2020/05/04 21:37

 こんばんは。

5.3 「捜査会議」オンラインイベントへご参加いただき、誠にありがとうございました。

今後、定期イベントを開催し、サロン内の賦活化となれば良いですね。


さて、Pay Activity『Face灸Face』をリリースいたしました。

お灸の有用性・可能性をひろげるためにも、前例のないアプローチを展開していきます。

早速、気になる灸の治効をみなさんにご説明していきましょう。

わたくしの主観による見解も交えていきますが、どうかご了承願います。


まず、お灸の歴史から。

 お灸はヒトのカラダに点在するツボによもぎの葉の裏の綿毛だけをとり出したもぐさを置き、火をつけて、ツボをあたためることで血行をよくし、ヒトが持っている自分で治そうとするチカラ、自然治癒力を高めて、カラダにおこっている症状を改善します。
今のようにレントゲンもMRIもなかった時代、カラダの内部は未知の世界、そこでおこっている症状もわかりません。手でカラダをさすったり、押したりしているうちに、カラダの中でおこる症状がやわらぐポイントがあることがわかり、試行錯誤をくり返し、集大成されたのがお灸のツボ。ツボはお灸による治療法の根本なのです。
このお灸が日本に伝えられたのは奈良時代、仏教とともに中国から伝えられました。
お灸は明治時代に、政府によって日本の医療を西洋医学とするという決定まで、1000年をはるかに越えて、漢方と共に長く日本の医療を支えてきたのです。
西洋医学は症状をひきおこしている原因を手術で取りのぞくことで解決をはかります。外科手術をおこない、感染症などにも強く、世界の医療と位置づけられてきました。

しかし、近年になって、慢性疾患への対応や、世界的に高齢化社会へと向かうなか、予防医学の必要性が見えてきました。治療としての医療から予防医学、未病への取組みが必要とされるようになり、2000年以上も前から病気がおこる以前の未病の段階で治療することをめざしてきたお灸をはじめ、東洋医学が今、世界の注目を集めているのです。

---せんねん灸HPお灸の歴史引用---

灸の歴史的背景を頭に入れた上で、実際の施術現場から見えてきた話をしていきましょう。


沖縄での施術のようす(写真使用承諾済)

中国・大連 病院関係者への施術(〃)


このように頸部から肩にかけて、また全身への施術をとおして、身体を快方へと導いていきます。いずれも鍼と併用して効果を維持し、治効率をあげております。

では、灸単独での利用は、どうだろうか。

ここからわたくしの見解を踏まえてまいりますが、灸はやはりその温熱刺激により、冷え関連の症状には、もっとも有用であると考えています。

腹部の冷えや腰部の冷え、手足の冷えに対しては、灸を優先的に使用します。特に冷えが生じている場所や経穴部位(ツボ)には、お灸を数回同じ場所、もしくは少しずらして熱刺激を加えていきます。温めてあげて、血流の改善を図り、冷えやむくみを軽減していきます。

それだけ?

いえ、まだまだ灸によるアプローチはあります。

それは、痛みへの疼痛ケアです。鎮痛とも言いますね。今、自身におこっている痛みに対して灸の熱刺激を加えることで、痛みが軽減してくれます。痛みに対しては個人差もあり、痛みの感受性・痛みを認知する感覚において程度の差があります。一様にはいえませんが、おおよそ、灸を施したあと、痛みを覚えていた場所が「痛みから逃れられる」「痛みが和らぐ」「痛みのパーセンテージが下がった」などの声を患者さんからお聞きし、わたくしも施術現場で安堵することがよくあります。

鍼の先生によっては、お灸を専門に開業されている方もみられます。

私は鍼と灸を併用しておりますが、患者さんのお身体の状態によっては、灸治療をメインに置き、鍼を数分間といった手技もおこないます。

とどのつまり、一人一人、身体の状態は違うわけで、治療アプローチも自ずとオーダーメイドとなるわけです。もっとも、基本的な経穴(ツボ)や、常用穴(どんな疾患にも使うツボ)の組み合わせで、治療工程を考えていきます。一端のアーティストですね。鍼灸は、メディカルアートであると、どっかの偉い先生が国際学会で言っておられましたが、あながち間違いではないなと、気づき始めた今日この頃です(笑)。


お灸の種類もいろいろ♪

***

 灸治療を取り入れている鍼灸師に対する調査では、灸はアレルギー疾患、不眠症、めまい等の慢性疾患や、頭痛、関節痛などの慢性由来の健康障害の治療に適しているといわれています。灸の守備範囲の広さは、我々施術者にとっても頼りになる存在です。

鍼灸は伝統医学、あるいは経験医学といわれております。前人が生み出し、脈々と受け継がれてきたはり・灸医術の灯をかき消すことなく、後世に残していかなくてはなりません。大学病院勤務の先生からは、わたしたち世代(30-40代)が東洋医学の啓蒙活動を率先して行わなければならないと強く仰っておりました。その中に、私も強制加入させられております。

サロン内の健康・養生活動をはじめ、みなさまのお身体が豊かになるよう、Face灸Faceをはじめていきます。詳細は、以前のアクティビティ記事でご案内させていただいておりますので、併せてお目通しいただけましたら幸いです。どうかひとつ、よろしくお願いいたします。


さてと、研究作業にもどりまーす。


京都よしだ鍼灸院

院長 吉田友一

https://www.kyotoacu.com/


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