私たちは、近畿大学 アカデミックシアターの宇宙マグロプロジェクト(ACT-326)です。

世界有数の水産資源消費国である日本にとって、水産資源の管理は重要な課題です。

近年、漁業資源を維持・回復するのに必要な期間と量を超過した漁獲が行われた結果、地球規模でその安定供給と持続的利用が困難になってきています。

そこで、私たちは水棲生物に負担のかからないリアルタイムな調査方法の研究を行っています。

私たちは、水棲生物に再帰性反射材を固定し、レーザーを照射し反射光を追尾することを提唱しています。

 

本プロジェクトでは、従来の生態調査で用いられていたタグの代わりに、光

を反射する反射材を水棲生物に取り付ける。

反射材にレーザーを照射し、反射した光を測定することで水中にいる水棲生物を追跡する。最終目標は宇宙からレーザーを照射するシステムを考え、広範囲に追跡できる新たな生態調査の方法を開発することです。

近年、漁業資源を維持、回復するのに必要な期間と量を超過した漁獲が行われた結果、地球規模でその安定供給と持続的利用が困難になりつつあります。(水産庁 平成28年度水産白書)

このような問題を解決するために水棲生物の研究ならびに調査を行うことが必要です。

そこで水棲生物の資源状況などを調べるために、データロガーを用いた水棲生物の生態研究が行われています。

 

しかし、データロガーを用いるとデータの回収に手間を要し、リアルタイムにデータを確認することは難しく、詳細な情報を得るのは難しいため別の方法が求められています。

さらに、現在市販されているアーカイバルタグやアーカイバルポップアップタグは水棲生物の体内に埋め込むものやアンカーやワイヤーを打ち込んで固定するものであり、鱗が剥がれ傷つくなど筋肉組織が変異するなどの影響があります。

 

・ドローンからレーザーを照射

・近畿大学水産研究所の白浜実験所にて、生け簀で実証実験

 

 

 

 

AFPB News 2011年7月8日付 マグロ類3種が絶滅危機に、国際機関のレッドリスト

日本経済新聞 2014年11月17日付 クロマグロ、絶滅危惧種に指定 

毎日新聞 2017年5月18日付 特集ワイド クロマグロなぜ絶滅危機 まき網で幼魚乱獲、政府の規制後手

朝日新聞デジタル 2017年9月1日付 マグロ漁獲、新ルール導入で合意 日本案より基準厳格に

毎日新聞 2018年1月8日付 太平洋クロマグロ漁に法規制 上限超で「停止命令」

産経新聞 2018年1月31日付 クロマグロ漁業者が反発、30キロ未満小型魚 操業自粛要請に

毎日新聞 2018年3月1日付 クロマグロの大量漁獲、1.5億円に迷惑料増額 /北海道

NHK解説委員室 2018年3月7日「抑えられるか クロマグロの漁獲量」(ここに注目!)

 

 


2017年11月4日に開催された第25回衛星設計コンテスト・アイデアの部

最終審査会出場@東京・日本工学院専門学校 蒲田キャンパス

電子情報通信学会賞を受賞

 

閲覧頂きありがとうございます。

皆様のご理解の程、何卒宜しくお願い申し上げます。 

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