One stitch one hope

本プロジェクトは東日本大震災で被災した地域のお母さん達を中心に、1sinの2012秋冬商品にハンドステッチによる刺繍や刺し子を仕事として依頼することによる復興応援活動です。

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一針一針心をこめて縫っています。

ファッションブランド1sin(イッシン)は「ファッションビジネスを通じて社会的課題の 解決に向けて取り組む」を理念として活動しています。
“かっこいい”が“誰かのために”にもなるように。


「このプロジェクトの目的と背景」

沿岸地域に職を起こしたい
今回は刺繍や刺し子をするための商品の生産費の一部をCAMPFIREで集められればと思っています。
東日本大震災では多くの方々が住む場所だけでなく、職も失いました。
水産業や漁業を生業とする沿岸部地域は被害が大きく、復興にはまだまだ時間がかかります。
そこで補助的な役割を担っていた女性たちはさらに復帰の目途がたたず、失業保険なども切れ、経済的な負担が増えていくことが予測されます。
仙台市などの都市部と沿岸地域での復興格差も、負担増の要因のひとつのような気がします。

ものづくりを生きがいに
そこで、沿岸部地域のお母さん達に、1sinの商品の生産を仕事として継続的に依頼することで、新たな雇用創出を少しでも応援できないかと考え、2012春夏から一部の地域で活動をスタートしました。その結果、仕事を得てものをつくり、それを売ることで、前向きな気持ちを生み、生きがいづくりにつながること、仮設住宅を中心とした新たなコミュニティ形成にも役立つことが見えてきました。
以上のことから、沿岸部地域の女性たちに働く機会を提供したり就労継続を応援して、自立を応援することが復興応援につながると考え、商品の生産・販売をめざす当プロジェクトを立ち上げました。
現在、2012秋冬の製作を進めています。活動地域は、福島県相馬市、宮城県南三陸町、岩手県大槌町の3か所に拡大しています。


「プロジェクトの具体的な内容」

3地域に、1sinの2012秋冬商品であるシャツ(3種類)にハンドステッチで刺繍や刺し子をお願いします。
1、福島県相馬市、宮城県南三陸町 ハンドステッチ刺繍シャツ「O-S-O-H SHIRT」

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上質な別珍素材のシャツにハンドステッチで刺繍を施します。
(南三陸町ではふんばろう東日本支援プロジェクト(ミシンでお仕事プロジェクト)のご協力を得て活動しています)
http://wallpaper.fumbaro.org/machine(ミシンでお仕事プロジェクトHP)

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刺繍をしているときは「無心になれて嫌なことを忘れる」
「これまでは支援してもらうばかりだったけれど、自分たちのつくる物で誰かが喜んでくれることがとても嬉しい」と話してくれました。
※商品としてご提供できるレベルに達するまで練習を繰り返して技術を身に付けてもらいます。

2、岩手県大槌町 刺し子シャツ「BASIC SHIRT by sashiko」

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胸ポケットに刺し子を施します。
(大槌復興刺し子プロジェクトのご協力を得て活動しています)
http://tomotsuna.jp/(大槌復興刺し子プロジェクトHP)

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刺し子は東北地方に古くから伝わる伝統的な技法で、年配の方々は小さい頃に習っているそうです。いかにして一本の糸で縫い上げるかがポイントで一目一目どこに進めるかを考えて縫い上げます。

3、宮城県南三陸町 パッチワークシャツ「PATCHWORK SHIRT」

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震災前は縫製工場で働いていたり、自らお直し屋さんもしていたお母さんが裁断から縫製まで一人ですべて行います。

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仮設住宅に入居してまず最初に購入したのが中古のミシンだそうです。一人で全行程をこなすので現在のところ10枚程度しか生産できません。

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刺繍や刺し子の報酬として1枚につき1700~2000円をお支払いしています。
またこのプロジェクトを通じての売上利益の10%を寄付などを通じて社会に還元します。


「これまでの活動と課題」

1sinは2011年2月からスタートしたブランドです。
とても小さなブランドですが活動理念のもと
現在は東日本大震災の復興応援活動に注力しています。
これまでの活動についてはこちらをご覧下さい。
http://1sin.net/special/special01.html

課題としてはコスト面の問題が1番です。
現状では一般的なシャツを生産するのより1.5~2倍の費用が掛かります。
理由としては様々ですが
1、行程を細分化することによるコスト増
2、お母さん達は基本的に素人の方なのでロスが多い
3、技術指導などのための現地での講習会の費用、などなど。

1sinの実力不足も多々あるのですが、中にはつくるだけで赤字の商品もあるのが現状です...
それでもこのプロジェクトを継続することはそれ以上に価値があると考えます。
今回支援いただいた金額は生産費の一部に当てたいと思います。
継続することでコストなどの問題も解決が可能で、ビジネスとしても十分に魅力的です。

なによりお母さん達が前向きになります。
東北の被災した地域は家庭の中心にお母さんがいます。
お母さん達が元気になることで地域全体が明るく活気づきます。


「リターンについて」

ご支援していただいた皆様には、金額に応じてリターンをさせて頂きます。

■「リターン1」
500円ご支援いただいた皆様に(人数制限なし)
お礼のメッセージをメールにてお送りさせていただきます。
また目標到達後からはじまるプロジェクトの進行報告をご支援いただいた方に限定で公開 させていただきます。

■「リターン2」
1,500円ご支援いただいた皆様に(人数制限なし)
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リターン1+南三陸ミシン工房特製の「コースター」を1つお送りさせていただきます。

■「リターン3」
3,000円ご支援いただいた皆様に(人数制限なし)
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リターン1+大槌復興刺し子プロジェクト特製の「かもめコースター」を1つお送りさせていただきます。

■「リターン4」
5,000円ご支援いただいた皆様に(人数制限なし)
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リターン1+南三陸ミシン工房特製の「トートバッグ」を1つお送りさせていただきます。
※それぞれお色や柄はこちらで決めさせて頂きます。

■「リターン5」
10,000円ご支援いただいた皆様に(20名様限定)
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リターン1+1sinオリジナルロゴキャップを1つお送りさせていただきます。
※非売品カラーになります。

■「リターン6」
20,000円ご支援いただいた皆様に(人数制限なし)
リターン1+刺し子シャツ「BASIC SHIRT by sashiko」を1着お送りさせていただきま す。
※カラーはネイビーとカーキがあります。
※詳しいサイズなどはメールで後ほどご連絡致します。
※お届けは8月末から9月初旬を予定しています。

■「リターン7」
23,000円ご支援いただいた皆様に(10名様限定)
リターン1 +パッチワークシャツ「PATCHWORK SHIRT」を1着お送りさせていただき ます。
※カラーは1色です。
※詳しいサイズなどはメールで後ほどご連絡致します。
※お届けは8月末から9月初旬を予定しています。

■「リターン8」
25,000円ご支援いただいた皆様に(人数制限なし)
リターン1+ハンドステッチ刺繍シャツ「O-S-O-H SHIRT」1着お送りさせていただきま す。
※カラーはネイビーとブラウンがあります。
※詳しいサイズなどはメールで後ほどご連絡致します。
※お届けは8月末から9月初旬を予定しています。

■「リターン9」
30,000円ご支援いただいた皆様に(6名様限定)
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リターン1+リターン5+2012年春夏の「O-S-O-H SHIRT」を1着お送りさせていただきます。
*福島県相馬市、宮城県南三陸町のお母さんが刺繍部分を縫いました。
*先着順ですが場合によりサイズがない場合がありますので予めご確認下さい。
※詳しいサイズなどはメールで後ほどご連絡致します。
※お届けは目標達成後1ヶ月以内を予定しています。

■「リターン10」
50,000円ご支援いただいた皆様に(6名様限定)
リターン1+あなたのオリジナルデザインで今回の「O-S-O-H SHIRT」に刺繍をしてお送りします。
(女性の方にはお持ちのシャツに刺繍をいたします)
※刺繍は1sin専属の専門家がしますがデザインにより変更をしていただく場合もあります。

■「リターン11」
100,000円ご支援いただいた皆様に(5名様限定)
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リターン1+あなたのオリジナルデザインで今回の「O-S-O-H SHIRT」に刺繍をしてお送りします。(女性の方にはお持ちのシャツに刺繍をいたします)
1sinデザイナーとの南三陸ミシン工房訪問の旅(宿泊費込み)
※現地までの交通費などはご負担していただきます。
※日程などは調整などはメールで後ほどご連絡致します。

ご不明な点がありましたらお気軽にメールにてお問い合わせ下さい。

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「1sinの目指すところ」

1sinは「上質・創造性・実用性・心をこめる」をコンセプトに、
カッコいいものはカッコいいのだと言う理屈を抜きにしてファッションを楽しむ心をブラ ンドの真髄としています。
ファッションブランドである限り最優先するのは“かっこいい”こと。
“かっこいい”と“社会性”はトレードオフではないと考えます。
電気自動車を購入する時にエコロジーを意識する様に
ファッションを楽しむこと、装うことが
世の中の課題とつながることを目指して今後も活動していきます。
震災から1年以上が経過し被災地への意識が薄れています。
これからは生活の中に復興につながる仕組みをつくらなくてはならないと考えます。

長々と書いてしまいましたが、私は服屋なので支援とか応援とか関係なく「おお!これかっこいいな」っていう服がたまたま復興に役立っている、そんな状況をつくり出せればいいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。


1sin 藤原新

  • 2012/10/18 16:42

    今春に立ち上げましたプロジェクトで生産した商品も多くの方々のご尽力で順調な売れ行きとなっています。 現地のお母さん達も自分たちでつくった物が東京等で販売されて、 何も知らないお客さんが買っていくのを知ってとても驚いています。 そうなんです、1sinでは商品に大きく復興商品...

  • 2012/08/14 15:57

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2012/07/09 15:02

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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