてくる。もしかしたら自分だけができないのではと不安になる。違うのです。知らないだけなのです。料理ができないのはあなたのせいではないのです。

おだしプロジェクトでは、この『ゼロからはじめる自炊塾』を5歳から大学生以下の受講を無料にすることで、自炊の輪を広げていきたいと考えています。知れば必ず料理はできる。そんな確証のもと作ったメソッドは、誰もが簡単に取り組める内容になっています。


↑当時5歳のともきくん。一人で作った初めての卵焼きです。


『ゼロからはじめる自炊塾』の内容

簡単に、『ゼロからはじめる自炊塾』の内容をご紹介いたします

1、自炊のための必要最小限の道具

2、これだけあればOKの調味料の種類

3、美味しいご飯と味噌汁

4、誰かに作ってあげたくなる卵焼き

5、絶妙な塩味の焼き魚

6、完璧な肉じゃが

7、塩とカレー粉だけ足す美味しすぎるカレー(肉じゃがからのリメイク)

8、ささっと出来たらかっこいいよね魚の煮付け

9、豆味噌使うとコクが出るよね魚の味噌煮

10、自分で作った方が安くて早くて美味いじゃん、、、と気づいてしまうひじきの煮物

11、三杯酢を知らなかった自分よさようならキュウリとワカメの三杯酢→三杯酢がドレッシングに

12、こんなに簡単なのか、、と驚いちゃう漬物二種(塩、味噌)

これらの料理を、コンロが一つの場合を想定しデモ形式で講義をした後試食をします。

熊本の管理栄養士永野智子さんと考案したレシピの行程は、再現性の高いものとなっており

「料理ってこれでいいんだ!」と思える内容になっています。

全て、昔ながらの製法の調味料を使った安心な味付けです。


自分で安全な素材を選び『自炊力』を身につけることを、次世代に

私たち大人が子どもに伝えられることは、なんでしょう。

順番通りにいけば、先に死ぬのは大人です。残された子どもに大量の食糧やお金を遺しても、自分の手で料理を作ることができなければ、その子は自分で自分の人生を作れずに一生を終えてしまうと私は思います。

生きる力とは、食べる力です。

自分で安全な素材を選ぶ力、そしてその素材を自分で調理する力。

すなわち『自炊力』を、子どものうちから身につけさせることは自分の命の守り方を伝えることだと私は思います。

しかもただ作るのではなく、作り手に想いを馳せることで自分や人を大切にする『愛情料理』を作ることができるようになるのではないでしょうか。


『ゼロからはじめる自炊塾』を皮切りに、自炊を「当たり前のこと」に

九州大学で『自炊塾』という授業を考案された比良松道一先生にご協力いただきましてこの度立ち上げました『ゼロからはじめる自炊塾〜次世代無料プロジェクト』。レシピの開発や、マニュアル作成等、皆手弁当です。

勉強ばかりで台所に立ったことのない学生たちが結果的に『料理を学ぶ』のではなく、『料理を通して人生を学んでいく』様子を、比良松先生は何年もの間目の当たりにされています。

そしてそれは、「子どもを台所に立たせよう」という演題で全国を回られている

『弁当の日』の創始者である竹下和男先生のお考えに基づくものです。

「弁当を作れない子がかわいそう」なのではない。「弁当を一緒に作る環境を提供すること」が私たち大人の役割ではないかと、そう思います。

『ゼロからはじめる自炊塾』にはこうして次世代の幸せを願う、たくさんの人の思いが入っています。


『ゼロからはじめる自炊塾〜次世代無料プロジェクト』を持続可能な取り組みにするための実店舗『三代目ときやま商店』

「皆様からお預かりした資金がなくなると同時に取り組みも終わる」

そんなことにならないようにという思いで実店舗『三代目ときやま商店』をつくりました。

私事で恐縮ですが祖父は魚屋でした。日本人の魂はご飯と味噌汁と魚にありという信条のもと脱サラをして魚屋を始めたと聞きました。私の母親もその志と店を引き継ぎ私は三代目ということになります。

魚屋をやっていた祖父と同じように、全国から自分の目で確かめた実直に作られた食品や信頼できる方の紹介による食品のみを取り扱っております。

『三代目ときやま商店』では次世代に伝えたい商品を揃え、その商品で作ったおにぎりやお弁当販売し、味を知っていただいたり、自分でも作ってみたいという方のためにレシピを伝えたり料理講座をしたり、『買うから作る』の小さな変化をおこすことが出来たらな、と思っています。

そして今回のクラウドファンディングにて皆様からお預かりさせていただくお金や『三代目ときやま商店』で得た利益は全て大学生以下を対象とした『ゼロからはじめる自炊塾〜次世代無料プロジェクト』実施のための資金として使わせていただきます。

『ゼロからはじめる自炊塾』次世代無料講座の運営に関する必要経費を除く収益は全て活動費にあて代表理事である土岐山協子は無報酬といたします。

本日5月5日、子どもの日に『三代目ときやま商店』はグランドオープンをし、『ゼロからはじめる自炊塾〜次世代無料プロジェクト』のためのクラウドファンディングを同時スタートします。

次世代に向けて「自分のためにも人のためにも料理を」がたくさん増えますように、との願いを込めました。

ご賛同くださいました方には心ばかりではありますが返礼品をご用意いたしました。

おだしプロジェクトのサポートメンバーとして一緒に『ゼロからはじめる自炊塾』次世代無料プロジェクトを盛り上げてくださいましたらこの上ない喜びでございます。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。


一般社団法人おだしプロジェクト代表理事

土岐山 協子



資金の使い道・スケジュール

『ゼロからはじめる自炊塾』の無料講座にかかる経費全て

広告宣伝費、サイト運営費、材料費、会場費等

クラウドファンディング手数料

(運営の様子は、一般社団法人おだしプロジェクトのホームページにてお知らせする予定です)


最後に

よろしければぜひ一度、『三代目ときやま商店』にお運びくださいませ。

全国から選りすぐりの商品を取り揃え、自炊をされる方のお役に立てるお店でありたいと思っております。

《住所》〒107-0061 東京都港区北青山2−12−12 シュガービル1階

《電話》0368043088

《営業時間》7時〜19時

《アクセス》銀座線外苑前駅 神宮球場方面出口の階段を登り切ったら左手の信号を渡り右折。城南信用金庫さん、ファミリーマートさんを左手にして進みましたら青い看板がございます。チーズのような外観の5階建てのビルの一階でございます。


一般社団法人おだしプロジェクト 三代目ときやま商店



<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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