2019/06/27 10:04

バリ島北東部沿岸の三大製塩地・アメッド、ティアニャール、テジャクラ の製塩状況を調査してきました。

この地区の海岸はクサンバの海岸とは異なり砂利からなる海岸で、その状態では海水散布も意味がないため陸地部に赤褐色の粘土系土を敷き詰めそこに海水を撒きかん水作りをしています。

従って出来上がってきた塩はクサンバ塩とは異なりいずれの地域の塩とも少し褐色味をおびています。

また、この地区はバリ海の表層水が流れており透明度が高いためダイビングポイントにもなっています。

一方東部のクサンバ地区は海洋深層水の乱流通過海峡なので海水の透明度も落ちています。

これは取りも直さず深海の色々なミネラル成分が混ざっている証にもなり、海岸線の目と鼻の先でカツオがよく飛び跳ねているのを見かけます。

これらの事を考えるとクサンバで作られている白色塩の良さが分かりました。