プロジェクトの概要

「いのち」と「暮らし」の危機。

大塚実業株式会社(当社)が応援しているテラ・ルネッサンスが、アフリカ3カ国で新型コロナウイルスの感染予防と、感染防止政策で、経済的苦境に陥っている人々の暮らしを守る支援を始めています。

そこで、テラ・ルネッサンスと連携をし、カンボジア、アフリカで「石鹸」製造を、最脆弱層の人々に依頼。感染予防のため、石鹸を配布すると同時に、人々の暮らしを新型コロナウイルスの影響から守りたいのです。


アフリカ、カンボジアに1つでも多くの石鹸を届けたい!

新型コロナウイルス感染による影響が大きく、手洗いのための石鹸、設備を手に入れることができないカンボジアとアフリカの人々に、石鹸を届けたい。

新型コロナウイルス対策緊急支援プロジェクトを、アフリカ3カ国で展開しているNPO法人テラ・ルネッサンス、そして、カンボジアでシングルマザーなど困難な状況にある女性たちと支援する「Mother Hand」と連携、両団体が支援する人々に石鹸製造を依頼。その石鹸を一人でも多くの方に届けたいと考えています。

今回のクラウドファンディングで募った支援金は、石鹸製造・配布のほか、アフリカ3カ国での剤、消毒液、簡易手洗い設備などの公衆衛生用品、備品の供与及び、手洗い方法や、新型コロナウィルス予防のための啓発活動、ポスター配布など全般的な支援活動にも使われます。


はじめに

はじめまして、大塚実業株式会社の大塚です。

当社は主に、生地(織物・繊維)を自社で織り、その織り上がった生地を主に「ろ過布」としてお客様の仕様に合わせて加工し納品している会社です。

大塚実業は、そんな普段目にする機会のない物のひとつである「ろ過布」を多くの人々のお役に立てる商品であると考え、常にお客様のニーズにお応えできるよう商品開発・技術革新・効率化など前向きに取り組み、人々の笑顔と幸せを願い、社会貢献できる企業となるよう日々社員一同奮闘しております。

この度、新型コロナウイルスの影響により、世界中さまざまな国が苦境に立たされています。このような状況下において、世界中の人々が手を差し伸べ合い、助け合っていくことがこの試練を乗り越えていくために最も重要なことだと感じています。

そこで、今まで行なってきた社会貢献活動として参加しているプロジェクトを振り返り、「今、我々がやるべきこと、できることは何か?」と考え、世界の中でも新型コロナウイルスの影響が大きく、食料品や衛生用品などもままならない状態となっているアフリカ、そしてカンボジアへ石鹸を届けたいと考えました。


解決したい社会課題

新型コロナウイルスの感染がアジア、アフリカで拡大しつつあります。特に、アフリカ諸国では、医療設備、体制が脆弱な国が多く、新型コロナウイルスの感染者が増大することで、他の感染症や病気にかかったとしても、満足な医療が受けられないことが想定されます。

また、新型コロナウイルスの感染を防止するため、移動や店舗営業の制限が課せられ、収入源を讃えれてしまった人々もいます。

これらのことから、新型コロナウイルスの感染予防を進めること。そして、感染防止政策で暮らしが立ち行かなくなった人々に、仕事(収入)を提供することが求められいます。これら2点の事業を実施することで、人々の「いのち」と「くらし」を守りたいのです。

そのために、「石鹸製造」を、これらの国々で新型コロナウイルスの影響を受ける、弱い立場に置かれている人々に依頼し、加工賃をお支払いすることで、彼ら彼女らの暮らしを支えると同時に、石鹸を通じた手洗いの啓発を進め、感染防止も図ることができると考えています。

そのようなことを考えている時に、まずは、すでにコンゴ民主共和国で、紛争で傷ついた女性たちによる石鹸製造を行っていたNPO法人テラ・ルネッサンス。さらには、カンボジアで出会った支援団体「Mother Hand」のことを思い出しました。この団体はHIVやDV、差別や貧困などの様々な理由によりシングルマザーとなってしまった女性や困難な状況にある女性を直接サポートしています。

そのサポートの一環で、継続的な雇用を創出するために、厳選されたカンボジアの原材料を使い、クオリティーの高い手作り石鹸を製造販売しています。

この石鹸の製造を依頼することで、アフリカ諸国や、カンボジアのシングルマザーなどの困難な状況にある女性たちの暮らしも支えていきたいと考えています。


このプロジェクトで実現したいこと

今回、お寄せいただいた支援金を活用して、以下のようなことを実現します。

[カンボジア]

1)テラ・ルネッサンスを通じて、カンボジアにある支援団体「Mother Hand」に石鹸製造を依頼。

2)その石鹸を、テラ・ルネッサンスが活動するカンボジア・バッタンバン州の障碍者、地雷被害者世帯を中心に配布。

3)これらのことを通じて、カンボジアでの新型コロナウイルス感染予防と、シングルマザーなど困難状況にある女性たちの「いのち」と「暮らし」を守ります。

[アフリカ]

1)テラ・ルネッサンスの実施する「新型コロナウイルス対策緊急支援プロジェクト」の一環として、紛争で傷ついた女性たちの自助グループに石鹸製造を依頼

2)その石鹸を、テラ・ルネッサンスを通じて、プロジェクト実施国の医療施設などで配布する。あわせて、手洗い啓発や簡易手洗い設備の設置などプロジェクト実施に必要な事業を展開してもらいます。

3)それらのことを通じて、アフリカでの新型コロナウイルス感染予防と、感染防止政策で収入が閉ざされた人々の「いのち」と「暮らし」を守ります。


このプロジェクトは、アフリカの新型コロナウイルスの感染を予防するとともに、カンボジアの女性雇用支援を行うためのものです。

たった一つの石鹸でも、多くの人が手を洗うことができ、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことに繋がります。


資金の使い道

テラ・ルネッサンス、Mother Handによって製造された石鹸を、それぞれ、カンボジア、アフリカ諸国で、医療施設、地雷被害者、障碍者などに配布します。

それぞれ[約3000個]の石鹸の製造を依頼し、カンボジア・アフリカにて、配布します。

皆さんのご支援[5,000円]で[約100人]が手を洗うことができます。(1ヶ月あたり25個の石鹸を4人が使う場合)

また、今回お寄せいただいた支援金は、石鹸製造だけでなく、洗剤、消毒液、簡易手洗い設備などの公衆衛生用品、備品の供与及び、手洗い方法や、新型コロナウィルス予防のための啓発活動、ポスター配布などにも使用してもらいます。(実施団体:テラ・ルネッサンス


実施スケジュール

6月下旬までにカンボジアとアフリカで石鹸を配布。
7月末までには今回支援くださった皆様に活動報告メールをお送りさせていただきます。

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、活動報告をお届けします。


あなたのご支援でできること、例えば

● 5,000円で、石鹸の配布 1ヶ月分/100名
ウガンダ、コンゴで難民などを対象に1ヶ月分/100名に石鹸の配布を支援できます。

● 10,000円で、安全な水の供給 1ヶ月分/20名
南スーダン難民居住区で、難民を対象に1ヶ月分/20名に安全な水を支援できます。

● 30,000円で、自粛要請時の生活費 2ヶ月分/3名
ウガンダ、コンゴで政府からの自粛要請により、仕事ができなくなった方を対象に2ヶ月分/3名の生活費を支援できます。

● 50,000円で、2,000名への感染予防の啓発活動
ウガンダで、ポスター掲示やチラシ配布、街宣車からの呼びかけによって、感染予防のための啓発活動を支援することができます。(※現場の状況の変化により、4,000名から2,000名に変更)


■新型コロナウイルス対策事業トシャ・マギーさんからのメッセージ

最後に、現地でコロナウイルス対策事業を行なっているトシャ・マギーさんからのメッセージを紹介させていただきます。


(以下、原文抜粋)

私の心はコロナの影響を受けたかに関わらず、あなたたちと共にあります。もし、あなたの家族がコロナに影響を受けているなら、私の心はあなたのそばにあります。皆さんにお伝えしたいことは、私たちはみな同じ船に乗っています。だから、全員で強くなりましょう。

コロナウイルスは世界中で猛威を振るっています。それはアフリカでも同じです。そして、アフリカにいる私たちはとても深刻な医療問題を抱えています。医療センターがなく、特に、農村部ではこのコロナウイルスに太刀打ちできる術がありません。

だから、私たちは手の洗い方や、どれほどコロナウイルスが生活に影響を及ぼすのか、どうすれば感染を防げるのかを教えることで、人々を支援しています。

しかし、それすらも簡単なことではありません。なぜなら、人々は食べるために、外に出て、働かなければなりません。マスクを買うお金すら持っていないのです。だから、ここにいる私たちの役割は非常に重要です。

先日、コンゴ民主共和国で1人の男性が警察に撃たれ死亡しました。彼がマスクを着けていなかったからです。しかし、そもそも彼は貧しく、マスクを買う余裕はなかったのです。彼は撃たれ、死んでしまいました。1つの命が失われてしまったのです。本当に悲しいことです。

コロナウイルスは全世界で影響を及ぼしています。どうすればこの問題に打ち勝てるのでしょうか?どうすればこの危機を乗り越えられるのでしょうか?それは、一緒にいること、一緒に歩むこと、全員で強くなることです。そして何より、前を向くことです。

日々を不安な気持ちで過ごすのであれば、コロナウイルスは私たち人間を1つにしたと考えてみましょう。それは、周りを助け合う状況を作ったから。どこの誰であっても、人種が違っても、どんな人生を歩んできたかも関係ありません。

命は命です。命は救われるものです。

周りの人のためだからと言って、この苦しい状況の中で、他人のためにお金を出すことは難しいと思います。でも、だから1%でいい。それであなたのいる地域を支援できます。他の国の人々を助けることができます。

もしあなたが生きているのなら、その命に感謝してください。生きていることに感謝してください。多くの人々の命が失われました。このような状況下では、私たちの命が本当に価値のあるものなのか分からなくなります。だからこそ、私たちがここにいれることに、私たちが生きていることに、感謝しなければなりません。

一緒に進みましょう。"Stay safe"を心がけてください。そして他人に優しく。どんな些細なものでも、周りの人に繋げていってください。そうすれば、一緒に歩んでいることが分かります。全員でコロナウイルスに立ち向かっているのです。


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想像してみてください。この状況下で、もし手も洗うことすらも困難な状況だったら・・・。

最脆弱層の人々の社会経済的ダメージを最小限に抑えるために、我々にできる取り組みを一つずつやっていきたいので、応援を募らせてください。




プロジェクト共催紹介

■公益資本主義推進協議会(PICC)東京支部

PICC(Public Interest Capitalism Council=公益資本主義推進協議会)とは、公益資本主義を全国に広め、世の中を変えるためのきっかけをつくる活動を推進する協議会。公益資本主義とは、米国型の株主資本主義でも中国型の国家資本主義でもない第三の道を指し、原丈人が著書『21世紀の国富論』や自身が設立したアライアンス・フォーラム財団にて提唱している概念。企業を社会的存在ととらえ、株主の利益のみを優先するのではなく、顧客・取引先・地域社会などステークホルダー全体への貢献(公益)を重視する資本主義。

公益資本主義推進協議会(PICC)公式サイト


■NPO法人テラ・ルネッサンス

2001年に設立され、「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現」を目的に活動。「地雷」「小型武器」「子ども兵」という3つの課題に対して被害地域での国際協力事業と同時に国内での啓発・提言を通じて、課題の解決に取り組む。活動地域は、カンボジア、ラオス、ウガンダ、コンゴ民主共和国、ブルンジ、日本の6ヵ国。カンボジア、ラオスで地雷撤去支援、女性義肢装具士の育成、地雷埋設地域村落開発支援、地雷回避教育、ラオスでの不発弾除去支援、学校建設を実施している。

アフリカ3ヵ国では元子ども兵の社会復帰支援、紛争被害者の自立支援、不法小型武器問題の啓発活動に取り組む。日本国内では、平和教育や政策提言活動、岩手県大槌町で東日本大震災支援活動を行っている。全事業に於いて、支援の受け手の自主性とオーナーシップを尊重し、一人ひとり、また各地域の自立と自治を目指している。

NPO法人テラ・ルネッサンス公式サイト


当社(大塚実業株式会社)が今まで行ってきた社会貢献への取り組み

当社では、常日頃から我々ができる社会貢献活動とは何か?を追求し、微力ながらも今まで多くのプロジェクトに参加、企画してまいりました。

そのプロジェクトを一部ご紹介します。

◎公益財団法人CIESF(シーセフ)への支援

公益財団法人CIESF(シーセフ)は、カンボジアをはじめとした途上国の未来を支援する、非営利で国際的な民間の教育支援団体です。「真の愛情と情熱をもった世界レベルの教育者の育成」と「利他の心と国際的な視野をもった高度人材の育成」という理念に基づき、今後も私たちは教育支援の「本質」について考えながら活動しています。


◎くつサポ

あなたのくつを送って、世界をサポート!子どもたちの足もとを、ハダシからくつに・・・。

途上国の水事情を知った時、ろ過に携わっている私たちが真っ先に抱いたのは、子どもたちや妊婦さんなどに安心して使うことのできる水を提供したいという想いでした。しかし、色々と調べてみると、それは街の小さな一企業で取り組むには、あまりにも大きな計画であり、いくつもの壁を越えるのに、とても多くの時間が必要となってしまうことがわかりました。

その気持ちを捨てず、継続させる意味からも、何か直ぐに始められることはないかと模索しました。そんな時、学校へ通う途上国の子どもたちに出会い、その足もとがハダシでホコリだらけということに気づきました。この子どもたちの第2の心臓とも 言われる足を護ってあげたい!これなら直ぐにできるかもしれない。これが、私たちが『くつサポ』をスタートさせようとした経緯です。

限りある大切な資源を、国や地域を越えて分かち合う気持ちが、世界を救うと、私たちは信じております。

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