
久しぶりにアクティビティ投稿をしてみようと思います。
先日、10月のリターンを会員のみなさまにお届けしました。
今回は、自分の「そのまんまの日常」を描きました。
小さな子供がお姫様やお城の絵を描きたいように、
自分もときどき、架空の夢の世界を描くことで憂さ晴らしをしてしまうことがあります。
描く自分はとてもワクワクして楽しいのですが、絵の中に出てくるお姫様のドレスやお城のつくりを本当によく勉強しないと、見た人に何も伝わらない、薄っぺらい絵になってしまいます。
それなので夢の世界を描きたいときは、味わったことのない対象についてよく調べるため、本を借りて勉強したり、想像力をふくらませ、筆をとる前に勉強と想像の時間を大幅に取ります。
そうして出来上がった絵は、見た人に伝わるときはあるのですが、やはり安直な「描きたい」という気持ちだけで筆を取り、人に伝えるまでに至るのは本当に大変だなといつも感じます。
だけど、「そのまんまの日常」は、あまりワクワクしないけれど、特別な勉強をしなくても、シンプルに目の前のものを描くことで、自然に人に伝わる絵が描けると感じています。
今回の作品が伝わるものだったかはわからないけれど、
自分の中では、新しい当たり前を発見できたような、いい制作をすることができました。
ちなみに、今回の作品でしらすとたまごかけごはんをよそっている器は、11月10日から一緒に展示を行う予定の、大川和宏さんの作品です。(テレビの番宣のようになってしまい恐縮です、、、笑)
指で土を練った跡がそのまんま残っているお茶碗の底を触ってみると、なぜかしっくりと持ちやすく、そして見た目よりもたっぷりとごはんをよそうことができます。
展示会について、
大変なご時世ですが、もしお越し頂ける方がいらっしゃれば、とても嬉しいです。
11月14日土曜日は全日会場に居る予定です。
(会期後、展示の様子はしっかりと写真でお伝えする予定です。)
日向はぽかぽかと気持ちいいものの、日が陰ってしまうと急に寒くなります。
みなさまどうぞ、体調にはお気をつけて。
漆原さくら
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