◆講演会の予告動画◆↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=x9c3qCud9fc&feature=youtu.be

 

○ごあいさつ

はじめまして。
NPO法人くさつ未来プロジェクト代表理事の堀江尚子です。

 

私たちは、『世代を超えて人と人がつながる場所=社会的リビングを、地域にたくさん作りたい』という思いで、滋賀県草津市で活動しています。
地域の人と人とのつながりが、地域の子どもたちの安全を見守る目となり、育てる手となり、それが、子どもたち一人一人の笑顔を輝かせることにつながるということを、日々実感しています。


○子どもに本気の「命」の授業を届けたい

今回、クラウドファンディングとして出させていただいた講演会のテーマは、

「命」です。

「命」と聞いて何を思い浮かべる?と、
子どもたちに聞くと
「一人一人のたからもの」
「大切なもの」
「へその緒」「陣痛」「赤ちゃん」
と、返ってきました。

  

 

次に「自分の命」についてはどう思う?
と聞いてみると、
「どんなに苦しいことがあっても生きることをあきらめない」
「感謝」
「愛」
と、とても良いイメージを持っていることが分かりました。


しかし「命」に対して、このように良いイメージを持てない子どもが、今、たくさんいるのです。

  

今回、私たちが企画した
「あ〜ちゃんの虹」林ともこ氏講演会
〜この世にダメな子は一人もいない〜
with JERRYBEANS & yokko

は、「総動脈幹遺残」という重い先天性の心疾患を抱えて生まれ、小さな体で手術に耐えながら、何度も危機を乗り越え、6年間2236日を力いっぱい生き抜いた、あ〜ちゃんこと明音ちゃんの物語です。その物語を通して、母親である林ともこさんが「命」について、語ります。

  

心疾患から、脳出血、水頭症、脳性麻痺と、様々な病気を抱えながらも、生きることを決して諦めなかった、あ〜ちゃん。
私たちが普段、物を食べたり、友だちと遊んだり、泣いたり、笑ったり…当たり前だと思っていること全てが、決して当たり前のことではない、奇跡の連続なのだということを、あ〜ちゃんは教えてくれます。

そして今、当たり前にある自分の命、そして、周りにいる大切な家族の命が、決して当たり前のものではなく、儚いもの、脆いもの、決して永遠にあるものではないことを教えてくれます。だからこそ、「明日」じゃなく、「今」命と向き合うこと、そして「今」を精一杯生きることの大切さを伝えてくれます。

  

この講演会を通して、誰一人として、無駄な命はない、すべての「命」が、かけがえのないものなのだということを、子どもたちに知って欲しいのです。
だから、人の「命」は、絶対に傷つけてはいけない…それと同じくらい、自分の「命」も傷つけてはいけない…それを肌で感じ取って欲しいのです。
子どもたちに、「命」の重さを実感してほしいのです。

また、今回この講演会は、林ともこさんの講演とともに、滋賀県出身の3人組ロックバンドJERRYBEANS 、手話シンガーソングライターyokkoとのコラボレーション企画になります。

JERRYBEANS は、双子の兄弟であるヴォーカル&ギター山崎史朗、ドラム山崎雄介、そしてベース八田典之の3人からなるロックバンドで、過去に3人とも不登校で引きこもりを経験しています。少年時代、なかなか生きる希望を見出せなかった彼らが、ある日「音楽」に出会い、プロのミュージシャンになるという夢を持ち、結成されたのがJERRYBEANS です。

現在はライブを通して、不登校やいじめで、自分の「命」を責めたり、諦めたりしようとする子どもたちに「1人じゃない」と熱く語り、歌を通して、多くの人たちに勇気と笑顔を届けています。

そして、手話シンガーソングライターのyokkoは、滋賀県を中心に、全国の教育施設や福祉施設、また地域のイベント等で、講演やライブを行っているアーティストです。ある時、喉の痛みから、一時的に声が出なくなり、自身の音楽活動に向き合うことになりました。そんな時に、通い始めた手話教室で出会った講師との会話をきっかけに、手話をつけて歌うという、現在のスタイルが生まれました。
さらに手話通訳や歌詞字幕などをライブに取り入れ、聴こえる・聴こえないに関係なく、より多くの音楽好きの方が共に楽しめる場所作りを目指して、精力的に活動しています。

 

林ともこさんが「命」を語り、JERRYBEANS とyokkoが、「命」を歌い、この3組のコラボレーションが、全力で「命」の重さ、そして輝きを、子どもたちに伝えてくれます。

○「子どもの命を守る、輝かせる」

その為に私たちができること


今、インターネットやSNSを通して、私たちは簡単に、誰かとつながることができます。「顔が見えない」誰かとコミュニケーションをとり、つながりを広げることは、とても簡単なことです。

でも、すぐ近くにいる「顔が見える」人たち、つまり地域の人たちと会話する機会は減り、そのつながりは、どんどん希薄化しています。
それは子育てにおいても、孤立化を招いています。


私たちが住む、草津市の人口は、年々増加しており、核家族率は全世帯の約50%と、高い比率を占めています。両親2人で子育てをしている家庭がとても多いということです。しかし、両親2人、4本の手だけでは、子育てをするには全く足りない、と私は感じています。

私自身、3人の男の子の母親です。実家は、遠方のため、頼ることができない環境での、子育て…特に、長男の子育ては、ものすごく神経を尖らせていました。母乳を飲ませた後は、必ず息子の服を脱がせて、体重を量る日々。
「15g飲んでる!」
たったそれだけのことで一喜一憂しながら、私と夫、2人で、必死に子育てをしていました。
そんな中、次の年に次男が誕生。誰に頼ることもなく、毎日神経を尖らせ、必死に子育てをする日々…
「優等生でなければならない」
そんな自分自身を縛り続けていた価値観が、見事に打ち砕かれたのが育児という命のための最大の仕事に向き合った時でした。

 

 

人は、そもそも集団の中で生きるようにできています。子育ても、本来は人と人とのつながりの中で行われるものなのです。助けてほしい時に、「助けて」と言える環境でこそ、本当にのびのびと子育てができるのだと思います。
そのために、日頃から人と人がつながり、みんなで一緒に子育てをする…子どもを抱っこする手が何本もある…私たちは、そんな地域を作っていきたいのです。

  

 

○クラウドファンディングを行うにあたって

私たちは、この講演会をたくさんの人たちに届けるために、クラウドファンディングをすることを決めました。しかしゴールは、決して講演会の成功ではありません。私たちのゴールは、「世代を超えて人と人がつながる場所=社会的リビングを地域にたくさん作ること」です。子どもを抱く手が何本もある地域づくりです。この講演会を含む、NPO法人くさつ未来プロジェクトが企画する全ての活動が、「世代を超えて人と人がつながる場所」になることを目指しています。

「地域の子どもは地域が育てる社会」
「みんなで一緒に未来を担う子どもを育てる社会」
そんな社会を実現させるには、私たちの力だけでは不可能です。皆様の応援が必要なのです。

もし、私たちのこの思いに賛同いただけましたら、ぜひ力をお貸しください。
応援、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

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