2017/10/01 11:13

「ご先祖様の大切さ」を伝える無料webのプロット(ページ&コマ割り)ができあがりました。

ちょっと自信のない父親が息子と一緒に「命の積み木」を通して、ご先祖様の大切さを知り、そして自分の存在の価値にも気づいていきます。

けっこう、ドラマチックなストーリー展開になっていますので、どうぞご覧ください。

 

【1】
1.★実家

2.父「はぁ…」
息子「はぁ…」

3.祖父「なんじゃあのふたりは
せっかく久しぶりに実家(こっち)に帰ってきたと思ったら、ため息ばかりつきおって」
祖母「これからみんなでお墓参りだっていうのにねぇ」

4.母「すみませんお義父さん、お義母さん
ちょっとあんたたち、もう少しで出かけるよ!
準備できてるの?」
ビクッ
父「あ、ハイ」
息子「大丈夫です(たぶん」

 

【2】
1.父(はぁ…昨日の仕事のミス、どうやってリカバーするかなぁ
最近何やっても空回りって感じだ…周りのやつらにも呆れられてるんだろうなぁ…)

2.息子(はぁ〜なんで今日に限ってゲーム持ってくるの忘れちゃったんだろ
だからお墓参りなんてイヤなんだよな〜つまんないしめんどくさいし…)

3.父「…そういやお前、家で宿題やってこなかっただろ
あれだけ言ったのに」
息子「あーもう
帰ったらやるってば!」
★ガタッ ソファから立つ 息子手前

4.父(ったく
コイツはコイツで、やることやらないし)
息子(おとうさんはいちいちうるさいし)
「あー
なんか面白いものないかなー
…ん?」
★ガサガサ 戸棚 パパ手前、息子奥

 

【3】
1.★息子の顔アップ
息子「なんだこれ」

2.息子「…積み木?」

3.息子「こんなオモチャあったっけ…」
父「なになに、「命の積み木」だって?
面白そうだな、ちょっと組み立ててみようぜ」

4.「えっと
こんな感じかな…」

 

【4】
1.息子「けっこうバランスをとるのが難しいね」
父「うん
でもだいぶ積み上がっ…」
★ふたり横顔

2.「……
えっ?」
★ふたり前を見上げる

3.★たくさんの家族が浮かび上がる

4.息子「お…おとうさん!」
父「これは…昔の人たち?
積み木を積むたび…頭に浮かんでくる…?」

 

【5】
1.父「「命の積み木」…そうか
これは家系図の形なんだ」
★パパアップ

2.父「一番上の積み木が、今の俺たち…
そして下へ行くほど、ずーっと昔のご先祖様を表してるんだ」
★積み木全体像

3.息子「へぇーっおもしろいね!
あ、じゃあさ!」

4.息子「この、下のほうの積み木を抜くと
どうなるんだろう…?」
★黒いグラデへ

 

【6】
1.★黒いグラデから
昔の家外観

2.★家族で食事のシーン

3.★子供正面 左右に両親

4.★積み木を引き抜くシーン

 

【7】
1.★箸が落ちる カランッ

2.★子供 ドクンッ

3.★ガチャアン
俯瞰 両親駆け寄る

4.積み木が崩れるシーン

息子(…え?
なんだこれ?)

 

【8】
1.息子(僕の身体が
消えていく…?)
★姿が消えかける息子
前に崩れ舞う積み木

2.息子(ウソでしょ?
おとうさんも?)
★何か息子に呼びかけながら消えかけるパパ

3.息子(積み木を
崩したから?)
「うわーっ
イヤだよー!」

4.★フワッ光

 

【9】
1.「!?」
★無事に座っているふたり
目の前に座って積み木を積み直しているおじいちゃん

2.息子「あ、あれ?消えてない…?
あれ、おじいちゃん?」
祖父「どうやら見えたようじゃな、お前たちにも
ワシも若い頃に見たよ」
★崩れた積み木を再び積んでいくおじいちゃん
カチャ カチャ

3.祖父「ずっと昔からのご先祖様の姿を…この積み木の向こうにな
どうだ、なにか感じるものがあったか?」
★積まれていく積み木てっぺん アップ
カチャ…

4.息子「…うん
僕わかったよ
この積み木を外した瞬間に…」
★息子積み木のてっぺんを見ながら

 

【10】
1.息子「いま僕がここにこうして生きていられるのは
僕を支えてくれているたくさんの積み木…ご先祖様がいてくれたからなんだね」
★積み木の下のほう

2.父「昔は今みたいに医療技術も発達していない中で、病気や戦争で沢山の命が消えていった…
そう考えると、いま俺たちがこうしていられるのは奇跡みたいなものなのかもしれないな」

3.祖父「…うむ、それがイメージできたなら十分じゃな
さて!そろそろお墓参りにいこうか」
★立ち上がるおじいちゃん
息子「……
うん!」
★見上げる息子

4.父(……
まだ積み木、余ってるな)
★座ったまま残りの積み木を見下ろすお父さん

【11】
1.★座り後ろ姿、積み木の続きを積むおとうさん
カチャ カチャ…

2.★空への白グラデ

3.★白グラデからの空

4.孫「パパ
はやくはやくー!」
★墓地

 

【12】
1.祖父「ウチのお墓はこっちじゃよ」
孫「まってよ、ひいじーちゃん!
パパー、こっちだってー!」
★娘アップ 遠くにじいちゃん

2.息子「こらー
走るとあぶないよー!」
父「ははは」
★成長した息子、妻、おとうさん、おかあさん、おばあちゃん

3.父「なつかしいな
あの日も、ちょうどこんな感じだった」
★おとうさん横顔

4.息子「あの日…って?」
父「例の、「命の積み木」を見つけた日だよ
もう20年くらい前か」
息子「あぁ!
なつかしいね!」
★振り向く息子

 

【13】
1.息子「あの日からだよなぁ
あぁ、お墓参りって大事なんだな…って思えたのは」

2.父「実はさ、とうさんあのあと
あの積み木の続きを、ひとりで積んでみたんだ」
息子「えっ?続き?」
父「うん
そしたら、今度は何が見えたと思う?」
★手前におとうさんの横顔口元、奥に息子

3.父「「未来」だよ
お前が大人になって、家庭を築いている…そんな未来だ」
★おとうさんの目アップ

4.父「そう、ちょうどこんな感じの光景だった
それで俺、あの積み木の「もうひとつの意味」に気づいたんだよな」
★息子と奥さんとその子

 

【14】
1.父「ご先祖様がいたから、俺がいる
そして俺もいつか、誰かのご先祖様になるんだ…ってことに」
★積み木をバックにおとうさん

2.息子「…!」
★ハッとする息子
父「そうやって過去から未来へ、命はつながれていく
そういう大きな流れの中に、自分はたしかに存在している」

3.父「それってつまり、俺たちは存在していることに意義があるってことだよな
こうして生きているだけで…俺たちには価値があるってことなんだよな」

4.息子「…なるほどね
そういえばあの日以来、ちょっとおとうさん変わった気がしていたよ」

 

【15】
1.父「なんか、それに気づいたらさ
変に自分を他人と比較して落ち込んだり、必要以上にお前をしっかり育てなきゃ…とか悩んだりしてた気持ちがウソみたいに晴れて
なんかすごく気持ちがラクになったんだよな」

2.父「あぁ、俺はここにいるだけでいいんだ
息子も、ただ元気でいてくれればいいんだ…って
そう思えたんだ」

3.息子「まぁ、その割には
相変わらず勉強勉強うるさく言うのはあんまり変わらなかったけどな」
父「あ、あれは
お前こそ相変わらずゲームばっかりやってるから仕方なくな…」

4.母「ちょっとあんたたちー、何やってるの?」
孫「パパー!じいちゃん!」
妻「しっかりお参りしなさいよ!」

 

【16】
1.息子「あぁ、ごめんごめん!」
父「いま行くよ!」

2.★お墓に駆け寄るふたり
おわり

 

マンガのストーリーは、父親と息子を軸に話が展開していきます。

息子が子供頃に一緒に体験した「命の積み木」

そして、20年後に話が飛び、息子も大人になり自分の家族を築いています。

そこであの日に見た「命の積み木」を思い出します。

 

このプロットに絵が入ったらと思うとワクワクしてきます。

どうぞ、ご期待してお待ちください。