ボクシングWBAアジアイーストスーパーバンタム級チャンピオンの中川 麦茶です。17歳の頃にアルバイトで貯めたお金を使いボクシングに通い、今年の5月19日にタイトルを取りアジアチャンピオンになりました。

幼少期に家庭が貧しく、常に冷蔵庫の中には、麦茶“しか”なかった頃の思い出を反骨心としながら、中川 麦茶というリングネームをつけました。

世界チャンピオンを目指し挑戦中の私ですが、ボクシング以外にも叶えたい夢ができ、それを多くの方に知っていただくと同時に、一緒に叶えることが出来ればと思い、クラウドファンディングに挑戦することにしました。

ボクシングの練習や試合などで、東南アジアに遠征に行きます。ある時、遠征でフィリピンの街中を歩いていると嗅ぎ慣れない異臭を感じ、路地を見ると日本の街中では到底見ることのないくらいに積まれた、ゴミの山に出会いました。

ゴミ山では多くの子どもたちがゴミを漁っています。そこで「何をしているの?」と思わず声をかけると、子どもたちは「生計を立てるためにゴミを拾っているんだよ」と教えてくれました。

日本では見ることのない光景。そこで必死に生きる子どもたちに興味を持った私は、ゴミ山の子どもたちの家庭に案内をしてもらったり、一緒にバスケットボールをして遊んだりとその地域で時間を過ごしました。

そこで驚いたことに、フィリピンのゴミ山にいた子ども達の身体能力は非常に高いのです。

その時、自分の中で一つの夢ができました。

このゴミ山の子ども達に栄養が管理できる状態とボクシングの技術を学ぶことができる環境があれば、自分のようにアジアや世界で戦うことのできるボクサーが生まれ、子ども達の未来は明るくなるのではないか?と。

実際にボクシングはフィリピンではお金を稼ぐことのできる人気の競技です。

ど田舎の貧困地域からアメリカで活躍する選手になり、政治家として活動をしているマニー・パッキャオという選手がいます。この地域からも、そんなロールモデル的な子どもたちを輩出していきたい、と強く思いました。

その夢の実現のために、試合や練習とは別にプライベートでフィリピンに足を運ぶようになりました。

子どもたちと一緒に、郊外のお店に行き、お腹いっぱいご飯を食べさせてあげたり、お菓子を食べさせてあげたりしました。

経験を少しでもすることにより、「夢を見られるようになり、ゴミ山の環境から抜け出したい」と思うようになるのでは!と考えるようになったからです。

将来はボクシングジムを立ち上げたいという思いを実現するために、現役の間は、フィリピンの現状を多くの人に知ってもらいながら、子どもたちに未来を見る力を届けて行きたいと思い、ボランティア団体MUGIを立ち上げました。

フィリピンにて、「仲間」や「一緒に活動してくれる人たち」を連れて行きます。そのうえで、現地の環境や現状を知ってもらう機会を作っていきます。

そのためにかかる費用を、今回、僕の夢に共感していただける方がたにご協力いただいて集め、子どもたちの未来を一緒に作っていける仲間にも出会いたいと思っています。

クラウドファンディングを通して一人でも多くの人にこの現状を知ってもらい、活動に参加をしていただくことで、子どもたちの人生が明るく開けたものになることを期待しています。

今回集めた金額に関しては、リターンにかかる費用、手数料を引いた全額をプロジェクト実施に役立てます!

具体的には、2019年3月、6月、9月、12月に実施予定で主な内訳に関しては、
炊き出し食材費 1エリア 4万円×3エリア×4シーズン=48万円
ボクシング用具 5万円×4=20万円
の合計68万円を考えております!

皆様のご協力をいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 2019/01/18 17:55

    みなさん、こんにちは。先日、後楽園ホールでボクシングの試合を行いました。残念ながら結果が伴わずに悔しい思いでいっぱいですが、皆さんの応援で強い気持ちを10ラウンド持ち続ける事ができました!ボクシングモバイルでこの試合結果と、今挑戦中のクラウドファンディングのことも取り上げていただいた記事を書い...

  • 2019/01/09 23:05

    遅ればせながらですが、明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願い致します。フィリピンのゴミ山で暮らす子どもたちのためにはじめたこのクラウドファンディング。残り17日で59%で達成までこぎつけます!そんな中、1月12日に後楽園ホールで試合に出場します!その試合についてと、先日ボクシング...

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