2022/01/08 23:41

こんばんは!踊る社長です。

今夜の記事はバレエ団の副代表であり、バレエ写真家の後藤が書いたものをお送りします。

本当は1/5に出したかったのですが、ずっと請求しても書き上がって来ず 笑
#記事関係はほぼ間違いなく納期が遅れることに定評のあるスタッフです
#朝のおはツイだけは本当に毎日欠かさずやっているので、それは本当にすごいと思っています。

そして今夜、熟成された記事がついに上がってきました。期待してご覧ください!


写真展「Sunrise 」が出来るまで


-ロケハン編


みなさま、こんにちは、後藤奈津子です。

普段はバレエ団の副代表として、団体の管理、運営にあたっていますが、ここ一年ほどで、お仕事の分量の中で撮影がかなり増えました。


きっかけはコロナ禍にあって、バレエ団活動を模索する中で、LIVE配信や動画、写真撮影をするようになった事でカメラを手にせざるを得なくなったことでした。それまでカメラや写真には全く興味はなく、どちらかと言えば苦手意識の強いジャンルでした。


ですが、撮影、作品制作を通じて、バレエをかたちのあるものとして多くの方にご覧頂く、それもバレエダンサーがいちばん見せたいと思う、最高の瞬間をずっと残せるという事を徐々に実感していきました。その後は、グループ写真展や展示会場協賛などを通じて、一線で活躍する素晴らしい方々から惜しみなく助言を頂き、カメラを手に取ってから一年足らずという短い期間ではありますが、ここまで写真撮影というものを事業化することが出来ました。また、11月には、イタリアの国際写真コンペティションEPAで第二位を受賞させていただきました。


今回の写真展「Sunrise 」は以前の作品“Sunset-夕日“をもっとよくしたいという思いがずっとあり、それを理想に近づけるため制作に取り掛かりました。


今回のロケハンは12月中旬に行い、実際のダンサーの撮影は月末というスケジュールでした。


都内からほど近く、なるべく海の水平線が長くて、何も建物などがないところを探しました。

他の方がロケハンで何をなさるかはわかりませんが、大体、実際に撮影したい時間帯に現地に出かけて実際の撮影と同じような事をします。

ロケハンに行くと、実際にダンサーと撮影したい場所であれば、未来に撮影している様子がふわぁーっと先に体験できます。なのでそれをなぞって撮影のリハーサルと場当たりをするようなものです。ダンサー達の姿が見えなくなるまで確認の撮影をして、ロケハン終了です。

あまり言葉でうまく表現できなくてすみません。


基本的にロケハンは一人で三脚を持って行くことが多いですが、今回は近くで知人が撮影をしていたので、「あーやって、こーやって逆光で私の写真を撮って!」とお願いしたら快く撮ってくれました。



私のリクエスト以外にスナップでも何枚か撮影されていたようで、そのうちの一枚に白昼夢、というタイトルがついていました。なぜこんなタイトルにしたのか聞いてみたところ、「なんだか夢の中にいるみたいだったから」との事でした。


写真家として、風景を撮影して素晴らしい作品を作られている方が思い浮かぶだけでも多くいらっしゃいますが、私は風景の写真が撮れません。

後藤が撮ったダンサー以外の写真たち
金魚と花です by岡脇


もちろんシャッターは押せますが、どう向き合って撮影していいか分からないのです。この事をずっと自分でも消化できずにいましたが、最近ようやく今の自分の興味が、儚く美しいバレエダンサーの今の姿をひとに届けることにあるので、ダンサーがいないところでは何を撮っていいか分からないという事に気づきました。

ですので、最終的にダンサーと撮る事が決まっているロケハンに出かけて、一見、風景を撮影しているように見えても、私は次にダンサーと撮影する未来の映像を追いかける世界に耽っているので、”夢の中にいるみたいだった”という印象を与えたのだろうと思いました。

というわけで、私はバレエダンサーがカメラのレンズの向こう側にいなくても、バレエダンサーを撮っているようです。

もしかしたらちょっと変な事を書いているのかもしれませんが、Sunrise のロケハン編でした。


オンライン非公開の写真も多いので、実際の展示にお出かけくださいましたらとても嬉しいです。


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