地面か、木か、人間か作ったものかわからなくなっている古物が好きです。世は平成から、令和になるところ。過去のものとなっていく平成・昭和の面白さや趣を伝える古物商を作ります。

ルカと言います。山梨県北杜市と東京都三軒茶屋を行き来する、二拠点居住のデザイナーです。クラフィックをメインにWEB制作や、ブランディングの仕事をしています。母の実家が石川県輪島市にあるので、漆や和菓子に小さい頃から親しみがあります。大学では漆や素材加工、デザインの勉強をしていました。

古物商を始めようと思ったきっかけは、フリーランスになって3ヶ月となった今、今よりさらにいろんな人といろんな物を共有し、一緒に遊べるような関係を作っていきたいと考えたからです。


私は広い意味の古いものを愛しています。

地面に落ちていたり、人の手を渡り歩いたりして、然るべく傷を受けたり、風化したりして、最初より格好良く(主観である)なっているもの。それは人工物であっても、自然物であっても構わない。場合によっては、同一のものではなく習って作られ、引き継がれているものでも良い。あるいは、年をとっていく人間自体も同じ感覚で好きだと思っています。

2014年、黒曜石を入手・分類し、削っては金箔を貼り、炉にかけて反応を確かめて作品を作っていました。(写真撮影は友人)


2015年、鹿角を加工した作品を作り、写真を撮影したものを卒業制作として、提たしました。この時は、何をやっているんだとよく言われました。(撮影は友人による)


2017年、地域ブランディングの一環として、和菓子におけるビジュアルデザインを研究し、大学院を卒業しました。

写真は金沢、吉はしの上生菓子。私の尊敬するお菓子屋さんです。この菓子の名前は「漁火(いさりび)」。 夜、漁夫が魚やイカを寄せるために焚く火のこと。ゼリー部分に包まれた餡が仄かに透けて見えます。ただ、吉はしの菓子の美しさは、黒文字を通した先にあるのです…

美しい赤と黒に金箔が映える。夏の夜の海上に浮かぶ炎が目に浮かぶよう。こんなに金箔を綺麗だなと思うことがあるだろうか…


2019年、自らが住む三軒茶屋のシェアハウスにて、蚤の市のイベントを開催しました。昭和の人工物と鹿角・黒曜石・縄文土器などが、ごたごたと並ぶ空間を作った。正直、並べただけでうっとりでした。


3月に、自身で撮影したポートレイト。平成の面白さとは、こういったびかびかしたゲーセンの感じに見られるようなものだと思っています。

改めて思う。世は平成から令和になり、平成・昭和の面白さも過去に近づく今、魅力を伝える古物商をやってみたい。もし、共感いただける方がいらっしゃいましたら、どうぞご支援お願いいたします。


海外・国内問わず、昭和・平成の古物を愛する人たちに向けて、古物の物販を行います。まずは、漆物・反物の二種類をメインに、オンラインでの物販から始める予定です。


資金の使い道

200000円:初期費用(最初にかかる仕入れのためのお金)
150000円:営業所設営費
50000円:古物商許可申請費

※ 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


実施スケジュール

5月末:プロジェクトを締め切る
6月中:古物を集める
7月中:古物商オープン


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