2018/09/23 12:50

おかげさまで、9月13日(木)からクラウドファンディングを開始しまして9月23日(日)の今日までの10日間で1,091,030円の支援を頂くまでの結果になりました。本当にご支援頂きました方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。

今日は、目標達成のお礼と今後の活動報告について、そしてクラウドファンディングを行うことで生まれる心境などについても触れてメッセージを残させて頂きたいと思います。

先日、Facebookの方でも記載させて頂いたのですが、クラウドファンディングという資金調達方法についてですが、正直不安な事も多くございました。「サービスが先、利益は後」という言葉を残したのは宅急便の生みの親、小倉昌男さんです。私も過去に在籍をしていた経緯もあり実業家として強い憧れを持っている方です。
この言葉は、「しっかりと根拠のある予測を立てて、そのために必要なことを導き出しなさい。その”必要なこと”を満たすことが重要ならば、それは利益にも先立って追い求めるべきものである」というものです。大きな視点で見ると、連なったストーリーとしての経営戦略が目に見えているなら、金銭のトレードオフ、大きなリスクをとってもサービスを作り出すべきという事だと解釈しています。

小さな視点でみると、サービスは作り出す事が先であり、収益はその対価であるという考え方にもなるのかと思います。
その点を重視して考えればクラウドファンディングという資金調達方法は商品が5割程度完成した時点で先行してマーケティング活動を行うというものなのでしょう。資金調達に加え、広報活動の機能を併せ持ったツールなのですよね。私も古い考えが頭の中にある人間ですので、これには「どうも腑に落ちない」と悩んでもしまいました。

一方、D2C(Direct to Consumerの略で、消費者に対して直接商品を販売する仕組みのこと)やfabless(工場を所有せずに製造業としての活動を行うビジネスモデル)が加速して、誰しもがメーカーになりうる時代にクラウドファンディングというツールはとても重要なサービスであることも理解できました。メッセージや物語は人の心を動かすこともできるのだと。

プロダクト・アウト的な考え方を持ちつつ、マーケットに対して早期に訴求ができる点。そして、情報感度の高い方に対して訴求できる点。合理的にも優れている点も多々感じました。
ただ、とても重要なことは、本質的にサービスが先であっても、調達が先であったとしても、プロダクトまたはサービスの品質が最重要であるということ。これを体験をもって理解させて頂いたのが今回のプロジェクトでした。

私達がこれからリターンの提供までに実行することは、「期待値」を超える商品作りです。
皆様、それぞれが投資して頂いた想いは別々だと思いますが、メーカーは商品がすべてです。
想像以上に美味しい。想像以上におしゃれである。そうした驚きを作れる商品に仕上げる必要があります。リターンの提供まで最短で2ヶ月程度。ドライドビーフをより洗練させて行きたいと思います。期待してお待ちいただけましたら幸いです。

※写真はドライドビーフに利用するジャークロのイチボになります。

今後の活動報告についてですが、主に商品パッケージの作成(デザイン、印刷)、商品の調整(カット、塩味の調整)、賞味期限の調整、品質責任。多くの事をこれから進めていく必要があります。都度掲載をして支援者の皆様にも報告してまいりたいと思いますので引き続き、気にかけていただけましたら幸いです。

お肉×テクノロジーという得体の知れない分野への調整をはじめましたが、一つ一つ現実に変えていき、積み重ね、ひらすら歩み続け、たどり着いた先でやっと振り返って見ようかと思います。大局では何年後に振り返るのかはわかりませんが、日々のPDCAは怠らないつもりですのでアドバイスをいただけましたら嬉しく思います。まずは簡単ですが、今回ご支援いただきました事、心より感謝申し上げたいとおもいます。有難うございます。